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2019年12月31日 (火)

T

後日記載します。

2019年12月29日 (日)

テレビより

後ほど記載します。

2019年12月27日 (金)

かんぽ生命~詐欺集団

後日記載します。

2019年12月26日 (木)

小田和正さん~「クリスマスの約束」

後日記載します。

2019年12月23日 (月)

説得力ゼロ~山口氏

後ほど記載します。

海外メディアも伊藤詩織さん問題を大きく報じている

後ほど記載します。

2019年12月21日 (土)

総務次官後輩が辞任~情報を要求した日本郵政副社長も当然辞職すべき

後ほど記載します。

外国特派員協会での2人の会見

後ほど記載します。

2019年12月18日 (水)

伊藤詩織さん民事裁判で勝訴

民事で勝ったのは良いが、刑事での不起訴はおかしい。
それは詩織さんだけの問題ではなく、
全女性に対する人権軽視に他ならないからだ。

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逮捕が取り消され、証拠も証言もあるのに不起訴となり、刑事裁判さえおこなわれなかったという不可解すぎる事実。

伊藤さんの声に呼応し、力になる人びとが現れた。たとえば、控訴審で重要なポイントになるであろうホテルのドアマンの陳述もそうだ。

現在発売中の「週刊新潮」(新潮社)では、問題の夜、山口氏が伊藤さんの腕を掴んでタクシーから降ろし、そのまま引っ張るようにしてホテルの入口に連れてゆく様子を目撃したドアマンの陳述書の内容が伝えられている。このドアマンは逮捕状が取り消される前にも警察の捜査に対して同じように証言し供述調書も作成されていたが、検察からの聴取などはなく不起訴となる。そして民事裁判がもうすぐ結審するというニュースを知り、〈このままでは私の見たことや私の調書の存在は表に出ることなく葬り去られてしまう〉と考え、伊藤さんの支援団体に自ら連絡をとったのだという。

 

池江璃花子選手 退院

池江璃花子さんが退院。とにかく、とりあえず良かった。
2020年東京ではなく、2024年パリ五輪を目指したい、
として、ムリしない、焦らずじっくり体力も泳力も戻していく、
と冷静に判断されたのも良かった。
多くの国民はこれからもあなたをずっと応援していきます。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191217-00000373-oric-ent

パリめざす
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191217-00000637-san-spo

直筆
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6345605

2019年12月15日 (日)

TGY合唱団~ジョン・ラターとダン・フォレストのレクイエムを演奏~意欲的な選曲が素晴らしい

後日記載します。

2019年12月14日 (土)

岸 七美子さん クリスマスリサイタル~レア曲も披露

12月14日午後、ソプラノの若きエース 岸 七美子さんの「クリスマスリサイタル」と題したコンサートを所沢市の松井まちづくりセンターで聴いた。

ピアノは式町典子さん。

曲目は以下のとおりだが、1曲目の第一声から直ぐに「岸さんの声だ」と判る声。他に似た声の歌手をちょっと思い浮かばない、独特のトーンが魅力だ。

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全ての曲について、解説や逸話、あるいは自身の思い出等を語りながらの進行は、いわゆる市民コンサート的なコンセプトに相応しいし、もちろん、歌唱レベルの充実度は素晴らしかった。

ドニゼッティのオペラ「大洪水」からの「その心がよこしまな望みを」の紹介が興味深く、録音も楽譜さもほとんど無い、というもので、確かに初耳のオペラとアリア。岸さんがたまたま知って気に入り、楽譜をイタリアの~サンタ・チェチーリア音楽院とおっしゃったかと思うが~音楽院の図書館で見つけた、というレア中のレアな作品。ということは、もしやこの日の演奏が日本初演だったのではないか?と言えるほどの珍しい作品なので、面白かったし、明るく、聴き易い曲だった。

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演奏曲

1.ウェード 「神の御子は今宵も」(Adeste fideles)

2.カッチーニ 「アヴェ・マリア」

3.作者不詳 「アメージング・グレース」

4.渡辺 茂 「たき火」

5.日本古謡 「ふじの山」 (編曲=面川倫理一)

6.中山晋平 「コンドラの唄」

7.山田耕筰 「蟹味噌」(がねみそ)

(休憩)

