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2019年2月25日 (月)

「歌声の響」と沖縄県民投票

天皇陛下が作詞され、それに皇后両陛下が作曲された「歌声の響」を三浦大知さんが独唱されたシーンは率直に感動した。陛下は沖縄固有の言葉と話法を学び、皇后両陛下はドレミソシドの沖縄旋律を用いて作曲された曲は、とても美しかった。皇后両陛下は作曲後、故・山本直純さんに「修正するところがあれば、して欲しい」と依頼したが、楽譜を見た直純さんは「修正は全く必要ありません。とても美しい曲です」と応じたという。
両陛下の沖縄への強い思いがあらためて表明された、その在位30年式典が行われた同じ日、いみじくも沖縄県では、辺野古への米軍基地移転建設に対する県民投票が行われ、結果、埋め立て移設に反対が7割を超えた。普天間基地の解消は早急な絶対的課題だから、代替案の無いままでの軽々な辺野古反対は敢えて控えるにしても、7割が反対を表明したこの結果は重たい。
少なくとも、両陛下が沖縄県民を思うほどに、現政権政府が県民に寄り添って考えているかどうかは、大いに疑問であると言わざるを得ない。

安倍内閣の沖縄基地問題への姿勢、「評価しない」79%
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190224-00000061-asahi-pol

歌声の響~天皇陛下作詞、皇后両陛下作曲
三浦大知さん独唱
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20190224-00000013-ann-soci

2019年2月24日 (日)

世田谷フィル&コーラス~ヴェルディ レクイエム

世田谷フィル&世田谷区民合唱団によるヴェルディ「レクイエム」
24日午後、黒岩英臣先生指揮による世田谷フィルハーモニー管弦楽団と世田谷区民合唱によるヴェルディの「レクイエム」を聴いた。会場の昭和女子大学人見記念講堂に行ったのは久ぶり。いつ以来か覚えていないくらいだが、音響が思いのほか良かったので、改善されているのかもしれない。竣工会館は1980年4月。同年10月の、カール・ベーム最後のウィーン・フィルとの来日公演をTVで見、聴いたのも懐かしい。

ソリストは石上朋美さん(Sop.)、谷口睦美さん(Mezzos.)、又吉秀樹さん(Ten.)、ジョン・ハオさん(Bass)で、後述のとおり、皆さんとても良かった。

最初に問題を1つだけ挙げておくと、長大な「怒りの日」が終わったところで、15分の休憩を入れたことだ。これは驚いた。この曲で休憩ありは初めての体験。やはりこれは良くないと思う。これも後述するが、集中力(緊迫感)が薄れたことは否めない。とりわけ残念なことに私はソリストそれを感じた。2時間かかわるわけでもないし、人見講堂は客席だけでなく、ステージも比較的広く、合唱団席には座席も設定されていたのだから、やはり全曲通して演奏して欲しかった。
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合唱団はありがちな人数構成。すなわち男声が少ない。ソプラノ56人、アルト47人に対して、テノール12人、バス19人は厳しい。特にこの曲にはシンドイ人数だが、それでも思いのほか男声の声は良く出ていた。もちろん言おうと思えば言うことは多々あるが、それでも立派だったとも言っておきたい。「Sanctus」はテンポ指定が速いし、フガートで進行するから、どの合唱団でも難所で、この合唱団も難儀はしていた。見た目の人数バランスはメチャ悪いのに、声量的バランスは比較的良く、指導された金川明裕さんの指導が良かったのだろう。

