« 伊調馨選手へのパワハラを認定 | トップページ | 財務省事務次官の「さわっていい?」等セクハラ発言問題 »

2018年4月19日 (木)

ロッシーニ「音楽の夜会」

ちょうど7日の日本経済新聞朝刊文化欄に
 「ロッシーニ再評価進む」として、
没後150年のロッシーニに関して取り上げられている。

これについては後述するとして、
3月16日(金)から4月15日(日)にかけて、
毎年恒例の「東京・春・音楽祭」が開催されている。

これはワーグナーの楽劇演奏会式公演も含むが、ほとんどは
室内楽を中心とした演奏会が都内各地で開催されるものだ。

その一環の「桜の街の音楽会」として、千代田線湯島駅近くの
旧岩崎邸洋館で開催されたロッシーニ「音楽の夜会」を聴いた。

4人の歌手とピアニストにより、ロッシーニの歌曲12曲
からなる「音楽の夜会」を13時からと15時30分からの
2回において、それぞれ6曲ずつ演奏する、というもの。

もっとも私は後半が都合悪かったので、
13時からの回のみの拝聴だった。
出演者と演奏曲目は以下のとおり。

東中千佳(Sop)、長谷川忍(Mezzo)、
土崎讓(Ten)、堤智洋(Bar)、赤星裕子(Piano)

1.いざない~堤智洋

2.饗宴~長谷川忍

3.別れ~堤智洋

4.山のチロル
  (プログラム表記は「アルプスの羊飼いの娘」)~東中千佳

5.ヴェネツィアの競艇~東中千佳&長谷川忍

6.セレナータ~土崎讓&長谷川忍

全体的に8分の6拍子のようなリズムが抑揚のある快活な曲が
多くて楽しめたし、長調と短調の交差(入りくり、行き交い)が
さりげなく進行するなど、ロッシーニの作曲技術の巧みさを
あらためて感じた次第。

長谷川忍さん以外はたぶん初めて聴かせていただく歌手。
特に東中さんの軽やかな声が個性的で印象に強く残った。
ピアノの赤星さんは演奏も外見もいつもチャーミングで素敵。
大好きなピアニストの一人。

なお、拝聴できなかった15時30分からの曲と歌手は、
「約束」~東中さん、「とがめ」~長谷川さん、
「ゴンドラの舟遊び」~堤さん、「踊り」~土崎さん、
「魚釣り」~東中さん&長谷川さん、
「水夫」~土崎さん&堤さん。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ところで、先述の日経の記事だが、
「歌手育ち演奏の機会増える」との副題の中、
「東京・春・音楽祭」の今年の目玉企画の1つが
ロッシーニと紹介する他、生存中はイタリア中心に
絶大な人気を博しながらも、
後にワーグナーやヴェルディの重厚なオペラが全盛となる中、
軽んじられる傾向にあったが、没後100年の1968年前後から
イタリアでも見直しが始まり、ロッシーニのオペラは
細かく声を震わせるように歌う「アジリタ」を駆使する
など難しいことが特徴であることから、
アルベルト・ゼッダが歌手育成に尽力したこと。
日本でも優秀な歌手が増えたことから演奏機会が増したこと。
特に藤原家劇団は200年代からロッシーニを注力してきたこと、
などが紹介されている。

« 伊調馨選手へのパワハラを認定 | トップページ | 財務省事務次官の「さわっていい?」等セクハラ発言問題 »

ブログ HomePage

Amazon DVD

Amazon 本

最近のコメント

最近のトラックバック