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2024年4月23日 (火)

日下紗矢子とベルリンの仲間たち

後日記載します。

2024年4月21日 (日)

VOCE ARMONICA 第11回定期演奏会

後日記載します。

2024年4月20日 (土)

オルケストラ・クラシカ 第13回定期演奏会

後日記載します。

2024年4月 9日 (火)

椿三重奏団~セカンドアルバム発売記念~東京公演

昨年の9月10日に名古屋の宗次ホールで初めて聴いた椿三重奏団の、同じくセカンドアルバム発売記念としての東京公演を4月6日午後、王子ホールで拝聴した。

メンバーは、高橋多佳子さん(ピアノ)、礒絵里子さん(ヴァイオリン)、新倉瞳さん(チェロ)。

プログラムは、セカンドアルバム収録曲と同じ、以下の2曲。

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1.チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 Op.50「偉大な芸術家の想い出に」

2.ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 Op.67

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1.チャイコフスキー:ピアノ三重奏曲 イ短調 Op.50「偉大な芸術家の想い出に」

3人とも真っ白な衣装で登場。ファーストアルバムのジャケット写真で着ているドレスだ。

冒頭から印象的な長大な名曲。特に第2楽章後半の劇的なドラマ展開と、鎮魂のようなエンディングが素晴らしい。最後に残ったピアノソロによる「レクイエム」のような静かな歩みが終わった後、宗教曲の静かなエンディグと同じような長い沈黙が会場を包んだ。それ自体も感動的だった。

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休憩後の後半は、

ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 Op.67

今度は、3人とも黒の衣装で登場。セカンドアルバムで着ているドレス。

1944年8月に完成したこの曲は、総じて調性のある曲ながら、リズムや旋律、転調、構成と展開等々、とてもユニークな曲。

第1楽章は、チェロのハーモニクス奏法により開始し、長く奏し続ける。しだいに激しくなる中、ピアノを中心に、オスティナート的な土台が多くの場面で設定されていることも印象的。

第2楽章は、3拍子による陽気とも言える激しい躍動感のあるスケルツォ楽章。

第3楽章は、ピアノの和音により開始されるパッサカリア。ヴァイオリンもチェロも、哀しみを湛えて歌って行く。

第4楽章は、弦のピッツィカートとピアノのスタッカートにより印象的に開始され、やがて、激しい4弦ピッツィカートに乗ってピアノがアグレッシブに奏される。賑やかなクライマックスが創られた後、第1楽章のメロディが再来し、第3楽章の余韻をも再現しながら、祈りのようなエンディングを迎える。

オスティナート的な激しいリズムと、エスプレッシーヴォ全開な終楽章だ。

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アンコール

1.原曲=ショスタコーヴィチ:2つのヴァイオリンとピアノのための5つの小品よりワルツ

哀愁ある、とても魅力的な曲。

2.モンティ:チャルダーシュ

もはや、このトリオのアンコール定番曲で、宗次ホールでも演奏した。

礒絵里子さんの技巧が冴えまくり、大興奮を呼び起こして終演した。

2024年4月 6日 (土)

圧巻の音大フェスティバル・オケによる「ダフニスとクロエ」

毎年、ミューザ川崎と東京芸術劇場において、1日に3つないし2つの音楽大学学生によるオーケストラの演奏会が開催されているが、これは、首都圏の音楽大学の協力と交流を目的に始まった「音楽大学オーケストラ・フェスティバル」で、この特別編として、各大学の選抜メンバーで構成されるのが「音楽大学フェスティバル・オーケストラ」。

その第13回音楽大学フェスティバル・オーケストラのコンサートを3月30日午後、東京芸術劇場で拝聴した。

指揮は、シルヴァン・カンブルランさんで、プログラムは、

1.マーラー:交響曲第10番より 「アダージョ」

2.ラヴェル:バレエ音楽『ダフニスとクロエ』(全曲)