余計なお世話を承知で言えば、プログラムにはオケと合唱団それぞれの求人案内も掲載されているが、オケは区民限定云々など無いのに、合唱団の欄には「世田谷区内の在住・勤務・在学のかた」とあり、「合唱経験は問わない」のは良いとしても、本当に男性を増やしたいのなら、区関係者限定にはしないほうがよろしいかと思う。
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オケはこじんまりとした人数だが安定感があり、優秀。ブラスが安定しているし、弦の音程も良い。「怒りの日」でのトランペットのバンダはステージ左右に2人ずつ。特に下手(客席から見て左)の音色と音量はとても良かった。冒頭5小節間のチェロパートソロは静謐で美しい。幅広く行き来(音程が上下)するので難しい「Offertorio」の冒頭からのチェロパートソロもなかなか良かった。
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ソリストの皆さんは総じてとても素晴らしかった。
特にこの曲での比重が大きいメゾの谷口睦美さんは久々に拝聴したが、この曲のイメージにピッタリの、豊麗にして情感豊かなエスプレッシーヴォを感じさせる歌唱で申し分無かった。
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石上朋美さんは高音域だけでなく、中音域でも深々とした声を聴かせてくれて充実。最後のC音での「Libera me, Domine, de morte aeterna, in die illa tremenda」も意義深い詠唱だった。強いて言えば、肝心とも言える「Libera me」の132小節からのAndanteでの「Requiem」と歌いだし厳かに感動的に進行する部分ではやや淡色で、もっと艶が欲しかった。他の(前後の)部分では艶が十分あっただけに残念。「祈り」の部分であることを意識し過ぎたのかもしれない。
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テノールの又吉秀樹さんは美しい声で、以前から注目しているテナーの一人だし、この日も好調だったが、前半では1か所残念な部分があったのと、前半では「これぞこの曲に相応しいテナートーン」と感じたのに、後半はやや鮮度と完成度が後退した気がした。これは先述した「休憩入り」に関係しているかもしれないと想像する。
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バスのジョン・ハオさんは何度も聴かせていただいていて、これまで正直あまり感動したことが無かった。完成度は高いが、声が比較的地味で、良い意味での「押し出し」というか、PRが弱いと感じてきたが、この日は安定していて、とても良かった。部分的にはトーン的に物足りない部分もあったが、十分格調高く歌われていたと思う。
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先述したが、ソリストの皆さんも、総じて良かったが、前半の充実度と集中度に比べ、後半は全体的に幾分集中力が薄らいだ感がしたが、そうだとしたらやはり「休憩を挟んだこと」に原因があると思う。この曲に休憩は要らない。絶対に。
でも素敵な公演で、この曲の偉大さをあらためて感じた公演だった。
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黒岩先生の指揮は、全体的に余裕のある、決して急がないテンポ設定で進め、要所で緩急やリタルダンドとアッチェランドの工夫も入れて見事にまとめられていた。
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いわゆるフランイング拍手は無く、余韻を楽しめたエンディングでの客席の雰囲気も良かった。
出演者の皆様、お疲れ様でした。
http://setagaya-phil.net/

2019年2月23日 (土)

林美智子さん&田部京子さん デュオ・リサイタル

田部京子さんの譜面台の工夫
23日、川口リリアで開催されたメゾの林美智子さんとのデュオ・リサイタルで、さすが田部さんだな、と思ったのは、演奏もさることながら、共演者の発する音、奏でる音楽を、より良く聴こえるように、それにより合わせがうまくいくようにするために、ピアノに立てる譜面台に工夫を施していたことだ。
ピアニストなら田部さんに限らず、ソロリサイタルは基本暗譜で弾くから、譜面台は立てないわけだが、室内楽等、他者との共演の場合は、たいてい楽譜を見ながら、ということになる。
田部さんは以前、弦楽四重奏団や歌手と共演した際、譜面台が立っていることで、共演者が発し奏でる音の通りが悪いことが気になり、調律師さんにお願いして、既存の分厚い譜面台ではなく、複数の丸い穴を開けた薄いプラスティック製の譜面台を作ってもらい、この日もそれで演奏された。調律師さんとは完成に至るまで、丈夫さも含めて試行錯誤を重ねたという。
この日のデュオ・リサイタルは、曲の間で、林さんと田部さんがトークするスタイルで進行したが、林さんがリハの段階で、譜面台に注目し、感心したので、ぜひこの話題を投じたかった、ということで、このいきさつの披露、紹介となった次第だった。
共演者と、いかにより良くアンサンブルを成功させるかに注力工夫される点でも、さすが田部さんだな、と思った次第だった。
https://www.facebook.com/pg/kyokotabefc/posts/?ref=page_internal

2019年2月19日 (火)

大臣の不用意な発言

桜田大臣は辞任すべき。「ガッカリ」とか「下火に」とは何事か。
大臣以前に人間として失格だ。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6313659
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000003-spnannex-spo&fbclid=IwAR2gwF3pjDIQ8y63hmoLy8iZcIe8y79i1IcxLVPdxw3_vm-RGTWp8x1tYIA

