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2019年9月15日 (日)

清水梢さんのバッハ、大塚茜さんのフルート、 宮本あゆみさん作曲「金木犀」

9月15日午後、「Afternoon concert for healing」と題されたコンサートを西早稲田にあるトーキョーコンサーツ・ラボという会場で聴いた。ソプラノ清水梢さん+フルート大塚茜さん+ハープ宮本あゆみさんによるトリオコンサート。初めて行った会場はちょっと分りにくい場所だが、適度なスペースで好感が持てる。

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バッハ・コレギウム・ジャパンの一員でもある清水さんは、昨年の合唱団鯨による「エリヤ」で素晴らしいソロを聴かせてくれて以来、個人的に面識を得、大ファンになった。

大塚さんと宮本さんは初めて拝聴。とても良い奏者。曲は以下のとおり。

1.松村崇継「彼方の光」(NHKドラマ「氷壁」の主題歌)by 3人

2.1950年公開のディズニー映画「シンデレラ」より

  「A Dream is a Wish Your Heart Makes」 by 3

3.1989年公開のディズニー映画「リトル・マーメイド」より

  「Part of Your World」 by 3

4.宮本あゆみ作詞作曲「金木犀」 by 3

5.パラディス「シシリエンヌ」 by 大塚&宮本

6.ヘンデル 歌劇「リナルド」から「私を泣かせてください」by 清水&宮本

7.プッチーニ 歌劇「ラ・ボエーム」より「私が街を歩くと」by 3人

(休憩)

8.ドビュッシー「シランクス」by 大塚 朗読=清水

9.フォーレ「レクイエム」より「ピエ・イエズ」by 清水&宮本

  1. バッハ 教会カンタータ39番より

  「いと高きかた 私に与えられたものは」by 3人

  1. バッハ 世俗カンタータ211番より

  「ああ、コーヒーってなんて美味しいの!」by 3人

  1. ニーノ・ロータ

フルートとハープのためのソナタより第1楽章 by 大塚&宮本

  1. モーツァルト キラキラ星の主題による12の変奏曲

  「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」 by 3

アンコール「マイ・フェア・レディ」より「踊り明かそう」by 3人

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宮本さんのハープ演奏は、伴奏の音量をわきまえた上での的確で素敵な演奏。そしてこの日のために作詞作曲した「金木犀」は素晴らしい、良い曲。そのことは終演後、宮本さんにもちろん伝えた。

詩の中に「梢」と「茜」という共演者2人の名前を入れているのみ素敵な配慮で、宮本さんの優しさを感じる。なお、その歌詞を知った2人は逆に「あゆみ」も入れて欲しいとリクエストし、「歩もう」という歌詞が加えられた。

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大塚さんは終始笑顔の絶えない美人。そうそう、外見を言うのもなんだけど、今回は美人トリオとも言えるコンサート。派手なイメージのあるフルートだが、最近バッハの無伴奏曲を録音したというように、彼女のフルートはとても端正で品が良い。オブリガートとしても、宮本さん同様、それをわきまえての誠実なアプローチで、とても好感が持てた。

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清水さんの果敢な挑戦が面白かった。TVドラマやディズニー映画の中の歌、詩の朗読、とりわけ清水さんがムゼッタを歌うとは驚きで、なかなか良かった。「鯨」打ち上げの二次会で彼女と「ラ・ボエーム」の話をしたことがあったので、彼女が「ラ・ボエーム」が好きなことは知っていたけれど。

モーツァルトの曲は大変な難曲だし、苦労はされてはいたが、果敢な挑戦で楽しめた。

そして何と言ってもバッハ。第一声からして他の曲と響が違う。フォーレもピュアで美しい歌唱だったが、バッハ・コレギウム・ジャパンで鍛えられている清水さんのバッハの歌唱は特に素晴らしい。声の質感としては硬派で気品があるのだが、それだけではなく、音楽としてのしなやかさも併せ持つ。彼女の歌うバッハは聴き応えがあり、実に素晴らしい。

この3人によるコンサートの、今後定期的子継続を強く希望する。

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