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2018年7月 9日 (月)

偶然のかたちで届いた哀悼の心

8日午後、学習院OB管弦楽団の第77回定期演奏会終了。
指揮者に金山隆夫先生を迎えての演目は
1.J・シュトラウス「皇帝円舞曲」
2.サン=サーンス交響詩「死の舞踏」
3.チャイコフスキー交響曲第5番ホ短調の3曲。

これまで当団はアンコールは演奏しない定演が多かったが、
今回は演奏しようということで、
芥川也寸志「トリプティーク」の第2楽章と、
マイヤーベーアの戴冠式用行進曲(Krönungsmarsch)を
演奏した。

終演後のレセプションを途中で退席させていただき、
目白駅近くの居酒屋でお待ちいただいていた常連客の皆様と談笑
する中、
 「アンコールの2曲目は昨今の西日本の豪雨被害者への哀悼
  として演奏したの?」と問われた。
また、それから帰宅後、近所の常連の奥様に挨拶した際にも
まったく同じ質問をされたので、少し驚いた。

確かに哀愁感漂う、独特の気品のある美しい曲なので、
哀悼の主旨に合わないことはないが、アンコール曲は
1カ月程前から練習を開始していたので、
もちろん偶然にすぎない。

それでも、偶然とはいえ、今回の厳しい状況におかれた人々に
聴衆の皆様が気持ちを寄せて、そう受けとめて聴いて
いただけたのは演奏者側としても感慨深く感じる。
演奏した良かったと思う。曲自体、素敵な曲だし。

今回、皇太子殿下もチャイコフスキーのみにご出演予定で、
練習も毎回のようにご出席されていたのが、
豪雨被害を受けた人々の、今の厳しい国内状況に配慮されて、
急きょ、出演を辞退された。

そうした皇室のご配慮、思いに少しでも重なるかたちで、
「トリプティーク」の第2楽章が来場された人々に届いた
としたら、それ自体は良かったと心から思う。

(参考)
トリプティーク第2楽章
https://www.youtube.com/watch?v=bB1EPAp_JM8
https://www.youtube.com/watch?v=NRn0qjMDKy4
https://www.youtube.com/watch?v=Ro1oHk7fBVc

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