大塚 茜さん~ニーノ・ロータのフルートソナタを演奏
大塚 茜さん~ニーノ・ロータのフルートソナタを演奏
久しぶりに大塚 茜さんのフルート演奏を聴いた。大塚さんの吹くフルートのトーンは常に温かく、聴く者を幸せな気持ちにしてくれる。
共演はハープの宮本あゆみさん。大塚さんが「そろそろ、ユニット名を付けないと、と思うくらい」共演されているので、ほとんど盟友に近くなっていると言える。
6月4日の午後、会場は雑司ヶ谷の「平光広場」。広場と言っても屋外ではなく、小さな空間(部屋)だが、満員で、目算で60人前後はいたと思う。
2人には既に常連が多数いて、男女を問わないが、若い人以上に、中年以上の年配衆が多そうなのが面白い。
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大塚さんが、1月ころ、体調を崩されたことは全く知らなかったが、この日の演奏では、それを伺わせるような点は皆無で、全く問題なく、素晴らしい演奏をされたので、完全快癒されたに違いない。
ハープの宮本あゆみさんは、これまでに、橋 幸夫さん、中丸三千繪さんとも共演され、最近は、「葉加瀬太郎オーケストラコンサート2022 The Symphonic Sessions」のメンバーとして各地のツアーに同行されるなど、ジャンルを問わず活躍されている。
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演奏曲は(ほぼ)以下のとおりだが、プログラムは配布されなかったし、口頭で順次アナウンスされる曲をメモしていたわけではないので、1~2曲ほど抜け落ちていると思うし、曲順も多少違うと思うが、概要はお示ししたい。
前半は主にポップス系の曲で、休憩後の後半はクラシック色が増す、という構成。
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1.松任谷由実「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ」
2.「Woman」~"Wの悲劇"より
とりわけ、素晴らしかった。
3.久石譲.:「風の通り道」
4.ニコライ・カスプーチン作曲の曲
5.宮本あゆみ作曲「アネモネ」
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(休憩)
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6.ショパン:ノクターン~嬰ハ短調 遺作
7.「もののけ姫」より1曲。
大塚さんは、冒頭とエンディングで、尺八に似た音を出す奏法を用いるなど、興味深かった。
8.ニーノ・ロータ:映画「ロミオとジュリエット」~テーマ
名曲の名演。
9.ニーノ・ロータ:フルートとハープのためのソナタ
ニーノ・ロータ(1911年~1979)の27歳のときの作品。
3楽章制、特に第1、第2楽章は、ゆったり感あるロマンティックな曲。
ニーノ・ロータというと、どうしても映画音楽のイメージがあるし、実際、「太陽がいっぱい」、「ロミオとジュリエット」、「ゴッドファーザー」等、有名曲があるが、交響曲は3曲、オペラを1曲、弦楽のための協奏曲、トロンボーン協奏曲、ファゴット協奏曲なども作曲していたことを、今回、帰宅後に調べて、初めて知った次第。
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アンコール
「ネッラ・ファンタジア」(原曲は、映画『ミッション』で使用されたエンニオ・モリコーネ作曲『ガブリエルのオーボエ』)
この大好きな、素敵な曲で締めくくってくれたのも、とても嬉しかった。
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