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2018年1月31日 (水)

音楽チャンプ打ち切りは残念~うまく歌うとは何かを考えさせてくれる番組

こういう良い番組を打ち切るのは極めて残念。
それも10%近い視聴率があるというのに、
局サイドはプライム帯(PM7~11時)の番組としては
「物足りない」として打ち切りを決定したという。

 ナンセンスだ。
5%以下ならともかく、番組の価値を局上層部はまるで
理解していない。
前回の放送を見、聴いて、ちょうど以下の文を書いた
ところだったので、そのままアップさせていただきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「歌とは、うまく歌うとは何か」
 ~「今夜、誕生!音楽チャンプ」から~

日曜夜テレ朝の「今夜、誕生!音楽チャンプ」は面白い。
テレ東やフジTVのカラオケバトルも面白いが、
後者が機械判定なのに対して、前者は機械だけでなく、
辛口の審査員がお世辞抜きの論評をぶつけるので、
参加者の「覚悟、思い」は一段と高いものだし、
番組自体の緊張感も見る者に伝わるからだ。

最も辛口の菅井秀憲氏がよく口にするのは
「キレイに歌おうとするなよ」、「うまく歌おうとするなよ」。

28日は加えて「歌を歌おうとするなよ」
との言及もあった。

 これを私なりに解釈するとこうだ。
歌は最初から完成されたものとしてそこに在るのではない。
楽譜(音符)として歌(らしきものが、と敢えてする)が
あるにすぎず、歌う人が、歌詞(詩)の持つ情感等を
よく理解し、心からの共感して魂を込めて歌分ければ
本当の「歌」にはならない、ということだと思う。

カラオケバトルはむろん、チャンプに出てくる人の多くも、
「うまく歌えているぞ」が先に立つ感があるし、
場合によっては、
「ほら、どうです、私はこんなに上手いんです」
と言いたいが如く歌っている、そんな心象さえ覚えるときが
ある。
だが、それは自己満足の世界に過ぎない。

曲の世界を表現することとは本質的に違うことだ。
こう言うと、
「でも、上手く(巧く)歌おうとするのは当たり前じゃないか」
と言われるだろうが、
表面的に「なぞっているだけの巧くさ」ではなく、
「自分が感じた想いを心を込めて魂を込めて歌う
 ことこそ真のうまさこそ大事、本物」、
ということだと思う。

歌い手は、ディティールを表面的に磨くことより、
歌の根幹を把握してそれをいかに表現し、訴え、
伝えるかにこそ歌が歌として生き、
正に息吹を吹き込まれ、聴き手の胸に入り込む、
聴き手に届かなければ歌にはならない、
歌ったことにはならない、ということだと思う。

歌手が曲に共感していないで歌っている場合の多くは、
聴き手はそれを見抜いている。

共感とそれを全身全霊で聴き手に伝えようとする
意志の無い歌唱は聴き手には届かない。

声の美しさそれ自体はもちろん大きな魅力だ。
けれど、必ずしも美声でなくとも、歌と聴き手への
メッセージは成立する。

マリア・カラスは特別美声ではなかったし
 (もちろん個性的な声だったが)、
エディット・ピアフは汚れ声とも言えたが、
聴く人の魂を強く揺さぶるほどのインパクトを持った歌手
だった。

この事は、声楽のジャンルを問わないし、
器楽にも共通することだろう。

歌自体もキレイ事では作られていない。
作詞作曲者の思いが表面的な場合、優れた歌とは
言えないだろう。

伊福部昭さんが戦後まもない東京音楽学校(東京芸大)で、
若き芥川也寸志や黛敏郎らを前に、開口一番、
「定評のある美しか認めようとしない人を私は軽蔑する」
というアンドレ・ジッドの言葉を引用して、
美しいものだけが音楽ではないと(そういう主旨で)語った
こととも共通する真実だろうし、
そうした様々な曲の意図を汲んで歌われなければ、
聴き手には何も伝わらないと思う。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180131-00000086-spnannex-ent

2018年1月28日 (日)

「朝まで生テレビ」に落合貴之さん出演~そして、三浦瑠麗さんの笑いについて

番組の冒頭では、先日、自殺という訃報のあった
西部邁(すすむ)さんに触れた。
同番組にも何度も出演されていた。

さて、2016年の梁田さん主催の忘年会で席が近く
名刺をいただいた(2017年も来場された)立憲民主党の
落合貴之さんが(たぶん初)出演された。
「消費税は5%のままで良かった。8%に上げた当時の
 民主党の失敗。あれで民主党は終わった」
の発言はなかなか良かったが、
外国人労働者に関する~例えば法整備~には
歯切れが悪く、「日本を守らないと」と
保守的な事を言ったので、
田原さんから「それじゃ、自民党と同じだよ」と批判された。

