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2022年7月11日 (月)

うた武満徹&新実徳英の世界~鷲尾麻衣さん&大沼徹さん

ソプラノの鷲尾麻衣さんとバリトンの大沼 徹さんによる、「うた~武満 徹&新実徳英の世界」と題したデュオ・リサイタルを7月11日夜、王子ホールで拝聴した。

ピアノは吉田貴至(たかゆき)さん。

全曲を通じて言えることは、2人とも当然ながら、西洋オペラでの発声ではなく、大沼さんは地声に近いような素朴な声で歌われたし、鷲尾さんは、特に後半の武満作品で、メゾに近いトーンでのシャンソン風なニュアンスを交えながら歌われたのが印象的で、とてもステキだった。

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前半は、新実徳英作曲、谷川雁作詞

「白いうた青いうた」より以下の9曲が歌われた。

1.二十歳  ~鷲尾さん

2.海    ~大沼さん

3.しらかば ~鷲尾さん +大沼さんがカスタネット

4.小さな法螺(ほら)~鷲尾さん&大沼さん

  ラスト、鷲尾さんの高音でのコロラトゥーラ技巧が良かった。

5.北のみなしご  ~大沼さん:短調の印象的な曲

6.卒業   ~大沼さん&鷲尾さんはオブリガート歌唱

7.われもこう   ~鷲尾さん

8.なまずのふろや ~大沼さん

9.壁きえた    ~鷲尾さん&大沼さん:印象的な歌

会場には作曲者の新実徳英さんが来場されており、本番だけでなく、事前のリハーサルにも立ち会い、大沼さんが特に好きだというこの「壁きえた」については、とりわけ入念に検討、打ち合わせされた、との話も印象的だった。

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休憩後の後半は、武満 徹:以下の9曲だが、

先述のとおり、特に鷲尾さんは、純ソプラノというより、シャンソン風なトーンでの歌唱がステキで、特に「翼」と「うたうだけ」が素晴らしく、「ワルツ」も印象的だった。

大沼さんも敢えての地声に近いトーンにより、特に「島へ」が良かったし、もちろん「死んだ男の残したものは」は、曲自体が感動的なので、ジーンと来た。

1.〇と△の歌 作詞:武満徹   ~大沼さん

2.明日ハ晴レカナ、曇リカナ 作詞:武満徹~大沼さん

3.翼  作詞:武満徹      ~鷲尾さん

4.昨日のしみ  作詞:谷川俊太郎~鷲尾さん

5.死んだ男の残したものは 作詞:谷川俊太郎~大沼さん

6.うたうだけ  作詞:谷川俊太郎~鷲尾さん

7.島へ  作詞:井沢満     ~大沼さん

8.ワルツ  作詞:岩淵達治   ~鷲尾さん

9.めぐり逢い  作詞:荒木一郎 ~鷲尾さん&大沼さん

アンコール

1.新実徳英:「自転車で逃げる」 ~鷲尾さん&大沼さん

タイトルどおり、面白い曲。

2.武満徹:「小さな空」     ~鷲尾さん&大沼さん

プログラムにこの曲が無いのを見た瞬間から、アンコールで歌うだろうな、と想像し、そのとおりとなった。

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