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2018年4月19日 (木)

諏訪内晶子さんの現代作品演奏

EテレでN響のサントリーホールでの2月公演が放送された。
明るいホールに、武満の独特の暗い色調のトーンが流れる。
「ああ、タケミツだ」と思う。

誰も書かなかった謎の色調を帯びた詩的でもあり、
また種哲学的とも言える不思議な弦楽アンサンブルのトーン。
「ノスタルジア」と「遠い呼び声の彼方へ」のソロは
諏訪内晶子さん。

諏訪内さんはバッハもロマン派も上手いが、
特にドビュッシーやハチャトリアンなどの近代曲も実に上手いし、
特に武満やシュニトケなどのいわゆる現代曲が抜群に巧い。
指回りが巧いだけでなく、音感が良いのだろう。

今回の2曲は武満にしてはやや明るいトーンに思えたが、
それでもまるで古典の曲のように自然体で進めていく演奏の
様はサスガの感があった。
ヴァイオリニストに限らず、あるいは器楽奏者に限らず、
現代の演奏家はもっと現代作品を演奏して欲しい。

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