それでも、イケメンで終始ニコニコしたいつもの笑顔で、
ガミガミ田原さんの近くに座し、周囲に論客が多くいる中、
なかなか落ち着いていたので感心した。

なお、議論では、
「特に老舗の企業ほど人事評価昇格制度が旧態然で、
 経営者は未知の商品開発や未知の事業という
 チャレンジをしたがらない。
 前任の手法を踏襲しようとするだけで、
 これまでの業態と業績からマイナスさせないことばかりに
 終始している。だから特にIT事業関連においては
 アメリカだけでなく、中国や韓国にも負けた」
という点で多くの人が一致した認識を示していた。

あと、三浦瑠麗さんはとても詳しく優秀で~意見に
いつも賛成同意するかは別として~鋭い論説に感心するが、
ただ、人の意見で自分には受け入れらねないとき、
笑いながら応じる態度はあまり良い感じがしない。
あれだと「相手をバカにしている」ととられかねない。
「利口だが嫌な女」と映りかねない。
あの点は彼女と親しい人が指摘してあげたほうがよい。
http://www.tv-asahi.co.jp/asanama/contents/theme/cur/

第37回大阪国際女子マラソン優勝の松田瑞生さんは 「みずき」2世+福士2世

初マラシンで2時間22分44秒の好タイムで優勝した
松田瑞生(みずき)選手のレース後のインタビュー
(競技場内および解説者用スタジオ内)が面白かった。

大阪のおばちゃん的(失礼!)明るい性格なので、
この性格は福士加代子さんを彷彿とさせるし、
力強い走りは同じ「みずき」の野口みずきさんも連想させた。

http://www.osaka-marathon.jp/

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180128-00000076-sph-spo

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180128-00000529-sanspo-spo

上岡敏之さん「音楽の輸入より、日本から発信を」(27日東京新聞朝刊)

東京新聞の「あの人に迫る」と題された長いインタビュー記事に
新日本フィル音楽監督の上岡敏之さんが登場。
東京芸大卒業後は、音楽の仕事が無く、帝国ホテルの
フロントで働いた、とのことで、これは知らなかった。

彼は言う。
「楽しかったですよ。様々な人間模様が見れますから」とし、
「宿泊客の8割は外国人でしたが、たちの悪いのは
 むしろ日本人。ホテルに来ると突然偉そうになるんです。
 こういう人にはなりたくないなあって(思いました)」。

その後、ロータリー国際奨学生に受かり、
ハンブルグ音楽大学に。講師になり教授の話もあったが、
現場に行きたくて(給与では教授の5分の1の)
キール市立劇場のコロペティトールに。
指揮する機会が増え、その後、
ヘッセン州立歌劇場音楽総監督、
北西ドイツ・フィル首席指揮者、
ザールランド州立歌劇場音楽総監督、
ブッパータール市立歌劇場総裁兼音楽総監督を歴任したが、
それでも、
「芸大では周りから、おまえはダメだ、みたいに言われて
 いたので、当初は指揮できないんじゃないかという
 トラウマに悩んだ」とのこと。

以下、彼の発言だが全て同意共感するので、列記する。

「僕みたいにコンクール歴が無い人間は普通は指揮台に立つ
 チャンスがない。でも、ドイツでは誰がコンクールで
 1位になったかなんて気にかけない。
  (コンクール優勝などをもてはやす)日本は異常だな
 と感じています。
 可能性のある人を、コンクール優勝歴が無いという理由で
 排除して、音楽の世界を小さくしている。
 これは悪いビジネスセンス」。

「日本から、こういう良い若者がいると海外に発信し、
 輸出すればよいのに、しない。受身ばかり。
 これでは(日本では)クラシック音楽は輸入品で終わって
 しまう。
 バッハもベートーヴェンもブラームスも、別にドイツ人の
 ためだけに音楽を書いたわけではないのに」。

「(日本では)自分の耳で判断するより、欧州で評価
 されたからそれは良いんだ、と決めてかかる(傾向がある)。
 でも本当にその人にとって良いかどうかは別ですよね。
 韓国の辛いキムチが自分の口にあつかどうかは
 わからないのと同じ。
 日本では自分が本当に良いと思ったものを好きだと
 言うのではなく、皆が良いと言っているものを(自分も)
 良いという傾向がある。
 自分の本当の思いを口にしちゃいけないみたいな
 雰囲気は望ましくない。
 他人と違った感覚を持っていいんです。
 同じメロディを聴いても、隣の人と同じ受け止めかたを
 するとは限らない
  (上岡氏は~同じ受け止めかたをすることは有り得ない、
   としていているが、この部分のみ敢えて私は
   「するとは限らない」に変えたことを付記する)。
 同じ人でも、聴く時間や状況によって、同じ曲に違った
 印象を持つはずです」。

「自分の家で聴いているCDと同じ演奏を(ライブに)期待
 するのなら、自宅でCDを再生したほうがいいですよ。
 演奏会では生身の人間が演奏します。
 同じ曲意を取り上げるにしても、聴き手を含めてその場の
 雰囲気は日によって違うわけです。
 そこにしかない音楽を、聴き手といっしょにつくっていく。
 それで初めて曲が音として完成します」