8.レオンカヴァッロ 「マッティナータ」

9.マスカーニ 「バッラータ」

  1. ドニゼッティ オペラ「大洪水」より「その心がよこしまな望みを」
  2. プッチーニ オペラ「ラ・ボエーム」より「私の名はミミ」
  3. プッチーニ オペラ「ラ・ボエーム」より「私が街を歩けば」
  4. アルディーティ 「くちづけ」

アンコール

プッチーニ オペラ「ジャンニ・スキッキ」より「私のお父さん」

2019年12月13日 (金)

岡田昌子さん リサイタル~伸びやかに響わたる美声

イタリア ジェノヴァから帰国中の岡田昌子(しょうこ)さんの待望のリサイタルを12月13日夜、紀尾井ホールで聴いた。11月10日の日生劇場での「トスカ」は、私が出演した演奏会と重なってしまい、行けずに残念というより悔しい思いをしていたので、申し訳ない気持ちも倍加して、この日を楽しみにしていた。

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私が昌子さんを知ったいきさつや、彼女の意外な一面等については後述する。「意外な~」に関して、林康子先生も終演後のミニレセプションで、「彼女はこう見えて<吉本>よ」、と「面白い人」を強調されていたので、私が知っている「吉本逸話」も少し紹介したい。

それはともかく、プログラムは以下のとおりだが、久々に聴いたその歌声は非常に魅力的だった。

声の質感としては厚くはなく、可憐で、私には鈴の音さえ連想する声なのだが、では、弱いか?というと全然そんなことはない。「重たくない強さ」とでも言えるような、伸びやかで力強い美声がホールの隅々に届き、貫き、あるいは跳ね返って来て再びホールに響く、その声量の豊かさと響の美しさがとても素晴らしい。これこそが昌子さんの歌声だ、と深く感じ入った。

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個別では、どれも良かったので、詳細には記載しないが、「清らかな女神よ」の後半での豊かな声量、「静かな夜」の最後のロングトーンが素晴らしかったし、二期会デビュー作で、私自身も感慨深い「ナブッコ」からの「かつては私の心も喜びに満ちていた」が圧巻だった。圧巻と言うなら、アンコール2曲目の「トゥーランドット」の「この宮殿の中で」も然りだった。

そして、「感情移入の見事さ」という点では、後半2曲目の「こうして私は晴れの衣装を着せられ」が、この日、私の心を最も強く揺さぶり、深く感じ入った曲であったことは記しておきたい。

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岡田昌子さんを知ったいきさつと面白逸話について

私が岡田昌子さんを初めて知り、聴いたのは、2012年2月18日、東京文化会館でのヴェルディの「ナブッコ」。二期会デビューでもあったそのアビガイッレ役に魅了された。歌唱はもちろん、舞台映えする体躯と美貌に、「カッコイイなあ」と羨望を抱いた。帰宅後、フェイスブックで確認すると開設されているのが確認できたので、お会いしてもいないのに、メッセからキチンと自己紹介して申請したところ、FB友人になっていただけたのだった。

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ほどなく、彼女はイタリアに留学されたので、歌声を聴いたりはできなかったが、FBのメッセ等でのやりとりはしていた。

例えば、公演の1週間前にホイットニー・ヒューストンが亡くなったのだが、昌子さんがホイットニーのファンと知り、その話題のやりとりをしたし、彼女が高松の高校音楽科3年次、大学の志望校を東京藝術大学とせず、日本体育大学と書いて先生を驚かせた人だとか、「ルパン三世」の不二子のことや、過去のTVドラマのテーマ音楽のことや、フジTV「明石家サンタ」等、クラシック音楽以外のことで頻繁にやりとりさせていただいた。

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やっと直接お会いできたのは、それから1年と半年後の2013年9月29日、小林研一郎さん指揮の日本フィルハーモニー交響楽団による「フレッシュ名曲コンサート」=「マエストロ・小林研一郎によるアリア~ヴェルディ生誕200年に捧ぐ」と題された演奏会だった。もう1人招かれたソリストは、当時 東京藝大の修士課程2年だったテノールの宮里直樹さん。そのコンサートで昌子さんが歌ったのはヴェルディの「運命の力」より「神よ、平和を与えたまえ」と、「椿姫」の「そはかの人か~花から花へ~」、宮里さんとのデュオで「パリを離れて」。

終演後、楽屋に挨拶に行ったが、お互いに「初めまして、だけど、初めてじゃないみたいですね」、と笑いあったのだった。

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その次に拝聴したのは、2014年12月28日、神奈川県民ホールでのファンタスティック ガラコンサート2014。ここでは「トスカ」より「歌に生き、恋に生き」とヴェルディの「マクベス」からのアリアを昌子さんは歌われた。

