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2019年2月13日 (水)

もう一度、池江さん~病気という運命を共有するといふこと

池江璃花子選手について、少なくとも言えることは、同じ日本国民として「彼女のおかれた状況と運命を共有した」ということだろう。
こうなった以上、「東京五輪に間に合ったとしたら、それは儲けもの」くらいに日本人は腹をくくったほうが良い。
確かに五輪で活躍する姿を見たかったが、今は今後彼女が回復していく姿こそ何百倍も見たい。五輪での活躍より、18歳の女性の生命そのものこそ重要であることは自明だからだ。
私たちの多くができることは、彼女に思いを寄せることくらいだろうが、1億の思いが彼女に向かい続けるなら、きっと願いは届くだろうと信じたい。
女子100メートルバタフライの世界記録保持者でリオデジャネイロ五輪金メダリスト、スウェーデンのサラ・ショーストロム選手の言葉を、そのまま日本国民の言葉として池江さんに送りたい。「私の全ての力と愛を送ります」。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190212-00556662-shincho-spo

今日を生きる
驚く事が続く。大坂なおみ選手がサーシャ・バインコーチと契約を解消したのは驚いたが、発展的解消と理解する他ないのだろう。そして何よりも驚いたのは池江池江璃花子さん。早期発見とか、医療の進歩は著しい、とか言うが、甘く考えてはいけない病気には違いない。
昨年11月に来日してN響と共演したばかりのアリス=紗良・オットさんが公表した多発性硬化症罹患。かつて、チェロのジャクリーヌ・デュ・プレさんが人気実力絶頂期の20代後半で発病して引退。その後、車イスでの長い闘病生活を送ったし、白血病にも増して、いまだに有効な療法は確立されていないとも聞く。
兵庫県西宮市出身の藤原紀香さんが、両親、特に父親の強い反対を押し切って芸能界入りを決意したのは、阪神・淡路大震災で知人を亡くし、「やり残したことを後悔しながら死ぬのは嫌だ。これからは自分の夢に向かって生きていこう」と決意したことからだったが、今、池江さんとオットさんは、「自分の夢に向かって生きていけるかさえも不明な状況」にいる。安易な激励は控えるにしても、回復を祈らずにはいられない。
歳をとると、「今日生きていることは当たり前の事ではない」ことに気づく。しかしそれは、若い人にも同じ事なのだと気づかされた。それぞれが今日をしっかり生きる。それによって関係性が生じ、互いに良い効果や状況をもたらしていくことは多々ある。それを信じるしかない。

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スポーツ界に池江ショック
ツイッターでは日本水連理事を務めるシドニー五輪代表の萩原智子さん(38)が「体が震えています…。今はただただ…完治に向けて…祈ります」とツイート。他にもラグビー元日本代表のFB五郎丸歩(32=ヤマハ発動機)が「頑張ってほしい」とつぶやくなどスポーツ界はもとより、芸能界や政界からも応援ツイートが殺到。日本中に“池江ショック”が及んでいる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000053-tospoweb-spo

吉田輝星が池江へエール「頑張って治してほしい」
1月11日、都内で開かれた18年スポーツ界で優れた成績を残した選手らに贈られる「テレビ朝日ビッグスポーツ賞」の授賞式に出席。控室でテーブルが一緒になり、会話を交わしていた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-30000463-nksports-base

寺田学衆院議員
「選手はメダルをとるためだけの駒なのか?今、彼女にとって大事なことはメダルではなく、生きることそのものだ」と桜田大臣を厳しく批判
母親が約6年、白血病と闘い、家族としてこの病気に向き合ってきた寺田学衆院議員(42)は、「母が高齢で骨髄移植ができずに投薬治療を選び、血液検査のたびに『良くなった、悪くなった』と家族全員で話し合った」と経験談を吐露し、池江選手の病気告白を「がっかり」と表現した桜田氏に対して、
「選手はメダルをとるためだけの駒なのか」と怒り、「今、彼女にとって大事なことはメダルではなく、生きることそのものだ」と声を詰まらせ、批判。「あなたが今できる責任の取り方は撤回のレベルではない。辞任以外ない」。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-30000331-nksports-soci
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12168-13000331/
桜田五輪相の池江選手「がっかり」発言、野党が一斉批判
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/190213/plt19021311570005-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
五輪憲章を読んだことない五輪担当大臣
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000088-kyodonews-pol

池江さんの件で日本骨髄バンクに問合せと資料請求が殺到
ただ、骨髄バンクのドナー登録って、年齢枠があるんですね。私はしたくてもできない。
「年齢が18歳以上、54歳以下で健康な方」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-30000795-nksports-spo

13日夜、池江さんがツイッターを更新し、現在の心境を表明
 「昨日から沢山のメッセージありがとうございます。ニュースでも流れる自分の姿に、まだ少し不思議な気持ちにもなります。そんな中でみなさんにどうしてもお伝えしたく、更新させていただきます。
皆様からの励ましのメッセージの中に『骨髄バンクの登録をした』『輸血、献血をした』など、沢山の方からメッセージをいただきました。私だけでなく、同じように辛い思いをしている方達にも、本当に希望を持たせて頂いています。
私は、神様は乗り越えられない試練は与えられない、自分に乗り越えられない壁はないと思っています。もちろん、私にとって競泳人生は大切なものです。ですが今は、完治を目指し、焦らず、周りの方々に支えていただきながら戦っていきたいと思います。
しばらくの間、皆様に元気な姿をお見せすることができないかもしれません。そしてしばらくの間、私も皆様と同じく応援側に回ります。引き続き、トビウオジャパンの応援、支援、そして沢山の様々なスポーツの応援、支援を宜しくお願い致します。改めて皆様のメッセージとご協力に心から感謝します。
必ず戻ってきます。 池江璃花子」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000121-dal-spo
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000170-sph-spo

病気と言葉~日本経済新聞「春秋」2月16日
「がん患者が言われて傷つく言葉を調べた結果がある。頑張って。かわいそう。前向きにならなきゃ。いまは治る病気だから大丈夫。(手術で)どこを取ったの……。がん患者の就労支援などを手がける桜井なおみさんが、著書「あのひとががんになったら」でそう記す。
▼桜井さん自身もこの病の経験者だ。善意からの言葉でも知識不足の励ましや同情、不用意な好奇心、価値観の押しつけは心の負担を増す。時に「頑張って」もマイナスに働く。大半の患者はもう懸命に頑張り、もがき葛藤しているのに、まだ頑張るのかと感じるからだ。どこか人ごとのように響くのも傷つく理由だという。
▼日本を代表する18歳の水泳選手が、血液のがんにかかったと公表した。ご本人やご家族の心労、不安はいかばかりかと思う。テレビでは専門家でもない出演者から街の子どもまでが「頑張れ」「大丈夫」を繰り返す。その思いに嘘はないとしても、これががん患者への正しい接し方だというイメージが広がる恐れはないか。
▼若年性がん患者団体「STAND UP!!」が、定期刊行誌で10代、20代の闘病体験を紹介している。卒業式で友達に泣かれてつらかったり、扱いづらい空気から孤立したり。統計によれば、日本人の2人に1人はがんになる。善意や厚意をきちんと伝えるためにも、がん経験者の心を誰もが正しく知るべき時代になった。」

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