マスコミが反省する必要は無い
桜田大臣のガッカリ発言批判に対して、「あの部分だけ切り取っての報道はアンフェア」と保守系政治家やメディア自身から疑問の声が出ているが、的はずれも甚だしい。確かに「良くなって欲しい」と回復を祈るコメントはしているが、非常識発言をしたのも事実。大臣たるもの「切り取られ」に耐えうる資質を問われるのは当然。切り取り報道への転嫁は「言い訳」に過ぎない。

麻生太郎発言を批判~日本経済新聞「春秋」2月7日
「またやった」では不十分、「またまたやった」でも足りない気がする。麻生太郎副総理・財務相の発言だ。福岡県の集会で少子高齢化に関して「子どもを産まなかった方が問題なんだから」と述べたという。さまざまな立場にある女性に対し配慮を欠くと批判された。
「産みやすい世にしなければいけないという趣旨だった」などと記者会見で陳謝と釈明に努めたが、2014年の衆院選の際の応援演説でも、ほぼ同じ内容の話をしているという。昨年発覚した部下である財務次官のセクハラ問題の際の物言いも記憶に新しい。ヒトラーを突然引き合いに出し周囲を驚かせたこともあった。
そういえば、麻生さんの祖父、吉田茂元首相も辛辣な語り口で知られる。終戦後にストライキを計画した労働組合を「不逞(ふてい)の輩(やから)」と断じたり、講和会議をめぐって政府を批判した学者を「曲学(きょくがく)阿世(あせい)の徒」と切り捨てたりした。国会でバカヤローと発言したほか、カメラマンに水をかけるなど怒りっぽい一面もあったようだ。
在任中は不人気だった吉田だが、昨今は優れた国際感覚で国を導いたと高く評価される。ならば麻生さんも未曽有の危機突破のため、男性の育児参加や長時間労働の是正など、産み育てやすい社会の実現へといっそう旗を振るがよかろう。「ネタ切れ時 救いの神の 失言癖」。こんな川柳に詠まれる元宰相ではちとさびしい。

2019年2月13日 (水)

もう一度、池江さん~病気という運命を共有するといふこと

池江璃花子選手について、少なくとも言えることは、同じ日本国民として「彼女のおかれた状況と運命を共有した」ということだろう。
こうなった以上、「東京五輪に間に合ったとしたら、それは儲けもの」くらいに日本人は腹をくくったほうが良い。
確かに五輪で活躍する姿を見たかったが、今は今後彼女が回復していく姿こそ何百倍も見たい。五輪での活躍より、18歳の女性の生命そのものこそ重要であることは自明だからだ。
私たちの多くができることは、彼女に思いを寄せることくらいだろうが、1億の思いが彼女に向かい続けるなら、きっと願いは届くだろうと信じたい。
女子100メートルバタフライの世界記録保持者でリオデジャネイロ五輪金メダリスト、スウェーデンのサラ・ショーストロム選手の言葉を、そのまま日本国民の言葉として池江さんに送りたい。「私の全ての力と愛を送ります」。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190212-00556662-shincho-spo

今日を生きる
驚く事が続く。大坂なおみ選手がサーシャ・バインコーチと契約を解消したのは驚いたが、発展的解消と理解する他ないのだろう。そして何よりも驚いたのは池江池江璃花子さん。早期発見とか、医療の進歩は著しい、とか言うが、甘く考えてはいけない病気には違いない。
昨年11月に来日してN響と共演したばかりのアリス=紗良・オットさんが公表した多発性硬化症罹患。かつて、チェロのジャクリーヌ・デュ・プレさんが人気実力絶頂期の20代後半で発病して引退。その後、車イスでの長い闘病生活を送ったし、白血病にも増して、いまだに有効な療法は確立されていないとも聞く。
兵庫県西宮市出身の藤原紀香さんが、両親、特に父親の強い反対を押し切って芸能界入りを決意したのは、阪神・淡路大震災で知人を亡くし、「やり残したことを後悔しながら死ぬのは嫌だ。これからは自分の夢に向かって生きていこう」と決意したことからだったが、今、池江さんとオットさんは、「自分の夢に向かって生きていけるかさえも不明な状況」にいる。安易な激励は控えるにしても、回復を祈らずにはいられない。
歳をとると、「今日生きていることは当たり前の事ではない」ことに気づく。しかしそれは、若い人にも同じ事なのだと気づかされた。それぞれが今日をしっかり生きる。それによって関係性が生じ、互いに良い効果や状況をもたらしていくことは多々ある。それを信じるしかない。

