« 都響+田部京子さん~ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番他 | トップページ | この半年で観た映画 その29 »

2020年10月12日 (月)

新国立劇場に関して思ってきたこと

ブリテンの「夏の夜の夢」上演に際して、当初予定されていた外人歌手と指揮者が来日できなくなった関係で、当該アーティストは全て日本人に取って代わられたことは、とても良かった、と思っている。
係る状況になる前から、新国立劇場でのオペラ公演では、ほどんどの演目における歌手が、外人主体であり、その結果として、チケット料金も高額であることは、ずっと不満に思ってきた。もちろん、チケット料金問題は付随的な事で、「外人歌手招聘主義」がメインの問題だ。
国内で聴く機会の少ない外人歌手を招聘して、それなりのレベルで公演を行う意義はもちろん理解できる。ただ、国内の劇場にもかかわらず、あまりにもそれを主とし、優秀な日本人歌手に活躍の場を、限定的にしか与えない現状を私は好ましく思わない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
30年前、40年前とかならまだしも、昨今の20代から40代の、男女を問わず日本人歌手の多くは、とても優秀で、わざわざ外国から招聘する必要性を感じないほど「差」は無くなってきている。この認識、意見、感想は、私だけではなく、ほとんどの日本人オペラファン、クラシック音楽ファンの一致するところだと確信する。
日本の音楽ファンも、さすがに昨今(いつまでも)、「外人歌手こそ最高などという神様認識は無い」。公演関係者は、日本のオペラファン、クラシック音楽ファンをバカにしないでもらいたい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「チケット料金を安価にするため」などという低次元な理由からではもちろんなく、ひと昔前とは比べものにならないほどに、日本人歌手は優秀なレベルとなり、そういう歌手がどんどん出てきている時代なのだから、そうした歌手の皆さんに活躍の場をたくさん提供し、更なる成長を促す音頭を、新国立劇場がとらなくて、どこがとるのか、と思う。
コロナ禍の有無に関係なく(去った後も)、新国立劇場のオペラ公演は、日本人歌手主体で上演、運営して欲しいと強く希望する。

« 都響+田部京子さん~ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番他 | トップページ | この半年で観た映画 その29 »

ブログ HomePage

Amazon DVD

Amazon 本

最近のコメント

最近のトラックバック