  (以上)
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/anohito/list/CK2018012602000253.html

小平奈緒さん~亡き親友ともに駆け抜けて

今、冬季五輪で一番注目しているスピードスケートの
小平奈緒さんの信州大学時代の同期、親友の
住吉都さんが急死。
24日の壮行会の前日、信大時代のコーチ結城匡啓コーチ
といっしょにお別れをしてきたという。

その結城コーチは、
「住吉は本当に小平のライバルだったと思うし、切磋琢磨
 してやってきた。小平の心の整理がつくのに時間が
 掛かると思う。正直、(五輪の)スタートラインに
 つくまでどうかな、という思いもなくはない」と語ったが、

小平さんは、
「私が住吉から学んだのは、すごくスケートに
 一生懸命な姿。その姿が頭から離れない。
 住吉の分の人生を生きることはできないですけど、
 ご家族から『都の分までスケートを頑張って』と言って
 もらった。平昌五輪でしっかりと自分の力を出して、
 スケートが好きな気持ちを皆さんにみてもらいたい」と、
改めて決意を語ったという。

小平さんのメンタル面が心配だが、
亡き親友といっしょに駆け抜けて欲しい。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180124-00000105-dal-spo

2018年1月27日 (土)

野中広務さんを悼む

気骨のある人だったと思う。
私は自民党議員で好きな人は少ないが、数少ない一人が
野中さんだ。
平和、沖縄、身障者やハンセン病、自身の出自でもあった部落問題
などの差別問題への取り組み。
野党にも「野中ファン」は少なくないほどの懐の深さがあった。

中国だけでなく北朝鮮にも彼はたびたび出かけるなど、
「直接の対話」を重視する外交をした。

松本サリン事件で疑われた河野義行さんには国家公安委員長
として誤捜査をキチンと謝罪するなど、物事に筋を通した。

立場と心情で苦しい思いもされた。
沖縄駐留軍用地特措法の際、国会での有名な
「国会の審議が大政翼賛会のような形にならないように、
 若い皆さんにお願いして私の報告を終わります」
の発言もその1つだろう。

名門オボッチャマの二世三世のヒ弱なアホ議員と違う、
平たい言葉で言えば「庶民派の強靭さ」があった。

野中さんは多くの理不尽さに対して、ヒューマニズムと
国際協調主義を根幹に置いて立ち向かった人だったと思う。

佐高信著
「この人たちの日本国憲法~宮澤喜一から吉永小百合まで~」
の中の野中氏に関する部分で紹介されているが、
佐高さんが、「いま何が一番、戦前と似ていますか?」と問うと、
野中さんは「情報統制です」と答えている。

これは何も彼個人の見解に留まらない。
国際的調査では「報道の自由度」の維持度、存在度に
関して、日本は2010年には世界第11位と比較的上位に
いたのに、2017年では72位にまで後退しているのだ。

何年も前に購入して少ししか読んでいなかった辛淑玉さん
との対談本「差別と日本人」を今読み始めている。
 (角川oneテーマ21新書)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180127-00201184-okinawat-oki
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/87135?yahoo=y&utm_source=yahoo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=related

2018年1月23日 (火)

緊急出産を「批判」する人間がいるネット社会~心の貧しさを自ら証明

緊急出産を「批判」する人間がいるネット社会~心の貧しさを自ら証明
~批判に対する批判もカンニング竹山氏、立川志らく氏らから起きた~

常磐線内での出産に対して、一部ネットで「迷惑。ドン引き」と
書いている人がいるそうだ。
「あんたがそこにいて直接迷惑を被ったのかい?」と
問いかけたい以前に、批判する事自体「意味が解らない。
何がドン引くのか?ドン引きとは何か?」。

多くの普通の感性の人ならまず、
「急に破水した女性の、たまたま隣にいた女性が元看護助手で
 出産対応に経験があっただけでなく、自身に子どもが5人おり、
 その中の入院中だった子供が一時帰宅するためバスタオル
 などを持ち合わせていた」、
ということの偶然さの凄さに驚き、感動するのがむしろ普通だろう。

人生の多くは偶然の連続であり、人は人の助けがなければ
誰ひとり生きていけないことを、ネットに軽薄なことを書き込む
輩(やから)は全く理解できていないようだ。
観念的に生きているだけなのだろうな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

22日放送の「ビビット」で、ネットでは「おめでとう」、
「お母さんも赤ちゃんもよくがんばったね」と祝福する一方で、
「なんで電車降りなかった?」「予定日迫ってんならおとなしく
 してろや。はっきり言って迷惑」「ドン引きなんですけど」と
批判もなされたことが紹介され、これに対して、
コメンテーターの雪野智世氏は
「誰も電車の中で産みたいと思っているわけない。
 そんな事を言える人の顔が見てみたい」と批判した。

