2019年10月16日 (水)

eiden

後日記載します。

2019年10月 5日 (土)

高野百合絵さんの魅力「カルメン」ハイライト

神奈川区民文化センターかなっくホール主催で、「カルメン」を60分にまとめ、親子向けと言ってよい市民オペラ公演を5日午後、同ホールで楽しく拝聴した。副題として「mini miniオペラ ようこそ!魔法の箱へ」とあり、「魔法の箱」はホールを指す。拝聴のきっかけはメゾソプラノの高野百合絵さんからの情報。

昨年11月の日生オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」は、演出は最低なほどヒドかったが、歌手の皆さんは素晴らしかった。中でも、その公演で私が初めて聴いたメゾの高野百合絵さんには強烈な印象を受けた。その後フェイスブックのメッセで自己紹介して申請し、友人になっていただいていたので、今回の公演の情報を彼女から直接いただいた次第。

未就学児童を多く含む母子連れの多い会場なので、時折、子供の声も聞こえたりはしたが、かえって和やかで、市民へのオペラ普及活動の空気が伝わってきたし、何より、長谷川寧(ねい)さんという「作家・演出家・振付家・パフォーマー」の肩書を持つ男性のコント的なサポート進行が大人でも楽しめるもので、好感が持てた。

出演者と演奏曲は以下のとおりだが、その前に前述の「コジ・ファン・トゥッテ」での高野さんを聴いてブログに書いた感想を引用させていただく。

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「ドラベッラを歌った高野百合絵さんは今回初めて聴いたが、「発見」と言うべき逸材だと感じた。まだ東京音大の大学院生だが、声量があり、歌い回しもベテランのような余裕を感じさせて見事だった。当惑した演出の続く第一幕にあって、その雰囲気を払うかのような大きな拍手を最初に受けたのが、彼女が歌うNo.11のアリアだった。第二幕も素晴らしく、No.28曲ではブラヴォーも出た。嘉目真木子さんとのデュオ曲No.4やNo.20も素敵だった。今後益々活躍が期待できる。きっと売れっ子になるだろう」

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現在、ウィーン市立音楽芸術大学在学中でもあるので、「コジ」以来の拝聴だったが、60分短縮版とはいえ、主役の、それも、これぞメゾの魅力満載である「カルメン」ゆえ、高野さんの魅了をあらためて十分認識し、堪能した。低音域の厚み、高音域でも艶のある美声、安定感あるフレージング、大柄でスタイル抜群にして美人、という、天が二物も三物も与えているようなスター性あるメゾは貴重だし、まだ20代の若さだから、本当にこれからの活躍が楽しみだ。

バリトンの大山大輔さんは何度も拝聴していて、その素晴らしさはよく知っているが、今回、初めて知ったホセ役の秋山和哉さんが朗々とした伸びやかな美声で素敵だった。「また一人、素晴らしいテナーが現れた」と思う。現在、二期会オペラ研修所第63期マスタークラス在籍中とあるが、既に多くのオペラでの役や第九ソロ等、ステージで活躍されている。

高野さんはもちろん、秋山さんにも今後注目していきたい。

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なお、公演終了後、大山さんの指導で、来場客全員が「闘牛士の歌」を部分的ではあるが言語で歌う、という企画があり、とても良かった。楽しめた。こういう市民向けの企画公演は素敵だ。

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カルメン=高野百合絵

エスカミーリョ=大山大輔

ホセ=秋山和哉

進行(魔法の箱 管理人)=長谷川寧

ピアノ=宇根美沙恵

パーカッション=櫻井音斗

演出と脚本=齊藤実雪

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1前奏曲(ピアノ&パーカッション)

2「ハバネラ」by カルメン

3「セキディリャと二重唱」by カルメン&ホセ

4「ロマの歌」by カルメン

5「闘牛士の歌」by エスカミーリョ

6「二重唱」 by カルメン&ホセ

7「花の歌」 by ホセ

8「間奏曲」 by ピアノソロ(カット版)

9「終曲」by カルメン&ホセ

10「アラゴネーズ」by ピアノ、パーカッション、進行役

11「二重唱」 by カルメン&エスカミーリョ

12「二重唱」 by カルメン&ホセ

2019年10月 4日 (金)