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それ以来、5年ぶりに聴いた昌子さんの歌声は、以前にも増してパワフルで瑞々しく、響の美しさに一層の磨きがかかった素晴らしい歌声で、聴いていて、この上無い嬉しさを感じた次第だった。

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なお、会場には師匠の林康子さんが来場されていたほか、世代的には昌子さんより先輩でありながら、可愛がってもらっているという砂川涼子さんや、世代は近いと思うがテノールの山本康寛さんも来場されていて、終演後のホール2Fでの懇親会にも、林先生、砂川さん、山本さんが出席されていた。私ももちろん出席させていただいた。

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演奏曲

1.ヘンデル 「私を泣かせてください」

2.ヘンデル 「メサイア」より「シオンの娘よ、大いに喜べ」

3.ペルゴレージ 「もしあなたが私を愛してくれて」

4.ジョルダーニ 「いとしい女よ」

5.ベッリーニ 「優雅な月よ」

6.プッチーニ 「太陽と愛」

(休憩)

7.ベッリーニ オペラ「ノルマ」より「清らかな女神よ」

8.ベッリーニ オペラ「カプレーティ家とモンテッキ家」より

    「こうして私は晴れの衣装を着せられ」

9.プッチーニ オペラ「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」

  1. ピアノソロで

プッチーニ オペラ「マノン・レスコー」より間奏曲

  1. ヴェルディ オペラ「イル・トロヴァトーレ」より「静かな夜」
  2. ヴェルディ オペラ「ナブッコより「かつては私の心も喜びに満ちていた」

アンコール

1.プッチーニ 歌劇「トスカ」より「歌に生き、愛に生き」

2.プッチーニ 歌劇「トゥーランドット」より「この宮殿の中で」

2019年12月12日 (木)

田部京子さん リサイタル~ブラームスのピアノソナタ第3番で高度な音楽性を披露

12月12日(木)夜、浜離宮朝日ホールで田部京子さんのリサイタルを聴いた。同ホールで2003年から開催しているリサイタルシリーズの、2016年からスタートした「シューベルト・プラス」の第6回目ではあるが、今回のメインはプログラム後半に置かれたブラームスのピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5だった。この曲は、田部さん自身、ドイツ留学から帰国した直後1992年のデビューリサイタルで弾いた特別な思い入れのある曲で、日本コロムビアの関係者がその演奏を聴いて、田部さんと録音契約を結ぶに至ったという作品でもある。そのブラームスの、この日の演奏について最初に一言だけ触れておくなら、「一流のピアニストの演奏とはどういうものか?という問いに対する、最高の回答的演奏」と言うべき名演だった。詳細は後述する。

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前半の1曲目はシューベルトのアレグレット ハ短調D915。ベートーヴェンが逝去して約1か月後に書かれた小品を、田部さんは格調高く弾いた。次いで、シューマンの「子供の情景」Op.15。1曲目や「トロイメライ」は別として、総じて子供の世界の描写というより、とても大人な音楽集と言える。田部さんの「トロイメライ」は何度も聴いているが、上行音型で少しアッチェルぎみに進め、落ち着くところでたっぷりと余韻を持たせて進めていくアプローチはいつもどおりだが、毎回新鮮に聴こえるのは、田部さんがその場の感興を大事にして弾いていることの表れだろう。13曲全曲において、大人な演奏、各曲の曲想を丹念に熟成させたアプローチだった。

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前半最後は、田部さんがここ数年、好んで度々弾いているグリーグの「ペール・ギュント」第1組曲Op.46。第1曲「朝」の独特のアゴーギクを用いた清々しさ、第2曲「オーゼの死」の沈鬱さ、第3曲「アニトラの踊り」や第4曲「山の魔王の宮殿にて」のユーモアやグロテクスさにおいても、常に緻密で入念な運びと気品があるから素敵だ。第4曲での不協和音さえ何と言う美しさだろう。

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休憩後は先述のとおり、若きブラームスの傑作であり、ロマン派全体の中でも傑出したピアノ・ソナタの1つである第3番。若い情熱と円熟さえ感じさせる構成力ある5楽章制を採る作品で、とても20歳の作品とは思えない完成度の高い作品。