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スポーツ界に池江ショック
ツイッターでは日本水連理事を務めるシドニー五輪代表の萩原智子さん(38)が「体が震えています…。今はただただ…完治に向けて…祈ります」とツイート。他にもラグビー元日本代表のFB五郎丸歩(32=ヤマハ発動機)が「頑張ってほしい」とつぶやくなどスポーツ界はもとより、芸能界や政界からも応援ツイートが殺到。日本中に“池江ショック”が及んでいる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000053-tospoweb-spo

吉田輝星が池江へエール「頑張って治してほしい」
1月11日、都内で開かれた18年スポーツ界で優れた成績を残した選手らに贈られる「テレビ朝日ビッグスポーツ賞」の授賞式に出席。控室でテーブルが一緒になり、会話を交わしていた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-30000463-nksports-base

寺田学衆院議員
「選手はメダルをとるためだけの駒なのか?今、彼女にとって大事なことはメダルではなく、生きることそのものだ」と桜田大臣を厳しく批判
母親が約6年、白血病と闘い、家族としてこの病気に向き合ってきた寺田学衆院議員(42)は、「母が高齢で骨髄移植ができずに投薬治療を選び、血液検査のたびに『良くなった、悪くなった』と家族全員で話し合った」と経験談を吐露し、池江選手の病気告白を「がっかり」と表現した桜田氏に対して、
「選手はメダルをとるためだけの駒なのか」と怒り、「今、彼女にとって大事なことはメダルではなく、生きることそのものだ」と声を詰まらせ、批判。「あなたが今できる責任の取り方は撤回のレベルではない。辞任以外ない」。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-30000331-nksports-soci
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12168-13000331/
桜田五輪相の池江選手「がっかり」発言、野党が一斉批判
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/190213/plt19021311570005-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
五輪憲章を読んだことない五輪担当大臣
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000088-kyodonews-pol

池江さんの件で日本骨髄バンクに問合せと資料請求が殺到
ただ、骨髄バンクのドナー登録って、年齢枠があるんですね。私はしたくてもできない。
「年齢が18歳以上、54歳以下で健康な方」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-30000795-nksports-spo

13日夜、池江さんがツイッターを更新し、現在の心境を表明
 「昨日から沢山のメッセージありがとうございます。ニュースでも流れる自分の姿に、まだ少し不思議な気持ちにもなります。そんな中でみなさんにどうしてもお伝えしたく、更新させていただきます。
皆様からの励ましのメッセージの中に『骨髄バンクの登録をした』『輸血、献血をした』など、沢山の方からメッセージをいただきました。私だけでなく、同じように辛い思いをしている方達にも、本当に希望を持たせて頂いています。
私は、神様は乗り越えられない試練は与えられない、自分に乗り越えられない壁はないと思っています。もちろん、私にとって競泳人生は大切なものです。ですが今は、完治を目指し、焦らず、周りの方々に支えていただきながら戦っていきたいと思います。
しばらくの間、皆様に元気な姿をお見せすることができないかもしれません。そしてしばらくの間、私も皆様と同じく応援側に回ります。引き続き、トビウオジャパンの応援、支援、そして沢山の様々なスポーツの応援、支援を宜しくお願い致します。改めて皆様のメッセージとご協力に心から感謝します。
必ず戻ってきます。 池江璃花子」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000121-dal-spo
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00000170-sph-spo

