ゼレンスキー大統領の演説
「プーチンの最大の誤算は、ゼレンスキーがウクライナの大統領だったことかもしれない」
そう思ったほどの、見事な演説だった。
冷静にして、誠意と説得力ある内容。プレゼンテーション能力の高さに驚く。ただ者ではない。大統領に、なるべくしてなった人だと思う。
日本向け演説では、早期からの支持、支援に何度も感謝を述べ、ロシアに対する経済制裁の継続を強く要望するとともに、「戦後」のウクライナ支援、機能していない国連改革や、アジアのリーダーとして期待する旨の言及もあった。
これまで各国での演説で行ったような、その国の歴史的悲劇や、偉人の言葉などの引用によって国民感情に訴える、ということは全くせず~強いて言えば、「津波」という言葉を使ったことくらいだろう~、子供を含む国民が殺されている理不尽な現状、原発への攻撃や、ウワサされるサリン等の攻撃の危険性などにも言及し、ウクライナにある危機が、同国のみのものではない、国際的な危機である点も強調した。
誠実に、冷静に、他国民に訴えかけてくる「言葉の力」を持った政治家が、過去も含めて日本にいたのかどうか、私は知らない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cee512d939d58f24b7ece46adb6c6ed034531d48
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