第1楽章は威厳を持って開始し、終始リズミックなモティーフにより進行するが、最後は長和音で終わる構成。第2楽章での繊細さ、第1楽章の要素を含んだスケルツォ楽章の第3楽章。ベートーヴェンの「運命」の動機を終始連想させ、瞑想的でもある第4楽章。終曲第5楽章では、それまでの各楽章の要素を踏まえながら、楽天的に締めくる。

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田部さんは全体の構成を把握した上で、各楽章の曲想(キャラクター)を入念に、大胆かつ繊細に表現しながら、描き上げた名演だった。

全楽章、長調と短調の明確さはあるが、いわゆる有名な旋律があるわけでもない係る作品であり、しかも頻出する細やかなリズム等、細部の弾き分けが難しいし、全体を見据えた構成感も表現しなければならない、という大曲にして難易度の高い曲。

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技術だけでなく、1つ1つの音が充実した奏者でないと、とてもじゃないが弾きこなせないだろう。要するに、高度な技術に加え、高度な音楽性を有する奏者のみが演奏する資格がある曲であり、真にプロフェッショナルな力量を要求される凄い曲だ。

田部さんはそれを見事にやってのけた。「どこまで進化し続けるのか、想像もできない才能だ」、とあらためて実感した。

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アンコールとして田部さんは ブラームスの6つの小品より間奏曲Op.118-2 イ長調と、シューベルト作曲で、田部さんと吉松隆さんが編曲した「アヴェ・マリア」が演奏された。

どちらも温かく演奏して素晴らしかった。

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なお、現状、残念ながら、このブラームスの第3ソナタと、シューマンの幻想曲ハ長調の録音がなぜか無いので、制作会社には録音を強く希望する。

https://www.facebook.com/kyokotabefc/photos/a.574501929567168/1018840765133280/?type=3&theater

2019年12月 9日 (月)

合唱団 鯨

後日記載します。

2019年12月 5日 (木)

砂川涼子さん リサイタル~最後にドラマが待っていた

今やオペラファンでその名を知らない人はいない人気ソプラノ歌手 砂川涼子さんの待望のファースト・アルバム「ベルカント」のリリース記念ともいうべきリサイタルが12月5日夜、紀尾井ホールで開催された。砂川さんは私にとっても都合がつく限り、絶対に聴き逃したくない歌手の一人だ。

ピアノは指揮者としても活躍中の園田隆一郎さん。また、ゲストとしてバリトンの上江隼人さんも登場した。この設定が最後に凄いドラマをもたらせたのだが、それは後述する。

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曲目は以下のとおりで、いつもながらの清涼感ある、凛として気品ある歌唱で、前半では特に別宮貞雄さんの「さくら横ちょう」、ドナウディのアリアより「私は望みを失ってしまった」、ロッシーニの3曲目「競艇後のアンゾレータ」が素晴らしかった。

後半での上江さんとのデュオ、「準備はできたわ」も素敵だったし、「トゥーランドット」からのアリアは絶品だった。

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けれど、もし、ここまでだけのプログラムだったら、「素敵なコンサートだった」という言葉で締めくくれたかもしれないのだが、最後に持って来たアンコールは、その言葉では済まされない、凄い展開をもたらした。すなわち、とてもアンコールとは言えない長大で素晴らしいデュオが演奏されたのだ。

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上江さんとのデュオで、ヴェルディ 歌劇「椿姫」より第二幕第一場 ヴィオレッタとジェルモンの二重唱。まるで本当のオペラの一場面がそこの生じた気迫のデュオ。

終演後、フランコ酒井さん=酒井章さんが、「最後の椿姫が特に凄かったですね」と言うので、私はこう答えた。「ええ。でも、あれは「アンコール」とは言えないですね(笑)。最後にアレを持ってくるというのは、ある意味「ズルイ」です(笑)」と。

もちろん肯定的に、絶賛という意味で言った。これは私にとって「一生忘れられないデュオ」となった。

なお、会場には林康子さんが来場されていた他、ヴィタリ・ユシュマノフさんも見かけた。

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演奏曲

1.ヴィヴァルディ 歌劇「ジェスティーノ」より「喜びをもって会おう」

2.ヴィヴァルディ 歌劇「ポントの女王アルシリダ」より

「私はジャスミンの花」

3.ヘンデル 歌劇「セルセ」より「喜び満ちて小川は」

4.ヘンデル 歌劇「リナルド」より「なんて素敵な喜び」

5.中田喜直 さくら横ちょう

6.別宮貞雄 さくら横ちょう

7.ドナウディ「古典様式による36のアリア」より

 (1)私は望みを失ってしまった

 (2)いつかまた君に逢えるだろうか

 (3)私は心に感じる

8.ロッシーニ 「ヴェネツィアの競艇」

 (1)競艇前のアンゾレータ

 (2)競艇中のアンゾレータ

(3)競艇後のアンゾレータ

(休憩)