病気と言葉~日本経済新聞「春秋」2月16日
「がん患者が言われて傷つく言葉を調べた結果がある。頑張って。かわいそう。前向きにならなきゃ。いまは治る病気だから大丈夫。(手術で)どこを取ったの……。がん患者の就労支援などを手がける桜井なおみさんが、著書「あのひとががんになったら」でそう記す。
▼桜井さん自身もこの病の経験者だ。善意からの言葉でも知識不足の励ましや同情、不用意な好奇心、価値観の押しつけは心の負担を増す。時に「頑張って」もマイナスに働く。大半の患者はもう懸命に頑張り、もがき葛藤しているのに、まだ頑張るのかと感じるからだ。どこか人ごとのように響くのも傷つく理由だという。
▼日本を代表する18歳の水泳選手が、血液のがんにかかったと公表した。ご本人やご家族の心労、不安はいかばかりかと思う。テレビでは専門家でもない出演者から街の子どもまでが「頑張れ」「大丈夫」を繰り返す。その思いに嘘はないとしても、これががん患者への正しい接し方だというイメージが広がる恐れはないか。
▼若年性がん患者団体「STAND UP!!」が、定期刊行誌で10代、20代の闘病体験を紹介している。卒業式で友達に泣かれてつらかったり、扱いづらい空気から孤立したり。統計によれば、日本人の2人に1人はがんになる。善意や厚意をきちんと伝えるためにも、がん経験者の心を誰もが正しく知るべき時代になった。」

2019年2月12日 (火)

池江ショック~回復を祈る

驚いた。無敵で前途洋々と想えた池江璃花子選手が白血病と診断された。
でも若いし時間はあるから、じっくり治療に専念して欲しい。
渡辺謙さんほか、復帰して活躍されている人は多々いるのだから。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6313597
渡辺謙さんもコメントを発信
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6313586

以下、いろいろな文献の引用紹介です。

競泳の女子100メートルバタフライの世界記録保持者でリオデジャネイロ五輪金メダリストのサラ・ショーストロム(25=スウェーデン)が12日、自身のインスタグラムで、白血病と診断された池江璃花子(18=ルネサンス)にエールを送った。
ショーストロムは、池江と笑顔で泳いでいる写真を投稿。「私の友人、池江璃花子が白血病と診断されたというニュースを読んで、涙があふれている。私の全ての力と愛を送ります」とメッセージをつづった
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190212-00000145-spnannex-spo

北島康介氏
本人には直接メッセージを送っています。関係者にも連絡を取っていますが、すべて把握できていないため、コメントしようがないです。ただ報道を見て、あらためて愛されている選手だなと思いました。今は治療に専念できる環境をつくってあげることが大事だ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190212-20000959-nksports-spo

AP通信は「日本の水泳選手、池江璃花子が白血病と診断された」と速報し、「18歳の池江はアジア大会で6つの金メダルを獲得し、母国での2020年オリンピックの顔として注目されている」と紹介した。池江が直前まで合宿を行っていた豪州の「7スポーツ」には「日本の10代の水泳の星にショッキングな診断」と題し、「東京五輪で本物の金メダル候補だった池江璃花子が白血病と診断された。衝撃的な発表は彼女のツイッターを介して世界中に届いた」と、驚きをもって報じられた。

また中国の新華社通信は見出しの冒頭に「痛!」を付け、「日本の天才水泳少女が白血病と診断」。そして「18歳の池江はアジア大会で最も輝いた星だった」とし、「アジア大会で金メダルを獲得した後、彼女は驚くべきことに『肉体の限界は感じていない。75パーセント』と話した」と、その将来性を示すエピソードを紹介していた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190212-00000121-dal-spo