別途、カンニングの竹山氏は、
「バカだからこんなことを書く。自分だって母ちゃんから
 産まれたんだろって話で、産まれたから悪口言えるん
 だろうがよって。それなのに匿名でなんか書き込んで
 文句ばっかり言って、バカの塊ですよ」と叩く。

立川志らく氏は、
「バカというより、もっとヒドイ。人間の心を持ち合わせて
 いないのだと思う。生命の誕生にケチをつけるなんて
 人間ではない。そのお母さんもちゃんとツイッターで
 感謝を表明しているのだから。
 人間ならば、まず良かったね、だ」、
と更に辛辣に批判し、

ある産婦人科医も、
「自己管理で産めたら誰も苦労しない。
 コントロールできるわけない」と、
それぞれ、批判を批判した。

http://www.hochi.co.jp/entertainment/20180122-OHT1T50117.html

カンイング竹山さんの批判
https://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/20180122hochi148

産婦人科医
「自己管理で産めたら誰も苦労しない。コントロールできるわけない。女性も電車内での出産は望んでいなかったはずだと察する。いろんな人に助けてもらって、そういうふうな部分では悪いお産だったと思いません」
http://news.livedoor.com/article/detail/14191956/

立川志らくさん
「私は馬鹿よりも酷いと思う。人間の心を持ち合わせていないのだと思う。生命の誕生にケチをつけるなんて人間ではない。そのお母さんもちゃんとツイッターで感謝を表明しているのだから。人間ならば、まず良かったね、だ」
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20180122-OHT1T50117.html

2018年1月21日 (日)

マーラーは1番から~&「さすらう若人の歌」

朝比奈隆さんは「マーラーは2番から」と語っていた。
言わんとするところは解るが、しかし
「やっぱ、1番からでしょ」と、Eテレで久々に良い演奏を
聴いてそう思った。
ブルーノ・ワルターが言う「マーラーのウェルテル」かどうかは
ともかく。でも確かに青春の息吹というべき音楽だ。

フィリップ・ジョルダン指揮のウィーン交響楽団。
全体的に余裕のあるテンポの中、メリハリのニュアンスも
素晴らしい。
第1楽章のしなやかさ。
第2楽章は速いテンポの演奏が多いが、それは単に
そうしたほうが指揮者が(3つを1つで振る際に)振り易いから
というだけの理由だろう。
マーラーはわざわざ「速過ぎないように」と書いているのに
(これは5番の第3楽章スケルツォでも言えること)。
ジョルダンはゆったりとしたテンポでとても良かった。
この楽章は朴とつな感じのほうが良い。

第3楽章冒頭のコントラバスソロはプロオケでも「ヘタ」な演奏が
案外多くて驚くことが多いが、今回は良かった。
中間部の溜めて溜めてのニュアンスも良かった。
これでもう1つ、溶けてしまうような崩壊ギリギリの
歌い込みがあれば更に良かっただろう
(第4楽章前半の甘味な変ニ長調の部分など)。

ウィーン響は素晴らしいオケ。
決して「ウィーン第二のオケ」なんかじゃない。
フィルハーモニカーが特別な存在なだけで、
シンフォニカーだって第一級のオケだ。
第1オーボエの音色も素晴らしかった。

チューリッヒ生まれのジョルダン(43歳)は初めて
知ったが、魅力的な指揮者。
シンフォニカーに選ばれ、2020年からは
ウィーン国立歌劇場の音楽監督に就くだけのことはある。

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その後放送されたフィッシャー=ディースカウの
「さすらう若人の歌」第2曲と第4曲なんてもう感涙ものだ。
 (1989年4月28日サヴァリッシュ指揮、N響)。
フルトヴェングラー&フィルハーモニア管の名演を彷彿と
させてくれた。

「嵐」を取り込んだ田中彩子さん

昨年12月に続き20日放送の「嵐にしやがれ」に登場。
なんでも前回放送直後から同番組に
「田中さんのことがもっと知りたい」
と視聴者から多数寄せられたとのこと。

今回は前回にも増して面白かった。
田中さんもだいぶトークの慣れてきただけでなく、
前回はニノさん(二宮和成さん)一人の対応だったが、
今回は「嵐」全員でのやりとりなので、良かった。

松ジュン(松本潤さん)が鋭く突っ込む。
「18歳までは日本にいたんでしょう?
 そんなに日本語忘れます?」。

相葉雅紀さんは田中さんの思考回路(発言内容)が
だいぶ解っていて、2人のやりとりは良い雰囲気だった。
「すぐ忘れる。記憶が無い」発言。

人の顔もなかなか覚えられないとのことだが、
私は3回彼女の帰国公演を聴いていて、
2回目のサイン会のときに直ぐに判ってくれたのは
フェイスブックの友人になっていただいていて、
たまにやりとりもあることからだろう。
FB恐るべし。FB効果絶大というところ。

