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2019年1月19日 (土)

バッティストーニ指揮「千人」歌いました

バッティストーニ指揮 東京フィル
バッティストーニ指揮「千人」~本番の面白さについて
今回、ソリストの皆さんは、新人とも言える今井実希さんも含めて素晴らしかったのと、児童合唱団が本当に素晴らしかった。ここ数日のリハでは、部分的に当然ながらバッティストーニさんのダメ出しと、こうして欲しいを何度も繰り返したが、その成果は出たと思う。ここ数日間のリハの中で最も良かった。
そして私たち大人の合唱団も、贔屓目抜きで本番が一番良かったと思う。バッティスは比較的デフォルメと言えるほどの大きな「溜め」は少ない指揮をするが、それでも当然リハごとも含めてテンポは微妙に揺れるし、溜を作ることもする。指揮を見ていないと当然ズレが生じる。こうしたことは大人の私たちも何度もあった。本番3時間前のリハでも「指揮を見ろよ」と言いたくなる場面はあったが、本番は集中力全開で、そうした点はほぼ無かったと思う。本番20分前まで、確認や修正をリハ室で行っていた成果は出たと思う。
中島郁子さん他、ソリストの皆さんも、終演後、一堂に会した解団式で、「神秘の合唱開始部分では、涙が出るほど良かった」と、おっしゃってくださったことは、合唱団冥利に尽きる。
指導した山神健志さんが「本番であれだけできるんだから、練習段階からもっとやってよ」と終演後に言って、団員たちを笑わせたように。そのセリフは私が普段活動している集団でも指摘されたことがあるから、アマチュア集団にありがちなのかもしれない。「本番に強い」という、本来あまり感心してはいけない傾向が。
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本番ではそうした良い事も含めて色々な事が生じる。
本演奏が開始し、まだそれほど経過していないころ、私の隣の80歳近いと想われる男性Yさんが体調が悪いのか、時折目をつぶり、やや前かがみになるシーンが続いた。結局最後までステージを降りずに済んだのだが、合唱の部分でない場面で、私はYさんに何かあった場合の対応を意識した。Yさんは、本番3時間前のリハで、「体力を温存したいので、客席にいたい」と降りていたので、心配はしていたが、はたして本番でもそうした状況が生じた。
人によっては、「そうした状態でステージに出てはいけない」とする意見もあるかもしれないし、それはそれで理屈ではあるが、私はそれは言わない。何より、その人にとって、そのとき、その場に出ていることがとても重要な大切な瞬間なのだ、ということと、「本番では係る音楽以外の事も含めて色々なことが生じ得る、それこそが本番」、「そうしたことを全てを受け入れてステージで「共生」するのが、ステージをいっしょにするということ」だからだ。
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今回の新宿文化センター合唱団の人数はソプラノ117名、アルト104名、テノール41名、バス52名、児童合唱は4つの団体の合計で80名。総勢394名の合唱団だったが、本番での集中力は客観的に考えても見事なものだったと思う。合唱が大好きな人たちが集い、「千人」に思いを込めて挑んだ成果を出せて良かったと思う。


その前の段階
バッティストーニ指揮マーラー「千人」初回リハ終了
来年1月19日のバッティストーニ指揮東京フィルによるマーラーの「千人」の練習で、本番指揮者であるバッティストーニとの練習は、もちろん1月に入ってからがメインですが、昨夜14日、ちょうど来日中の彼による年内最初で最後の合唱練習がありました。
全体的に速いテンポ。特に第一部は「このテンポで歌うんか~」とは言い過ぎにしても、結構速くて大変です。フレーズの「切り」を徹底したほか、面白かったのは、第二部で、女声でレガートな柔らかなフレーズを創る際に、レガートとは言わず「テヌートで」と言ったことです。それが結果美しいレガートで歌えるようになった。面白いな、と思いましたね。
ご来場いただけたら幸いです。
https://www.regasu-shinjuku.or.jp/bunka-center/wp-content/uploads/2018/08/2018_MAHLER.pdf


更にその前
東フィルの「千人」で歌います
完売のようなのでアップは気が引けますが、以前もご紹介しましたので、お許しを。
19日、バッティストーニ指揮の東京フィルがマーラーの「千人」を演奏します。私は合唱で出演させていただきますが、添付のとおり、とにかくソリスト陣が素晴らしいです。
不満なのは新宿文化センターのステージが狭く、譜面を開くのも難儀するくらいです。児童合唱団みたいに暗譜で立とうかなあ。私がこの曲を歌うのは3回目なので、できなくもないのですが、第二部開始まもなくの男声の部分は見たい感じです。
初めて歌ったのは1986年4月の山田一雄さん指揮、新交響楽団(東京文化会館)。2回目が昨年9月の坂入健司郎さん指揮、東京ユヴェントス・フィルハーモニー(ミューザ川崎)でした。
https://www.regasu-shinjuku.or.jp/bunka-center/wp-content/uploads/2018/08/2018_MAHLER.pdf
https://www.regasu-shinjuku.or.jp/bunka-center/shusai/13991/?doing_wp_cron=1547823718.1991910934448242187500

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