アンジェラ・ヒューイットさんのバッハを聴いて~紀尾井ホール

4日夜、アンジェラ・ヒューイットさんの演奏を紀尾井ホールで聴いた。演奏曲はもちろんバッハ。10月1日と4日の2回にわたり、イギリス組曲全曲+αを演奏するというもので、私が聴いた4日の演目は第4番ヘ長調、第5番ホ短調、休憩後にソナタニ長調BWV963の後、イギリス組曲に戻って第6番ニ短調、というもの。なお、1日の初回の演目はイギリス組曲第1番、2番、3番と組曲ヘ短調、前奏曲とフーガイ短調だった。

「バッハ弾き」はこれまでも何人かいたし、今も他にいるかもしれないが、少なくとも21世紀初頭において、もっとも知られた奏者となったのはアンジェラ・ヒューイットさんだろう。バッハの鍵盤楽器による曲だけのコンサートで、聴衆を飽きさせないどころか、大いに満足させてくれるピアニストはそれほど多くないかもしれない。

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ファツィオリ=FAZIOLIピアノから奏でられるヒューイットさんの音、音楽は、ソフトな音ながら、音の厚みと粒立ちが常に安定していることを土台として、様々なニュアンスを繰り広げていく。右手と左手のそれぞれにおいて、p、mp、mf、f、クレッシェンド、ディミヌエンド、fpフォルテピアノ、スタッカート、テヌート、スフォルツァンド、レガート、マルカート、強さ、繊細さ、しなやかさ、剛毅さ、厚い音、薄い音等々がそれぞれ二乗、三乗という倍化された数で繰り広げられていく、その見事さ。

そして何よりも「私はバッハをこう弾きたい」というコンセプトが明確なのが素敵だ。厳格で真面目な音楽ともとられかねないバッハの音楽は、ここまで愉悦に満ちた音楽であることを自然体で提示してくれる音楽家。素晴らしいピアニストだ。

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「イギリス組曲」については詳しくないので、今後もっと勉強するが、この日の第4番、5番、6番のどれも素敵で、特に5番、とりわけ6番が感動的な曲と演奏だった。

それにしても、バッハの作品の奥深さ、凄さ、素晴らしさをあらためて強く実感する。1つの楽器を使用した音楽でありながら、教会音楽、世俗音楽、ポリフォニー、対位法等々を存分に駆使し、伽藍の如く壮観であり、細やかな工芸品の如く繊細で有機的、論理的にして情感ある音楽。

厳格で峻厳でさりながら、未来志向的であり、モーツァルトを十分に予感させるし、ベートーヴェンさえも予感させる情念すら内在している音楽。それでいて常に気品とモラルが存在する音楽。もはや天国的で天体的な音楽としか言い様のないほど魅力に満ちた音楽。それがバッハの音楽だ。

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アンコールとして、クープランのクラヴサン曲集第3巻より第14組曲第1番「恋するナイチンゲール」という楽しく興味深い曲。

全体として、良いバッハ演奏を聴いた、というより、本当に良い音楽、良い演奏を聴いた、そういうコンサートだった。

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なお、最後になったが、今回のコンサートは、2016年にバッハ・オデッセイプロジェクトを発表され、2017年から2020年にかけて、ロンドン、ニューヨーク、オタワ、東京、フィレンツェの各都市でおのおの12回公演を持ち、それにより、バッハの鍵盤楽器作品の全てを演奏するというものの一環としてのコンサートだった。

2019年10月 2日 (水)

ジェシー・ノーマンさん追悼

フェイスブックでは、プロ歌手の皆さんや、複数のクラシック音楽ファンサイト、あるいは個人のタイムライン等で、ジェシー・ノーマンさんを悼むアップが続いている。あらためて多くのファンを獲得していたことを再認識する。

私ももちろん初めて第一声を聴いたときから圧倒され、大ファンになった一人。好きな歌手というより、尊敬する歌手、いや、尊敬する音楽家だった。

2019年9月26日 (木)

岸 七美子さん ソプラノリサイタル 劇的な声 OTTAVA Night vol.22

後日記載します。

2019年9月24日 (火)

八ヶ岳高原音楽堂「メサイア」ハイライト演奏

後日記載します。

2019年9月22日 (日)

VOICE SPACE ~アラベスクの飾り文字~豊洲

後日記載します。

2019年9月21日 (土)

荒谷俊治さん89歳でヴェルディの「レクイエム」を指揮~東京コールフェライン第34回定期演奏会

後日記載します。

2019年9月15日 (日)

清水梢さんのバッハ、大塚茜さんのフルート、 宮本あゆみさん作曲「金木犀」

後日記載します。

2019年9月14日 (土)

ウェールズ弦楽四重奏団演奏会

後日記載します。

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