また、今回「嵐」の「still…」を歌うに際して、
「J-POPを以前歌ったのは何年前か覚えていないくらい
 久しぶり」発言で、ニノさんが苦笑して、
「いやいや、歌ってるでしょ、前回」として、
「ああ、そうでした」と慌てて思いだしていたのも愉快。

その前回の「One Love」はなかなか良かったし、
今回の「still…」も良く、相葉さんは
「感動するよね。ワンフレーズだけでなく、
 全曲歌って欲しいくらい」
と喜んでいた。

田中さんは歌声に加え、あのユニークな性格と言動で、
天下の「嵐」を完全にトリコにしてしまった感がある。

https://www.facebook.com/info.ayakotanaka/photos/a.183647265082530.39528.183425565104700/1530390390408204/?type=3&theater

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12月のときの概要
「嵐にしやがれ」に田中彩子さん出演~ニノさんとの爆笑会話
2日の日テレ「嵐にしやがれ」に田中彩子さん登場。
頑張ってしゃべっていた。彼女のライブトークの様子を
知らない人は驚いただろう。
日本中に「だいじょうぶか?」旋風?を撒いたかもしれないが、
臆せずTVで話す姿勢は買いたい。
二宮和也さん「最近、覚えた日本語はありますか?」
田中彩子さん「ガチ」
最後に田中さんが歌った「嵐」の曲「ONE LOVE」はとても良かった。

以下は参考URL

ユーチューブは前回12月出演時のもの
https://www.youtube.com/watch?v=uGdkc6Kshs8

ニノさんの発声トレーニング12月放送
https://www.youtube.com/watch?v=ZXl_kF372xA

12.2「ソプラノ歌手 田中彩子が 【嵐の"One Love】を唄ったら…」
https://www.youtube.com/watch?v=P1hSCYuhnLk

田中彩子 Ayako Tanaka - Esteban Benzecry's cycle of songs (Japanese TV documentary)
https://www.youtube.com/watch?v=YSzSsUeZJCk

16.9.1 田中彩子 「香り立つウィーン(京都オフ密着)」
https://www.youtube.com/watch?v=vcR8jouYmV0

16.9.14 田中彩子さんを招いて~鶴瓶&中井
https://www.youtube.com/watch?v=qZ3WnUGeBaU

【ブラザートムのOne More Talk!!】ゲスト:田中彩子
https://www.youtube.com/watch?v=ViIlDeEI7J4

ソプラノ歌手 田中彩子さんが長崎へ
https://www.youtube.com/watch?v=qiNn8Ct1ek0

Ayako Tanaka - Tornami a vagheggiar (Studio Version)
https://www.youtube.com/watch?v=ZVm4Ss7L_c4

Saint-Saens: Le Rossignol et la Rose - Ayako Tanaka
https://www.youtube.com/watch?v=OU0CUVAM7Jw

Mozart Concert Aria "Popoli di Tessaglia!" Ayako Tanaka
https://www.youtube.com/watch?v=HJ-i2r0iBuA

Ayako Tanaka 田中彩子 - Ciclo de canciones / Song cycle by Esteban BENZECRY
https://www.youtube.com/watch?v=oA-SgXNLAik

16.9.12 田中彩子 「エーデルワイス(サウンド・オブ・ミュージック)」[HD]
https://www.youtube.com/watch?v=3Fdfx0Ub3a4

小室哲哉さんの件から音楽家の引退について考える

小室氏~音楽家の引退とは何か?~YOSHIKIさんの友情
マスメディアの不倫疑惑報道とやらに意味があるのか?
係る現象自体おかしくないか?ほとんどの人は
他人のプライヴェートなど基本的には関心は無い(はずだ)。

小室哲哉さんの引退表明は、小川里美さんが
ダチョン(高田正人)さんとのやりとりの中で指摘されている
ように、「音楽(活動)を辞めたくなった」ということなのだろう。

自身と妻の病も重なっての創作意欲と自信の減退からの
結論。だが、作曲家は係る宣言の翌日だって、
その気になれば作曲はできる。「作品の評価は自分ではなく、
人様(世間)がするもの」ということを、
小室さんは忘れかけているのかもしれない。

悠々自適宣言により「引退」したロッシーニをほとんど唯一の
例外として、作曲家は係る宣言はしないし、したところで、
先述のとおり意味の無いことでもある。

歌手は体が楽器ゆえ肉体的衰えから引退は普通ある。
それでも長く歌い続ける人もいる。
ピアニストやヴァイオリニストも技術的衰えは現実問題として
あるにしても、亡くなる(に近く)まで弾き続ける人は多い。

いわんや指揮者はそう。亡くなる数年前に引退宣言して
退いたトスカニーニとサヴァリッシュは数少ない例外で、
ほとんどの人は亡くなる直前まで指揮する。

朝比奈隆さんやストコフスキー、スクロヴァチェフスキは
90歳を越えても振っていた。
フルトヴェングラーは亡くなる3カ月前にザルツブルグで
「ドン・ジョヴァンニ」全曲を振っている
(指揮する姿も序曲だけだが~曲としては全幕
 ~フルトヴェングラー唯一のカラー映像として残っている)。

