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2018年11月23日 (金)

沖澤のどかさん指揮 東村山交響楽団

23日午後、ルネこだいら大ホールにて、東村山交響楽団の
第35回定期演奏会を聴いた。
指揮は先月10月の東京国際音楽コンクールの指揮部門で
1位と齋藤秀雄賞を得た沖澤のどかさん。
ヴァイオリン独奏は土谷茉莉子さんで、
プログラムは以下のとおり。

1.モーツァルト 歌劇「魔笛」序曲

2.チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲

3.ドヴォルザーク 交響曲第7番

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このオケを聴くのは初めて。きっかけは旧知の
のどかさんが指揮するため。
木管はなかなか良かったが、弦の力量は、
6月にのどかさんが振った(4回連続振っている)
やっとかめ室内管弦楽団には及ばない。
揃ってはいるが音量が弱いし、リズム的な精度もイマイチ。
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1曲目は速めのテンポ。1小節目と2小節目の
4拍目のウラの16分音符は、
アダージョということもあって、過去の指揮者では、
8分音符のように、たっぷりとテヌートさせる指揮者が
多い~例えばワルター~が、のどかさんはいわゆる
「楽譜どおり」の16分音符とした。

それはいいとして、5小節目と7小節目のそれぞれ
2拍目にある、ファーストヴァイオリンが16分音符で
動く部分があまりよく聴こえない。
ここは16分音符であっても、
ハッキリ明瞭に聴かせたいところだ。

アレグロがいったん終わって、変ロ長調に転じた
2回目のファンファーレの直後、変ロ短調で開始する
弦の掛け合いが、その速いテンポに各パートが遅れがち。
弱音であっても、各パートがもっと明瞭に聴こえて欲しい
ところだ。
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2曲目のソリスト土谷さんも初めて聴いた。
東京芸大卒で、このオケのトレーナーでもある。
よく弾いてはいたが、個性を出すまでに至っていない。
もっと積極的なアプローチが欲しい。
第2楽章は叙情的でなかなか良かったが、
第3楽章の376小節から383小節の間での、オクターブで
旋律を弾く部分では音程を大きく損ねた。
この部分は、アマチュア奏者でもちゃんと弾ける人は
少なくないはずだから、もっと完璧に弾いて欲しいところだ。
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休憩後のドヴォルザーク。
先述の「やっとかめ」では6番を取り上げたから、
のどかさんはドヴォルザークの後記の交響曲を順次、
取り上げて来ている(そういう意図がある)のかもしれない。

7番は私は第3楽章のスケルツォが一番好きで、
次いで終楽章。
演奏もこの2つの楽章がとりわけ良かった。

アンコールとして、チャイコフスキーの
「エフゲニーオネーギン」から第2幕冒頭のワルツが
演奏されたが、オケは音量的にも快活度的にも、
この日一番良い演奏だったと感じた。
1曲目からこの「乗り」があれば良かったのに、
と思った次第。
https://www.hso.in/hso_wp/concert/

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