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2018年7月21日 (土)

災害時の演奏会という問題~広島での第九

以下は批判というより疑問的感想なので、軽く受け止めてください。

知り合いの歌手がフェイスブックにアップされていたので知った
のだが、西日本の豪雨被害が続く中、7月12日に
広上淳一指揮、広島交響楽団により「夏の第九」と題された
演奏会が広島市内で開催された。

この時期に、と正直感じるものの、想像しない災害より
ずっと以前から企画されていた演奏会だし、
ソリスト等出演者には罪は無いし、合唱団もこの日のために
練習してきたわけだし、プログラムを見ると、
前半には国際的ホルン奏者バボラクさんを迎えているなど、
様々な要因から、なかなか簡単に中止にはできなかっただろう。

「3.11」と違って余震が続くとか、原発問題が生じたわけで
はないので、あのときとはもちろん単純に比較できないのは解る。

ただ、会場で募金活動が急きょ展開されてかどうかは、
誰もその点を報告していないので判らない。
あったのかもしれないが、無かったとしたら腑に落ちない。

そして特に、出演者の1人が、フェイスブックでで、
居酒屋での打ち上げ写真をアップされていたのを見たときは
さすがに強い違和感を覚えた。

広島市内では大きな混乱は無かったのだろうけれど、
同じ県内だけでも、当時でさえ既に数十人の死者が出ており、
多くの人が家屋に損害が生じて、避難生活を強いられ、
熱さと衣食住で苦しんでいた時期だ。今もそうだが。

様々な事情があったにせよ、あの時期で「歓喜の歌」は
どう響いたのだろう?
どういう気持ちで歌っていたのだろう?

もしやベートーヴェンは、
「僕はそんなに呑気な意味でフロイデ(歓喜)の曲を
 作ったんじゃないんだけどな」
とボヤいたかもしれない。

とはいえ、想像していなかった、いわば偶然の自然災害。
そしてずっと前から多くの人が関わるかたちで計画されていた
演奏会。
批判するのはたやすいが、これは考えてみれば、
私を含めて誰でも主催者側、あるいは出演者側になりうる問題
でもある。
ちょっと厄介な難しい問題ですね。
http://music-peace.jp/ticket02/index.html
http://hirokyo.or.jp/concert/list/8284.html

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