指揮している最中に亡くなった人もいる。
カイルベルトはバイエルン国立歌劇場で「トリスタン」を、
シノーポリはベルリン・ドイツ・オペラで「アイーダ」
を指揮している中での急死。
公演は混乱し、多くに迷惑をかけるが、ある意味、
指揮者冥利かもしれない。

田原総一朗さんが「朝まで生テレビの討論中に死にたい」
と言っている様に。

小室さんと親しいXJAPANのYOSHIKIさんのコメントが
友情を感じさせるもので、カッコいい。

 「音楽家は永遠に音楽家です」

オードリー・ヘップバーン没後25年に寄せて~同じ会場で音楽を聴いた日

オードリー・ヘップバーンがスイスのジュネーブ郊外
トロシュナで1993年1月20日に亡くなって25年。
同年9月に休暇をとってスイス横断1週間のツアーに参加
した際、ツアー最終地のジュネーブでのフリー時間を利用
してオードリーのお墓参りをしようと思い、
現地ホテルマンも色々と調べてくれたが、当時はまだ
ネット情報を乏しい時代だったこともあり、
結局願いかなわず帰国した。
今はだいたい場所が判るので、いつか行けたら、
と思っている。

それに先立ち、オードリーは1983年と87年来日している。
後者での12月20日、両国国技館で、
シノーポリとワールド・フィルハーモニックという臨時編成の
オケが、ユニセフのチャリティコンサートで演奏した。

曲はヴェルディの)歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲、
ラヴェルの「ダフニスとクロエ」第2組曲、
マーラーの交響曲第1番の3曲。

この演奏会に、ユニセフの親善大使としてアフリカその他で
恵まれない子供たちを支援していたオードリーは、
高円宮憲仁殿下とともに来場され、
私は2人から約20メートル位後ろで聴いていた。

いや、聴いてなどいなかった。
ひたすらオードリーの背中を見ていた。

あの「ローマの休日」のヒロインと、同じ時間に同じ場所で
同じ音楽を聴いていることが信じられなかった。
夢のような時間だった。
音楽会で音楽以外のことに集中したのは、
後にも先にもあれが唯一の事だ。

今は、オードリーもシノーポリも高円宮殿下も
この世にいない。本当に夢の瞬間だったのかもしれない。

初来日のときは、写真週刊誌などが、
オードリーのシワのアップ写真を掲げて「老い」を強調
するなど、見苦しく恥ずべき報道がなされたが、
恵まれない子供たちへの支援活動を、
ユニセフ親善大使とはいえ、いち個人として行った晩年の
オードリーの精神の気高さは、
あの「ローマの休日」での美しさに全く劣らないものだ。

オードリーは戦時中、偶然だが、
アンネ・フランクの隠れ家からさほど遠くない場所にいて、
食べる物も無い中、レジスタンス運動に一役かっていた。
だから後年、アンネの役での舞台の話が来ても
断固として拒否し続けた。
理由を問われると、オードリーはこう答えた。
「あのときの私はアンネであり、アンネは私でした。
 ですから演技などできません」と。

「ローマの休日」の相手役グレゴリー・ペックとは恋仲説も
あったが、実際はそうではなく、しかし、
アメリカで暮らすペックは、スイス在住のこの後輩俳優を
大切な友人として生涯気にかけていて、
訃報を聞いて涙にくれたのだった。
オードリー・ヘップバーンよ、永遠なれ。

ムーンリバー
https://www.youtube.com/watch?v=vnoPke8tlAs
「ローマの休日」最後の10分~イタリア語版
https://www.youtube.com/watch?v=ZDlrDueT-mg
謁見の場面~英語
https://www.youtube.com/watch?v=kIxNV9DSEwA
名作映画で英語学習⑤ 英語学習映画「ローマの休日」32 王女の記者会見 英和対訳字幕
https://www.youtube.com/watch?v=73Ujqvd4OZg

2018年1月20日 (土)

所沢ニューイヤーオペラガラコン

所沢Muse~New Year Opera Gala
20日午後、所沢ミューズのアークホールで、
同ホール3回目となる「ニュイーイヤーオペラガラ」を聴いた。
私自身は第1回を拝聴して以来2年ぶり。

樋口達哉さんが随所で見せたユーモアある牽引力のある
パフォーマスが面白かった。
公演全体を和ませ盛り上げることに一役買かれた。
歌声も抜きん出ると言ってよいほど見事だった。
樋口さんの色気のあるトーンは素晴らしい。

小林由佳さんのデリラを拝聴するのは3回目だけど、
今回が一番良かった。
出だしがややテンポが速い気がしたが、Desから下りてくる
抒情的な旋律の聴かせどころでは、しっとりと、
また内面の熱さが伝わる美しい歌唱だった。