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参加音楽大学は、プログラム記載どおりの五十音順で、上野学園大学、国立音楽大学、昭和音楽大学、洗足学園音楽大学、東京音楽大学、東京藝術大学、東邦音楽大学、桐朋学園大学、武蔵野音楽大学。

今回の2曲では、弦は同じメンバーだが、金管と木管は、わずかの例外(2曲とも演奏)はあるが、ほとんどはマーラーとラヴェルでは別のメンバーによる演奏。

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指揮の、シルヴァン・カンブルランさんは、1948年フランス生まれ。2010年から9年間、読売日本交響楽団の常任指揮者を務め、古典から現代まで幅広いレパートリーを持ち、2017年11月にはメシアンの『アッシジの聖フランチェスコ』、2022年12月には、一柳 慧さんの新作や、ヴァレーズ『アルカナ』を指揮して話題になった。ベルギー王立モネ歌劇場、フランクフルト歌劇場、シュトゥットガルト歌劇場の音楽総監督などを歴任されている。

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1.マーラー:交響曲第10番より 第1楽章「アダージョ」

マーラーの交響曲の中で、未完ということもあり、私が唯一、あまり聴いてこなかった曲であることと、この日の午前も含めて、最近、仕事が重なり、疲労ぎみもあって、集中して聴けなかったので、詳細な感想は控えたい。ザックリとしたイメージだけ記載させていただくと、カンブルランさんは、「マーラーだから、こう」とかのモヤッとしたイメージで創る人ではなく、音楽の輪郭を、丁寧にキチンと明確に打ち出していく指揮者、という印象を受けた。メリハリをキチンと付ける指揮者と感じた。休憩後は、

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2.ラヴェルの『ダフニスとクロエ』全曲

カンブルランさんの指揮による演奏としては、第1部、2部での、テンポアップした激しい曲想での躍動感と迫力が見事だし、ガッシリとした構成感もあった。

「第2組曲」としても単独で演奏されることも多い第3部以降がとりわけ素晴らしかった。

「夜明け」は、録音も含めて、私が過去に聴いた演奏の中でも、最も遅い~いや、ゆったりとした、と言おう~最もゆったりとした部類に入る演奏で、抒情性と繊細さとスケール感が一体となった素晴らしい演奏だった。面白いのは、4分の3拍子であっても、3つ振りではなく、8分音符を基軸とした6つ振りにより、細やかに丁寧に指揮されていたことだ。

そういう「振り」を見ると、しばし「なんだかなあ」と思うこともあるのだが、カンブルランさんには好感と親しみを覚えた。

「全員の踊り」での躍動感と、迫力あるダイナミズムも素晴らしかった。

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奏者に関しては、第1フルートの女性奏者が素晴らしく、そのまま、国内のどのプロオケでも務まるであろうレベル。ピッコロを受け持った男性奏者も良かったし、第1オーボエの女性奏者、Es管クラリネットの女性奏者も良かった。

3階までほぼ満員の会場で、盛大な拍手と歓声が長く続いた。

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ただし、合唱には不満を覚えた。

今回、初の首都圏9音楽大学から選抜合唱が結成された音楽大学フェスティバル・コーラスで、ソプラノ19名、アルトも19名、テノールが14名、バスが16名と、臨時選抜だけに人数バランスは良いが、必ずしも声楽専攻の人ばかりでないな、と感じたし、もしや、合唱自体に慣れていない人も多いようにさえ感じた。

トーンの響きに統一感、均一な透明感が感じられないし、地声のような質感も感じられた。もっと美しいトーンで歌える既存の合唱団はザラにたくさん存在している。

先週聴いた「コール・ミレニアム」(が、更にこの人数で歌う)なら、感動は倍増しただろうと、その点は残念だった。

「音大生は、合唱をナメテいる」ということは、さすがにないだろうけれど、心象としては、それに近いものを感じたことは正直に記載しておきたい。

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