元スイマー立石諒さんとサッカー早川史哉選手のコメントが素晴らしい
立石諒さん「東京五輪目指す選手以前に、18歳の女性として完治に向かって欲しい。休む勇気を持って欲しい」
早川史哉選手~自身2016年4月から白血病を患ったサッカー選手
「周りの多くの方はどうしても綺麗なドラマのように、復帰して再び活躍する姿を見たいと期待していると思いますが、まずは一人の人間として元気になってくれることを僕は願っています」
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早川選手はクラブ公式サイトで、「まずは、池江選手の病状がはっきりしていない現段階では、軽率な発言や憶測で判断し、メディアを通してお話するべきではないと思い、クラブを通じてコメントさせていただきます」とした上で、「ショックを受けていますし、他人事ではなく、自分のことのように感じています。池江選手の気持ちを考えると、言い表す言葉が見当たりません。これからどういう治療、どういう経過をたどっていくのかは分からないですが、競泳選手としての池江さんというより、一人の人間として病気に立ち向かってほしいです。選手として活躍されていて、周りの多くの方はどうしても綺麗なドラマのように、復帰して再び活躍する姿を見たいと期待していると思いますが、まずは一人の人間として元気になってくれることを僕は願っています。決して明るく前向きなことばかりでないと思います。池江選手には、周りの信頼できる人たちといろいろな想いを共有して、決して一人で背負いこまず、じっくりと強い気持ちをもって病と戦ってほしいです」
「白血病を経験した僕から周りの方々にお願いがあります。池江選手に温かい優しさをたくさん与えてほしいと思います。そういう想いが必ず池江選手の力になると思っています。それは、僕自身も感じてきたことでもあるからです。みなさんにはスポーツに関わる者として、リスペクトをもって池江選手を支えてほしいです。ぜひ、人の思いやり、温かみという部分で池江選手に寄り添い、温かい想いをみんなで届けていけたらと思います」
「今、SNSで『早川選手が2年、3年で復帰したから大丈夫』という話を目にしますが、それぞれの病気ですし、病気によってもそれぞれの段階があると思います。誰かと比較せずに池江選手のペースでしっかりと病気と向き合って進んでほしいのが一番の願いです。池江選手に対するリスペクトと思いやりをもって、彼女の戦いに大きな優しさと温かさをもって寄り添ってほしいです」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190212-27874566-gekisaka-socc

2019年2月 9日 (土)

サラリーマン川柳~情けない男たち

「ノー残業 趣味なし金なし 居場所なし」
「趣味探し 定年前の 大仕事」

この2句とも何とも情けない。
趣味も無くて、何が楽しくて生きてきたのだろう?

児童虐待大国

警察庁が7日公表した昨年の犯罪情勢によると、全国の警察が「虐待を受けた疑い」があるとして児童相談所に通告した18歳未満の子供の数は8万104人で過去最高。10年前と比べて10倍という。
児童虐待の「摘発件数」も1,355件で過去最多という。どうした、ニッポン。

2月8日放送のNHK「首都圏情報 ネタドリ!」
野田市の児童虐待事件。眞鍋かをりさんも涙。
多くのツイートも もっともな意見ばかりで、世間の関心と憤りは当然強い。
http://www4.nhk.or.jp/netadori/x/2019-02-08/21/25749/1503200/

2019年2月 6日 (水)

アメフト認定問題~理不尽な結論~斎藤美奈子さん~東京新聞2月6日のコラム

以下、引用紹介です。

「昨年、大きな議論を呼んだ日大アメリカンフットボール部の悪質反則問題。警視庁は5日、タックルした選手を傷害の疑いで書類送検する一方、前監督と前コーチのよる選手への指示は認められなかったと結論した。えーっ、なんで!? ではあの反則は選手の勝手な暴走だったのか。
昨年7月30日に公表された第三者委員会の調査報告書は、前監督と前コーチが反則行為を指示したと認定した。ただ、弁護士らによる第三者委員会報告書格付け委員会はこの報告書にも厳しい評価を下している(8人中7人が下から2番目のD評価)。パワハラを招いた根本的な原因である大学のガバナンス体制への調査が十分でなく、理事長への聞き取りが行われたかどうかも不明というのが主な理由だった。
それほど厳しい目でチェックされた事案を警視庁は覆したわけだ。
女子体操選手の告発で明るみに出た体操協会のパワハラ問題では、第三者委員会が「悪質なパワハラはなかった」という報告書を発表した(昨年12月)。元早大教授の女子大学院生に対するセクハラ事件では「事実認定が不十分だ」として、被害女性が同大学調査委員会の報告書に異議を申し入れている(同9月)。
勇気をふるって声を上げた人たちの告発が認められず、指導者側に好都合な結論が出る理不尽。とても鵜呑みにはできない」

児童虐待と児童相談所

警察庁が7日公表した昨年の犯罪情勢によると、全国の警察が「虐待を受けた疑い」があるとして児童相談所に通告した18歳未満の子供の数は8万104人で過去最高。10年前と比べて10倍という。
児童虐待の「摘発件数」も1,355件で過去最多という。どうした、ニッポン。

柏児童相談所の前所長・奥野智禎に批判が
奥野元所長は、心愛さんを自宅に戻す決定をした理由などについて聞かれると「覚えていません」という回答を繰り返した。
唖然とした。
https://www.fnn.jp/posts/00411922CX
https://genkimura.net/kashiwa-zensyochou/

