新海康仁さん&高橋健介さん~Duo Concert
多くのオペラ公演で(カヴァーも含めて)活躍をされているテノールの新海康仁さんのリサイタルを、5月28日午後、駒込のソフィアザール・サロンで拝聴した。ピアノは、高橋健介さん。
ストレートで混じりけのない美声を集中して聴かせていただいた。
プログラムは下記のとりで、前半では、チマーラの「郷愁」が曲も歌唱もステキだったほか、「魔笛」の「なんと美しい絵姿」は、新海さんの声に合っていると思う。
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後半が特に素晴らしく、全て良かったし、曲に関しても、「暁は光から」、「ああ、父の手は」、「快楽の宴、ガラスのような眼をしたキメラ」が印象的。そして、「心に炎が燃える」を聴くと、「シモン・ボッカネグラ」が如何に魅力的なオペラであるかが理解でき、新海さんも、この日の総仕上げ的な、充実の歌唱だった。
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プログラム
第1部
1.スカルラッティ:「陽は既にカンジス川から」
2.ベッリーニ:「3つのアリエッタ」より
(1)激しい希求
(2)フィッリデの悲しげな姿よ
(3)優雅な月よ
3.チマーラ:「郷愁」
4.レスピーギ:「最後の陶酔」
5.レオンカヴァッロ:「朝の歌」
6.ピアノのソロで~ブラームス:「五月の歌」
7.R・シュトラウス:「万霊節」
8.モーツァルト:歌劇「魔笛」より
「なんと美しい絵姿」
(休憩)
9.トスティ:「暁は光から」
10.ヴェルディ:「哀れな男」
11.ヴェルディ:歌劇「マクベス」より「ああ、父の手は」
12.ピアノのソロで~マスカーニ:
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」~間奏曲
13.プッチーニ:歌劇「エドガール」より
「快楽の宴、ガラスのような眼をしたキメラ
14.ヴェルディ:歌劇「シモン・ボッカネグラ」
「心に炎が燃える」
アンコール
1.カタリカタリ
2.シチリア民謡「Abballati(さあ、踊れ)」
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