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2018年6月18日 (月)

映画 万引き家族

「万引き家族」を2日午後、観た。一般公開日は6月8日だが、
東京や神奈川など24の劇場限定で2日と3日、先行上映
されていた。
話題の映画ゆえ、私が観た新宿バルト9の15時10分開演
の枠はほぼ満席。ギリギリで席を確保できた。

劇の3分の2、90分はほどんど何も起きないが、
残りの30分で一気に物語が激変する。
きっかけはある「優しさ」だ。

「誰も知らない」、「そして父になる」、「海街diary」、
そして今回の作品全てで共通する是枝作品のテーマは「家族」だ。

時として必ずしも血がつながってはいない場合も含めての
親子問題。「親子とは何か?」。「家族とは何か?」。

愛されず阻害され拒絶されてきた子供や大人たちが集まり
一緒に暮らすことで生じる絆。
それは通常の家族とは違う関係性のものかもしれないが、
しかし、思いやることの真実はそんな中にも存在する。

役者の皆さん、子役を含めて全て素晴らしいが、
とりわけ安藤サクラさんには出演作で毎回感心してきたが、
この作品でも間違いなく中心にいるのが彼女だ。

松岡茉優さんはこれまであまり色気を感じない女優さん
だったが、この作品では意外な役を、しかも心根としては
とてもピュアな女性として魅力的に演じていたのも印象的だ。

音楽はほとんど使われていない。ごくたまに短い音、
音響程度のものが入る程度だが印象的だ。

必ずしも希望を描いているわけではない。
ラストシーンの幼子の眼差しの先に何があるのか、
彼女自身だけでなく、観る私たち観客の誰にもわからない。
このエンディングは一見さりげないようでいて強く胸を打つ。

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