三重県から来場された鈴木さんも「とても良かった」と
語っていた。

伊藤晴さんを聴いたのは多分初めてだけど、
「夕鶴」の「つう」のアリアでの中音域=五線の中での
音域が美しく、ソプラノは高音域だけで勝負しているわけでは
ないことを物語る歌唱。
2月の日本オペラ協会主催公演で、佐藤美枝子さんと
ダブルキャストで「つう」に抜擢されたのは納得。

今回最も関心を増したのがテナーの金山京介さん。
当初今回の出演者の中に入っていなかったが、
急きょのご出演ということで、これは大正解だった。

以前から良い歌手だとは思っていたが、この日で
決定的に注目歌手の1人となった。
クセの無い、力みの無い、自然体で伸びやかな美声。
レハールの「君こそ我が心のすべて」も良かったが、
後半の伊藤晴さんとのデュオ、カルメンから
「母のたよりを聞かせてよ」が特に素晴らしかった。

鷲尾麻衣さんの「熱き口づけ」は17日に東京オペラシティで
聴いたばかりだが、赤い花投げのパフォーマンスに
今回は鳥木弥生さんのカスタネットサポート演奏が
加わった。

その鳥木さんの「ハバネラ」を拝聴するのは3回目だと
思うが、いつもながらの風格で見事。

成田博之さんは好きなバスで、いっしょに写真を撮って
いただいたこともある。
風格と安定感と技術力を感じさせる声が素晴らしい。

今回も進行役も務めた押川浩士さんはロッシーニが面白く、
作曲家の作曲技術の凄さをあらためて感じさせてくれた。

古橋郷平さんは決して悪くなかったのに、
客席最後方近くから、ブラーヴォやブラヴィーを連発していた
男性が、唯一、古橋さんのときだけ(2曲とも)沈黙していた
のは嫌な感じがした。
その人の勝手だけし、古橋さんはなるほど声が細く、
独特の色があるので、人によっては「正統派テナー」の
感じがしないのかもしれないが、それでもあの「差別」は
露骨だった。まあ、イタリアでは普通のことだろうけれど。

最後に、毎回、1人でピアノ伴奏をされている赤星裕子さんに、
今回も心から大きな拍手を送りたい。

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 出演者

ソプラノ…鷲尾麻衣、伊藤 晴

メゾソプラノ…鳥木弥生、小林由佳

テノール…樋口達哉、古橋郷平、金山京介

バリトン…成田博之、押川浩士

ピアノ…赤星裕子

 演目

オープニング…全員で「椿姫」より「乾杯の歌」

1.ロッシーニ「セヴィリアの理髪師」より「私は町の何でも屋」
    …押川
2.團 伊玖磨「夕鶴」より「あたしの大事な与ひょう」…伊藤

3.プッチーニ「トスカ」より「星は光りぬ」…古橋

4.ビゼー「カルメン」より「ハバネラ」…鳥木

5.モーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」より
    「このハートをあなたに捧げます」…小林、押川

6.レハール「微笑みの国」より「君こそ我が心のすべて」
      …金山

7.ヴェルディ「ドン・カルロ」より「私は死ぬ」…成田

8.グノー「ロミオとジュリエット」~「ああ、陽よ昇れ」

 (休憩)

9.レハール「ジュリエッタ」より「熱き口づけ」…鷲尾

10.カンツォーネメドレー
  (1)マッティナータ…古橋
  (2)帰れソレントへ…押川
  (3)彼女に告げて……樋口
  (4)忘れな草…………成田
  (5)オ・ソレ・ミオ…金山さんを加えた男声5人全員

11.オッフェンバック「ホフマン物語」より「舟歌」
    …鷲尾&鳥木

12.サン=サーンス「サムソンとデリラ」より
   「私の心はあなたの声に開く」…小林

13.ビゼー「カルメン」より手紙の二重唱「母のたよりを聞かせてよ」
           ……伊藤&金山

14.ヴェルディ「ドン・カルロ」より友情の二重唱「我らの胸に友情を」
           ……樋口&成田

エンディング レハール「メリィ・ウィドウ」よりワルツ…全員
http://www.muse-tokorozawa.or.jp/event/detail/20180120/pdf/print.pdf

2018年1月18日 (木)

千駄ヶ谷スタイル~大好きな「千スタ」通いは偶然のご縁から始まった

1月18日夜、アーク紀尾井町サロンホール主催シリーズ
 「木曜コンサート」に出演された「千駄ヶ谷スタイル」の
コンサートを紀尾井町サロンホールで拝聴した。
2008年結成から満10年を迎えるとのことで、お祝い申しあげます。

そこでまず、千駄ヶ谷スタイル(以下「千スタ」)を知った
いきさつを記してみると、2008年7月、学習院OB管弦楽団は
無謀にも「ラ・ボエーム」の演奏会形式全曲演奏に挑んだのだが
 (指揮は今村能さん)、そのとき、ムゼッタを歌ってくださった
のが「千スタ」の1人である田上知穂さんだった。
なお、ミミは嘉目真木子さん、ロドルフォが三浦大喜さん他。

