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2018年2月18日 (日)

FAF管弦楽団 第54回定期演奏会

18日午後、FAF管弦楽団の 第54回定期演奏会を
すみだトリフォニーホールで聴いた。
指揮は元NHK交響楽団で第2ヴァイオリン首席を務めた
 永峰高志さん。

曲は
1.モーツァルト 交響曲第35番 ニ長調「ハフナー」
2.ブルックナー 交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」

モーツァルトは全楽章ムリの無いテンポ設定。
どの楽章もしっかりとしたアンサンブルで、丁寧に描いていて
温かさがあったのが良い。
ただその分、リズムに「キレ」(の良さ)をあまり感じられなかった。
特に符点音符の扱いにおいて弦も管も等しくそれが言えた。

オケの配置は私が嫌いな最近流行りの対抗位置ではなく、
2曲とも通常配置だったが、特にモーツァルトでは、
ファースト。セカンドとも客席から見て左にあるヴァイオリンの
音のみが際立ち、ステージ全体だけでなく、客席にも
他の楽器とブレンドされた音として聴こえてこない、という、
いささか奇妙な感じがした。

指揮者の左側だけで音楽を奏でている、というような印象を
受けたのだが、これまで通常配置での演奏でこうしたこと
強く感じたことはなかったので、少し驚いた。

これが音響的には特別良いわけではないホールの関係
なのだか、演奏に際しての楽器の音量等バランス設定の問題
なのかは、よく判らない。


後半のブルックナーの演奏に先立ち、
永峰さんは曲の解説を行った。
演奏は、これまで何度もFAFを聴かせていただいて来ているが、
私が聴いた演奏の中では一番完成度が高かったかもしれないと
想えるほど、とても良い演奏だった。

第1楽章冒頭のホルンソロは、雄大というより
繊細なフレージングでなかなか上手く吹かれていた。
他の楽章含めて、木管も金管も安定感があり、美しく、
ブルックナーらしく響いていた。

第2楽章はあらためて名曲だなあと感じたし、
演奏も良かったが、チェロの高音はもう少し精度が欲しい。
アマチュアでも採りたてて難しい音域ではないと思うのだが。
ヴィオラ(のパートソロの部分)はよく演奏していた。

完成度という点では、特に第3楽章が見事だった。
申し分ないと言ってよいレベルの演奏。

第4楽章も立派。冒頭の低弦と他の楽器とのバランスも良かった。

個別では、ホルンも立派だったが、
私は特にティンパニの女性奏者の演奏が気に入った。
とても優秀な奏者。

「ロマンティック」自体、全曲を通り手聴いたのは
久しぶりだが、あらためて素晴らしい曲だと実感した。
第1楽章の雄大さ。
第2楽章こそ名曲で、霧の林の中の佇(たたず)まいと
寂寥感の曲想が素晴らしい。
第3楽章の狩りの牧歌も実に魅力的で、大好きな楽章。
終楽章で面白いのは1か所、まるでシャンソンのような
哀愁感あるメロディが急に表れるところ。
異質な感じもするがそれだけに際立っているし、
そうした部分も含めてユニークな楽章。この交響曲は名曲だ。

なお、個人的なことになるが、FAF管弦楽団の団長で
ファゴット奏者のN君は大学時代のオケ同期で、
このオケの創設者だが、前進(母体)は
「アンサンブル・マジナ」という室内管弦楽団からスタート
している。
私もマジナ時代2回ほどヴァイオリンで出演させていただいた
ことがあった。
http://faf-orch.com/main/

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