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2022年5月26日 (木)

宮地江奈さん~ミニコンサート

今年2月の「フィガロの結婚」で、スザンナ役を歌われ、その「役にハマリ感」が印象的でファンになり、翌3月、東京オペラシティでの「明日を担う音楽家による特別音楽会」では、情緒的で個性的なヴィオレッタを聴かせてくれた宮地江奈さんのミニ・コンサートを、5月25日夜、大塚の「音楽堂 anoano」で拝聴した。ピアノは作曲家として活躍著しい宮本正太郎さん。

演奏曲は下記記載のとおりで、「ミニ」なので、休憩なしの約1時間のコンサートだったが、至近距離で、聴けて良かった。

歌声に艶と温かな厚みがあり、何より、感情移入による情感が、ストレートに聴衆に届く感じがして、とても魅力的。

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残念だったのは、コンクールの本選が近いとのことで、主催者の「大事をとって」という判断により、「終演後の挨拶(会話)はナシ(NG)」とされたこと。やっと直に、スザンナとヴィオレッタの賛辞を伝え、初対面の挨拶ができると思って会場に行ったので。

宮地さんも、「こんなにオシャベリな私が、皆さん、お一人、お一人とお話できなくて残念で、申し訳ない」と挨拶された。事情が事情なのでやむを得ないので、ご挨拶する機会は後日の楽しみとしておきたい。

それでも、数メートルの距離で、宮地さんを聴けて嬉しかったし、とても魅力的な歌手であることを確信し、益々ファンになった次第だった。曲目は以下のとおりで、短い感想を添えさせていただく。

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1.プッチーニ:歌劇「つばめ」より「ドレッタの夢」

ユーチューブでも拝聴していたが、情感豊かな声の魅力と完成度の高さがステキ。

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2.武満 徹:「小さな空」

同じく、ユーチューブでも拝聴していたが、直に、大好きな曲を聴けた喜びを感じた。

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3.小林秀雄:「落葉松」

同じく、ユーチューブでも拝聴していたが、直に聴けて良かった。

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4.宮本正太郎:「窓のとなりに」

宮本正太郎さんの合唱曲、混声合唱のための《となり》の第2曲「「窓のとなりに」を、今回、宮地さんのためにソロ用に書き下ろされたとのこと。初演。

谷川俊太郎さんの詩とともに、印象的な、叙情的なステキな歌だった。

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5.三善 晃:「四つの秋の歌」より「林の中」

これも、三善さん独特の「絶対抒情」と言えるような印象的な曲。

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6.中田喜直:魚とオレンジ」より

(1)第1曲「はなやぐ朝」

(2)第7曲「祝辞」

(3)第8曲「らくだの耳から」

宮地さんによる、歌う前の解説が印象的だったし、確かにハッピーとは別物の意味深さを「祝辞」のエンディグや、「らくだの耳から」から感じられた。印象的という意味では、この日の白眉とも言える選曲。

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アンコール

プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」より

「私が街を歩くと」~ムゼッタのワルツ

数日前に、島根県で歌われた曲でもある。とても魅力的なムゼッタだった。

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主催者も、「いつか、大きなホールで、ミニでない(2時間の)リサイタルを検討したい」とのことなので、今から心待ちする次第。

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