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2018年2月 5日 (月)

日下紗矢子さん~ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団

Eテレ21時から、昨年3月の
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団来日公演の演奏が
放映された。
インバルさんの指揮でワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」から
前奏曲と愛の死と、マーラーの5番のプログラム
 (すみだトリフォニーホール)。

私は日下さんのCDリリース記念でもあった浜離宮での
ソロリサイタルを聴いたことがあり、明るいトーンと
自在なボーイングが印象的だった。

当時、読響のゲストコンマスの仕事も加わったころなので、
終演後のサイン会で私はベルリンと読響での今後の活動比率を
質問したりした。

最近はベルリン主体になっているようだけど、
コンツェルトハウスの室内オケも率いているから、
そりゃ3つは無理(大変)だろう。

ソロリサイタルでは割と軽やかな自在なボーイングだったが、
TVで見たフルオケでのコンマスとしてのボーイングは
全く印象が違って、キチンとコンマスとしてのボーイングさばきを
していた。まあ、当然だけれど。

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マーラー後の放送では、2015年の武蔵野文化会館(小)での
ヴィバルディとパッフェルベルのカノンが聴けたのは良かった。
室内オケでのボーイングは、ソロともフルオケとも
また微妙に違う感じなのが興味深い。
そういう使い分けができること自体、海外のオケでコンマスに
選ばれる理由の1つでもあるのだろう。

なお、2015年の同室内オケ公演ではバーバーの
弦楽のためのアダージョも演目に入っていたので、
行きたかったが都合が付かなかった。

この時代、何人(国)がどう、というのもヘンかもしれないが、
それでもベルリン・フィルの樫本大進さん、
コンツェルトハウスの日下さんと、ベルリンの2つの主要オケの
コンマスのイスに日本人がいるのはやはり嬉しい。

第1フルートも日本人ぽかったし、ホルンと弦の中にも
日本人か中国人か韓国人か判らないが、東洋人が複数いた。

インバルのマーラーは直情的直截的な中に分析と
情感を盛り込む演奏で、総じてテンポは速め。
バーンスタインのようなデフォルメや耽美的な深い情念を
描くことはしないので、その点、物足りない人も少なくない
かもしれないが、これはこれで爽やかなマーラー。

トリスタンにも同じことが言えた。
トリスタンでは日下さんは表で弾いたが、マーラーでは
裏(トップサイド)に回った。ときおり見えるボーイングは
鮮やかで、マーラーも彼女が表で弾いて欲しかった。

いや表で弾いた男性コンマスがダメという意味では
全くない。誤解無きよう。
マーラーも日下さんが表で弾くボーイングと体の動きでの
リードを見てみたかった、という意味。

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