9.モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」より

   「おいでください、膝をついて」

  1. ドニゼッティ 歌劇「ドン・パスクワーレ」より

 (1)デュオ曲「準備はできたわ」

 (2)上江さんのソロで「天使のように美しい」

  1. グノー 歌劇「ファウスト」より

「ああ、私が微笑んでいるのが見えるわ」(宝石の歌)

  1. ビゼー 歌劇「カルメン」より「恐くないと言ったけれど」
  2. プッチーニ 歌劇「ラ・ボエーム」より「あなたの愛の叫ぶ声に」
  3. プッチーニ 歌劇「トゥーランドット」より「氷のような姫君の心も」

アンコール

ヴェルディ 歌劇「椿姫」より

第二幕第一場 ヴィオレッタとジェルモンの二重唱

2019年12月 4日 (水)

大村博美さん リサイタル~情感豊かなスケール感と繊細さが融合された歌唱

12月4日、帰国中の大村博美さんがトッパンホールでリサイタルを開かれた。当初予定されたピアニストのアルベルト・ヴェロネージさんが急病とのことで、急遽、フランスで活躍中の中野正克さんが招かれて代演されたというハプニング付だったが、中野さんは急場に立派に対応されていた。なお、大村さんはトッパンホールで度々歌われているが、ここでのリサイタルとしては初とのこと。

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「今歌いたい、心に語りかけてくる歌」として大村さんが選んだ曲は以下のとおりだが、1つ1つがどうというより、各曲全編エスプレッシーヴォのような、たっぷりとした情感に満ちた歌唱は、聴く人の心にストレートに入り、揺さぶってくる。

声量の豊かさと、全体のフォルムを踏まえたスケール感ある歌唱は「気宇壮大」という四字熟語さえ連想するが、それだけではなく、むしろ本質には「繊細さ」が常に在ると私は感じる。欧州で評価されているのは、スケール感ある感情移入の歌だけではなく、実はそうした繊細さを聴衆は感じ取り、心の機微に触れてくる、琴線に触れることからの人気ではないか、と聴きながら想像した。

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どれも素晴らしかったが、後半2曲目の「宝石の歌」は見事だったし、最後の「アンドレア・シェニエ」からの長大なアリアは聴き応え十分で、この日の白眉だった。

アンコール2曲目の「アヴェ・マリア」は冒頭、人によっては弱すぎて曖昧な発声で開始されることも多々あるが、大村さんはそうは歌わない。キチンと明瞭に開始し、どのフレーズも曖昧にしないプロフェショナルな入念さ、精緻さを象徴する出だしだった。

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曲としては、冒頭に置かれたリストの曲が、「ピアノ曲のリスト」のイメージを覆し、払拭するくらい、よくできた曲だな、と感じたし、プッチーニの「太陽と愛」を聴いた瞬間、「ラ・ボエームからの転用か」と思ったら逆で、8年後に「ラ・ボエーム」の第3幕の四重唱に転用された、と知り、面白かった。

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演奏曲

1.リスト ペトラルカの3つのソネット

(1)平和は見つからず

(2)祝福あれ、あの日に

(3)私はこの地上で天使の姿を見た

2.トスティ あなたが望むなら

3.デュパルク フィデイレ

4.R・シュトラウス 5つの歌Op.39より第4曲「解き放たれて」

(休憩)

5.アーン 私の詩(うた)に翼があったなら

6.グノー オペラ「ファウスト」より「宝石の歌」

7.プッチーニ 太陽と愛

8.プッチーニ そして小鳥は

9.プッチーニ オペラ「トスカ」より「歌に生き、愛に生き」

  1. ジョルダーノ オペラ「アンドレア・シェニエ」より

「私の亡くなった母が」

アンコール

1.マスネ オペラ「マノン」より

「さようなら、私たちも小さなテーブルよ」

2.J・S・バッハ(編曲)グノー「アヴェ・マリア」

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