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2018年1月27日 (土)

野中広務さんを悼む

気骨のある人だったと思う。
私は自民党議員で好きな人は少ないが、数少ない一人が
野中さんだ。
平和、沖縄、身障者やハンセン病、自身の出自でもあった部落問題
などの差別問題への取り組み。
野党にも「野中ファン」は少なくないほどの懐の深さがあった。

中国だけでなく北朝鮮にも彼はたびたび出かけるなど、
「直接の対話」を重視する外交をした。

松本サリン事件で疑われた河野義行さんには国家公安委員長
として誤捜査をキチンと謝罪するなど、物事に筋を通した。

立場と心情で苦しい思いもされた。
沖縄駐留軍用地特措法の際、国会での有名な
「国会の審議が大政翼賛会のような形にならないように、
 若い皆さんにお願いして私の報告を終わります」
の発言もその1つだろう。

名門オボッチャマの二世三世のヒ弱なアホ議員と違う、
平たい言葉で言えば「庶民派の強靭さ」があった。

野中さんは多くの理不尽さに対して、ヒューマニズムと
国際協調主義を根幹に置いて立ち向かった人だったと思う。

佐高信著
「この人たちの日本国憲法~宮澤喜一から吉永小百合まで~」
の中の野中氏に関する部分で紹介されているが、
佐高さんが、「いま何が一番、戦前と似ていますか?」と問うと、
野中さんは「情報統制です」と答えている。

これは何も彼個人の見解に留まらない。
国際的調査では「報道の自由度」の維持度、存在度に
関して、日本は2010年には世界第11位と比較的上位に
いたのに、2017年では72位にまで後退しているのだ。

何年も前に購入して少ししか読んでいなかった辛淑玉さん
との対談本「差別と日本人」を今読み始めている。
 (角川oneテーマ21新書)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00201184-okinawat-oki
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/87135?yahoo=y&utm_source=yahoo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=related

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