虐待親から子供を守れない社会なのか?
目黒区の船戸結愛(ゆあ)ちゃんの虐待死の教訓が生かせない。野田市に住む栗原心愛(みあ)さんのSOSに対応できなかった大人たちの社会とは何か?
わが子を虐待する親の心理は異常で理解し難いが、現実に存在するのもまた事実。虐待するために子供を作ったのか?とも言いたくなるが、異常な親から虐待される子供を守り得る学校関係者、児童相談所等の関係者、あるいは警察を含めた社会のコミュニティの連携により、守っていく構造を作っておき、機能させること。その実現しか対処し得ない。

教育委員会の保守性、存在意味の無さは何十年も前から言われ続けてきました。
児童相談所も地方公務員の異動部署に過ぎないそうです。すなわち、子供の虐待保護対応自体に関心の無い人も異動で配属されるそうです。呆れました。そんな児童相談所なら要らない。児童相談所は地方公務員に任せるのではなく、子供保護を使命感に感じる人を民間から公募するなど、保護コミュニティの形成を根本的に変えないとダメだと思います。

民間人の協力体制が必要だと思います。現状、児童相談所の職員は地方公務員でして、児童福祉士も公務員でないとなれません。こんな状況ではダメで、使命感のある民間の人を採用、登用することが重要かと。「児童相談所は人手不足なんです」などと言い訳しているヒマがあったら、具体的に使命感を持った人員の増加を図る対策を早急に打つべき。

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以下は、いろいろな文献の引用紹介です。
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児童虐待防止法および関連する処罰規定は、主に親が対象になっており、条文を読んでみても、自治体や児童相談所、学校関係の教職員への処罰、処分に触れていない。
児童虐待防止法にはこうあります。「学校、病院などが早期発見に務める」、「虐待が疑われる場合、速やかに福祉事務所、児童相談所に通告しなければならない」、「知事は親の出頭を求め、必要に応じて住居を立ち入り調査できる」、「知事、児童相談所長は必要に応じて警察への援助を求められる」。早期発見、通告、立ち入り調査、警察の協力などの組み合わせです。
ここまでは行政側が努力すべき義務規定です。きちんと守られていれば、虐待死をかなり防げるシステムにはなっています。アンケートの書面を見せたり、子を装った書面を徹底して疑っていれば、2人の女児の命は救えたかもしれないのです。
同防止法は、親に対しては「知事らは、子に付きまとうことの禁止を親に命じることができる」、「親が違反した場合、1年以下の懲役、または100万円以下の罰金」とあります。その他、刑法との関係で、暴行罪(懲役2年以下)、傷害罪(懲役15年以下)、保護責任者遺棄致死罪(懲役20年以下)などを適用する道が開かれています。前回、書きましたように、もっと厳しい殺人罪も適用すべきです。
http://agora-web.jp/archives/2037109.html


相談窓口(児童相談所全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」
厚生労働省
児童虐待防止対策
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/dv/index.html

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千葉県野田市で10歳の女の子が死亡し父親が逮捕された事件
今月24日、野田市に住む栗原心愛さんが自宅の浴室で死亡しているのが見つかったもので、父親の栗原勇一郎容疑者が傷害の疑いで逮捕されている。

冬休み明けの1月7日、学校に電話をして、「娘は沖縄にいるので1週間ほど休む」などと伝えていたほか、11日には「休みを1月いっぱいに延長したい」と再度連絡していた。

しかし学校は、1月21日まで、心愛(みあ)さんの長期欠席を児童相談所に報告しておらず、その3日後の24日には虐待事件が起きていることから、学校と児童相談所との連携の不備が問題になる

糸満市によると、心愛さんの親族が2017年7月上旬、栗原容疑者が妻(31)に暴力をふるっていると相談。その際、「父親が(心愛さんを)恫喝している」と話したという。市は翌日、心愛さんが当時通っていた小学校と情報を共有。学校がけがの有無や表情の変化に注意したが、異常は確認できなかった。教員が心愛さんと栗原容疑者との三者面談もしたが、不審な点はなかったという。心愛さんは17年9月、野田市の小学校に転校した。

