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2018年1月18日 (木)

千駄ヶ谷スタイル~大好きな「千スタ」通いは偶然のご縁から始まった

1月18日夜、アーク紀尾井町サロンホール主催シリーズ
 「木曜コンサート」に出演された「千駄ヶ谷スタイル」の
コンサートを紀尾井町サロンホールで拝聴した。
2008年結成から満10年を迎えるとのことで、お祝い申しあげます。

そこでまず、千駄ヶ谷スタイル(以下「千スタ」)を知った
いきさつを記してみると、2008年7月、学習院OB管弦楽団は
無謀にも「ラ・ボエーム」の演奏会形式全曲演奏に挑んだのだが
 (指揮は今村能さん)、そのとき、ムゼッタを歌ってくださった
のが「千スタ」の1人である田上知穂さんだった。
なお、ミミは嘉目真木子さん、ロドルフォが三浦大喜さん他。

終演後の打ち上げ二次会~目白の、確か「やる気茶屋」~で
真向かいになったのが田上さんで、そのとき(or後日)、
同年10月8日に開催予定の「千スタ」第1回目のコンサート情報を
知り、同日、カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」にて
行われた『二期会サロンコンサート』としての記念すべき
「千スタ」結成後初のコンサートを聴かせていただいたのだった。

この紀尾井の日でも、終演後のロビーで田上さんとその話を
して、10年経つ早さに驚いた次第。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「千スタ」の自由自在なコンサートの雰囲気が気に入り、
その後も私は、2011年1月5日ヤマハホールでのコンサート、
2012年6月18日サントリーホール(ブルーローズ)
 二期会WEEKでの「千駄ヶ谷スタイル」~花鳥風月を唄う~、
そして昨年、2017年1月13日よみうり大手町ホールでの
「千スタ」として4年7ヶ月ぶりとなるコンサート拝聴と、
毎回聴かせていただいている。

後述するが、「千スタ」の魅力は「自由さ」にあると想う。
そして聴く者の心を自然に和ませ、解(ほぐ)してくれるかも
しれない。
そう感じたのは、最近、仕事がタイトからか体調がイマイチの
日が多く、この日も会社を出たときは、胃と喉に少し痛みを
覚えていたのだが、聴き終えて帰る折は、
すっかりそのこと自体を忘れているほど回復していたからだ。
「千スタ」にはリラックスさせてくれる治癒力があるのかもしれない。

感想は最後に書くが、まずは「千スタ」4人のお名前とこの日の
演目を記す。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

千駄ヶ谷スタイル メンバー
田上知穂(Sop.)、長谷川忍(Mez.)、
高田正人(Ten.)、与那城敬(Bar.)

・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回のピアノ…木村裕平

第一部
1.早春賦 (吉丸一昌作詞、中田章作曲)…全員
2.埴生の宿 (里見義訳詞、H・R・ビショップ作曲)…田上知穂
3.六騎(ろっきゅう)(北原白秋作詞、山田耕筰作曲)…与那城敬
4.霧と話した (鎌田忠良作詞、中田喜直作曲)…長谷川忍
5.初恋 (石川啄木作詞、越谷達之助作曲)………高田正人
6.荒城の月 (土井晩翠作詞、瀧 廉太郎作曲)…全員
7.古都の宵桜~おぼろ月夜とさくらさくらの主題による(MAKI作曲)
                            …全員
8.翼をください (山上路夫作詞、村井邦彦作曲)…全員
 (休憩)
第二部
1.「ポッペアの戴冠」(C・モンテヴェルディ作曲)より
    「あなただけを見つめて!」……田上知穂&与那城敬
2.「アメージング・グレイス」(黒人霊歌)…長谷川忍
3.「学生王子」(S・ロンバーグ作曲)よりセレナーデ…高田正人
4.「エリザベート」(S・リーヴァイ作曲)より「私だけに」…田上知穂
5.「レ・ミゼラブル」(C・シェーンベルク作曲)より「スターズ」
                             …与那城敬
6.「チャールダーシュの女王」(E・カールマン作曲)より
   「覚えているかい、あの甘い時を」………長谷川忍&高田正人
7.「リゴレット」(G・ヴェルディ作曲)より「美しい恋の乙女よ」…全員
アンコール「故郷」(高野辰之作詞、岡野貞一作曲)………全員

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

感想

前半は日本語の歌。
たぶん私だけでなく初めて聴いたという人が多かったはずの曲は、
与那城さんが歌った「六騎(ろっきゅう)」。魅力的な曲だし、
いつもながらの声量ある見事な歌声。
田上さんの清涼感、長谷川さんのしっとり感、
高田さんの直線的に伸びる声。それぞれ素敵。

全員=四重唱では「翼をください」と、
プログラムになく急きょ加えられた「古都の宵桜」、
そして最後アンコールの「故郷」はアンサンブルとしても、
とても美しかったが、問題を感じたのは
「早春賦」と「荒城の月」。

何が気になったかというとバランス。
でも多分個々の問題ではなく、編曲(楽譜)の問題だと思う。
そう想ったので、終演後、ロビーで田上さんにアレンジの
ことをうかがうと「市販の楽譜を基本としつつ、
4人で相談しながら少し変更を加えるなど」とのことだったので、
僭越は承知で「できれば、誰か、4人の声質をよく知る作曲家が
4人に合う編曲をされたほうが良いかもしれないですね。
誰に依頼するかとか、報酬の問題もあるでしょうから、
なかなか難しいかもしれませんが」と(の主旨で)
お伝えさせていただいた次第。

もし、私に作曲と編曲の能力があったら、
ノーギャラで名乗り出たいところだ(笑)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

後半は、バロック曲の1曲目は、田上さんと与那城さん
による気品あるデュオで開始され、
アレンジが個性的だった「アメージング・グレイス」を
長谷川さんが歌い、高田さんが「学生王子」から、
田上さんが「エリザベート」から、
与那城さんが「レ・ミゼラブル」から、それぞれ
ミュージカルナンバーを歌い上げ、
それぞれ大きな拍手を受けた。

田上さんにもお伝えしたが、「千スタ」の良い意味でのラフさ、
譜面的に厳格なアンサンブルを追求することより、
阿吽(あうん)の呼吸としての「自由自在さ」に力点が
置かれるスタイルは、自然とソロでの歌唱でもそれが
感じ取れるという意味においても、
ミュージカルが似合うかもしれない。

そして、メゾとテナーのデュオという(想像以上の)
新鮮な魅力を伝えてくれた長谷川さんと高田さんの
デュオ「あなただけを見つめて」はとても心に沁み入った。

最後の「リゴレット」からの四重唱は、
「これぞオペラ歌手による重唱」と言うべき「さすが」の感
のある見事な内容で、正規プログラムの最後を飾るに
相応しい内容だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は「千スタ」が好きだ。
ちょうどそれは、恋人の事をどここが好きかと問われても
一言では言えないあの種の感情に似ているかもしれない。
厳格なアンサンブルを求める人が「千スタ」を聴くと、
あるいはラフさが気になるかもしれないが、
4人が伸び伸びと歌い、まるで各人の「心のホーム」で
あるかのように個々の心を開放して楽しそうに歌う
「千スタ」が私は無条件に好きだし、
できれば毎年1回以上は聴きたいと思うほど、これからも
ずっと聴いていきたい大切な声楽アンサンブルなのだ。

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