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2018年7月31日 (火)

青島講座 後宮からの逃走~オペラの東洋趣味

7月31日、東京二期会主催の青島広志さんによるシリーズ
通算第41回目の「二期会オペラ講座」を日暮里サニーホール
で拝聴した。
ゲストの1人、テノールの山本耕平さんはオペラの中だけでなく、
ソロのかたちで二度拝聴したことがあるが、もう1人のゲストで、
最近特に活躍が著しいソプラノの冨平安希子さんは未だ一度も
拝聴したことがなく、先日の「魔弾の射手」も都合が悪くて
拝聴できなかったので、この日を楽しみにしていた。

11月に日生劇場で上演されるモーツァルトの「後宮からの逃走」
に先立って「オペラの東洋趣味」と題した解説とピアノ演奏は
ブルーアイランドこと青島広志さん。

青島講座の拝聴は今回で確か3回目くらい。
ある転調の美しいフレーズをピアノで弾いて、
「これを美しいと思わない人は人間じゃない」などの相変わらずの
毒舌を混ぜて客を笑わせながら、あるいはモーツァルトの性格と
人生に触れながらの解説は面白く、何度も笑わせていただいた。

演目は以下のとおりだが、前半では「後宮からの逃走」とは
関係なく、4人の作曲家の歌曲の詩における東洋との関係性の
解説はとても面白く、勉強になった。

初めて聴いた冨平さんの声は外見から煌(きら)びやかな声を
イメージしていたが、そうではなく、むしろ、しっとりと落ち着いた
叙情性と可憐さを中音域では聴かせてくれたし、
ブロンデのアリアでは力強い高音も聴かせてきれた。
今回の数曲だけではむろん深くは判らないが、
未知数な引き出しを多く持った発展段階中の歌手、
という印象を持った。

・・・・・・・・・・・・・
なお、余談だが、前半最後の日本語による「歌の翼に」では、
2人による重唱の後に、会場全員で歌いましょうという青島さんの
提案があり、多くの人が唱和したが、
私の左、空席を置いてその横にいた女子高生と思われる
若い女性(少女)は、それまで熱心に青島氏の解説をメモしていた
のだが、この「歌の翼に」では大きな美しい声で朗々と歌いだした
のには驚いた。
合唱をやっているというより、明らかに先生について歌を学んで
いる人だと思う。きっと音大を目指している女性なのだろう。

もう1つ。冨平安希子さんのご主人で指揮者の冨平恭平さんの
指揮による演奏は、以前から何度も聴かせていただいており、
フェイスブックでも友人になっていただいていたのだが、
未だ直接お話しはしたことがなかった。
終演後、安希子さんとの写真撮影後、お子さん共々来場されて
いた恭平さんとやっとご挨拶できた次第だった。

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 演目は以下のとおり

1.スカルラッティ「日は既にガンジスから」by 山本さん

2.トスティ「遥かに」by 冨平さん

3.シューマン「蓮の花」by 冨平さん&山本さん

4.メンデルスゾーン「歌の翼に」by 冨平さん&山本さん

(休憩)

モーツァルト「後宮からの逃走」より
5.「コンスタンツェ、君に再び会えるのか」
   by 山本さん(ベルモンテ)

6.「優しい言葉にお世辞を混ぜて」by 冨平さん(ブロンデ)

7.「何という喜びと楽しみが」by 冨平さん(ブロンデ)

8.「おお愛よ、私はひたすらに」by 山本さん(ベルモンテ)

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