 心愛さんはこの年の11~12月、千葉県柏児童相談所に一時保護され、18年3月に野田市で両親との同居を再開した。捜査関係者によると、栗原容疑者はこの後、心愛さんを深夜に起こし、室内に立たせるようになった。親族が「しつけ名目で日常的だった」と県警に証言し

県柏児童相談所は28日、心愛さんの長期欠席を把握したのは事件発覚の3日前だったと明らかにした。その後も、家庭訪問などはしなかったという。長期の欠席や休みは虐待のリスク要因とされ、「早く気づいて対応すべきだった」と不手際を認めた。

心愛さんが2017年11月の学校アンケートに「お父さんにぼう力を受けています。先生、どうにかできませんか」と回答していたことが31日、分かった。市教育委員会は、この回答のコピーを父勇一郎容疑者(41)=傷害容疑で逮捕=に渡しており「威圧的な態度に恐怖を感じ、屈してしまった」と説明した。
 野田市教育委員会は31日に記者会見し、アンケートの記述内容を公開。心愛さんは、容疑者から「夜中に起こされたり、起きているときにけられたりたたかれたりされています」と書いていた。
31日、野田市は記者会見を開き、心愛さんが児童相談所に一時保護されるきっかけになった「父親に暴力を受けている」「先生、どうにかできませんか」と小学校に訴えたアンケートを市の教育委員会が、栗原容疑者に渡していたことを謝罪した。

野田市の会見「(教育委員会は)恐怖感に屈した部分が多かった。一時保護に納得できない訴訟も辞さないというような怒りを鎮めるために、恐怖感から(アンケートを)出してしまった部分が大きい」
市教育委員会は、この回答のコピーを父勇一郎容疑者(41)=傷害容疑で逮捕=に渡しており「威圧的な態度に恐怖を感じ、屈してしまった」と説明した

また、市は一時保護の後、栗原容疑者が小学校の校長に対し、今後、心愛さんを保護する際にはすぐに父親に情報を開示することなどを約束させる「念書」を書かせていたことも明らかにした。
心愛さんはおととし11月、小学校のアンケートに「父親からいじめられている」と記し、児童相談所に一時保護されていましたが、このアンケートのコピーを、市教委側が勇一郎容疑者に手渡していたことがわかりました。野田市などによりますと、勇一郎容疑者は、心愛さんが一時保護された直後から小学校を訪れ、「暴力を振るっていない」「アンケート内容を見せろ」などと強く抗議していたということです。アンケートを見た勇一郎容疑者が虐待をエスカレートさせた可能性もあり、市に対する批判が集まりそうです。

 「二度と起きないようにしていかなければならないと、担当課に強く指示している」(千葉県 森田健作知事)

 一方、千葉県の森田知事は、31日朝の会見でこのように述べ、「関係機関の連携が十分だったか精査する」と。


子供と名前~日本経済新聞「春秋」2月9日
「親はわが子に、思いを込めて名前をつける。生まれてくるときを夫婦で指折り数え、辞書と首っ引きであれこれ悩む。そんな、幸せに満ちた日々があったのではないのか。だからこそ娘に「心」「愛」という優しく温かい言葉を贈ったのではなかったのか。それなのに。
▼いつの間にか親の心の中に棲(す)みついた、魔物の所業としか思えない。千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛(みあ)さんが自宅で死亡した事件。連日のように新たな、そして痛ましい事実が報じられる。自分を愛してくれるはずの親から受ける暴力、救いを求めた大人たちの裏切り、だれも助けてはくれないと悟った日の絶望――。
▼「もうおねがい ゆるしてください」。ひらがなで綴(つづ)った文章を残し亡くなった東京・目黒の女児は「結愛(ゆあ)」ちゃんだった。あれから1年もたたない。政府はきのう関係閣僚会議を開いて緊急対策を打ち出した。当然のことである。だが閣僚会議は結愛ちゃんの事件の後にも開かれ、この時も緊急対策が打ち出されていた。
▼赤ん坊のお尻のあざを虐待と疑われ、通報された。子どもを車に残して店に立ち寄ったら、警官に囲まれた。海外勤務の経験者からこんな話を聞く。子どもの命と安全に関して、私たちはもっと敏感に反応すべきなのだろう。調べた結果何もなければ、それはそれでOK。そう言って皆が納得し合う社会でいいではないか。」

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