終演後の打ち上げ二次会~目白の、確か「やる気茶屋」~で
真向かいになったのが田上さんで、そのとき(or後日)、
同年10月8日に開催予定の「千スタ」第1回目のコンサート情報を
知り、同日、カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」にて
行われた『二期会サロンコンサート』としての記念すべき
「千スタ」結成後初のコンサートを聴かせていただいたのだった。

この紀尾井の日でも、終演後のロビーで田上さんとその話を
して、10年経つ早さに驚いた次第。

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「千スタ」の自由自在なコンサートの雰囲気が気に入り、
その後も私は、2011年1月5日ヤマハホールでのコンサート、
2012年6月18日サントリーホール(ブルーローズ)
 二期会WEEKでの「千駄ヶ谷スタイル」~花鳥風月を唄う~、
そして昨年、2017年1月13日よみうり大手町ホールでの
「千スタ」として4年7ヶ月ぶりとなるコンサート拝聴と、
毎回聴かせていただいている。

後述するが、「千スタ」の魅力は「自由さ」にあると想う。
そして聴く者の心を自然に和ませ、解(ほぐ)してくれるかも
しれない。
そう感じたのは、最近、仕事がタイトからか体調がイマイチの
日が多く、この日も会社を出たときは、胃と喉に少し痛みを
覚えていたのだが、聴き終えて帰る折は、
すっかりそのこと自体を忘れているほど回復していたからだ。
「千スタ」にはリラックスさせてくれる治癒力があるのかもしれない。

感想は最後に書くが、まずは「千スタ」4人のお名前とこの日の
演目を記す。
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千駄ヶ谷スタイル メンバー
田上知穂(Sop.)、長谷川忍(Mez.)、
高田正人(Ten.)、与那城敬(Bar.)

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今回のピアノ…木村裕平

第一部
1.早春賦 (吉丸一昌作詞、中田章作曲)…全員
2.埴生の宿 (里見義訳詞、H・R・ビショップ作曲)…田上知穂
3.六騎(ろっきゅう)(北原白秋作詞、山田耕筰作曲)…与那城敬
4.霧と話した (鎌田忠良作詞、中田喜直作曲)…長谷川忍
5.初恋 (石川啄木作詞、越谷達之助作曲)………高田正人
6.荒城の月 (土井晩翠作詞、瀧 廉太郎作曲)…全員
7.古都の宵桜~おぼろ月夜とさくらさくらの主題による(MAKI作曲)
                            …全員
8.翼をください (山上路夫作詞、村井邦彦作曲)…全員
 (休憩)
第二部
1.「ポッペアの戴冠」(C・モンテヴェルディ作曲)より
    「あなただけを見つめて!」……田上知穂&与那城敬
2.「アメージング・グレイス」(黒人霊歌)…長谷川忍
3.「学生王子」(S・ロンバーグ作曲)よりセレナーデ…高田正人
4.「エリザベート」(S・リーヴァイ作曲)より「私だけに」…田上知穂
5.「レ・ミゼラブル」(C・シェーンベルク作曲)より「スターズ」
                             …与那城敬
6.「チャールダーシュの女王」(E・カールマン作曲)より
   「覚えているかい、あの甘い時を」………長谷川忍&高田正人
7.「リゴレット」(G・ヴェルディ作曲)より「美しい恋の乙女よ」…全員
アンコール「故郷」(高野辰之作詞、岡野貞一作曲)………全員

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感想

前半は日本語の歌。
たぶん私だけでなく初めて聴いたという人が多かったはずの曲は、
与那城さんが歌った「六騎(ろっきゅう)」。魅力的な曲だし、
いつもながらの声量ある見事な歌声。
田上さんの清涼感、長谷川さんのしっとり感、
高田さんの直線的に伸びる声。それぞれ素敵。

全員=四重唱では「翼をください」と、
プログラムになく急きょ加えられた「古都の宵桜」、
そして最後アンコールの「故郷」はアンサンブルとしても、
とても美しかったが、問題を感じたのは
「早春賦」と「荒城の月」。

何が気になったかというとバランス。
でも多分個々の問題ではなく、編曲(楽譜)の問題だと思う。
そう想ったので、終演後、ロビーで田上さんにアレンジの
ことをうかがうと「市販の楽譜を基本としつつ、
4人で相談しながら少し変更を加えるなど」とのことだったので、
僭越は承知で「できれば、誰か、4人の声質をよく知る作曲家が
4人に合う編曲をされたほうが良いかもしれないですね。
誰に依頼するかとか、報酬の問題もあるでしょうから、
なかなか難しいかもしれませんが」と(の主旨で)
お伝えさせていただいた次第。

もし、私に作曲と編曲の能力があったら、
ノーギャラで名乗り出たいところだ(笑)。
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後半は、バロック曲の1曲目は、田上さんと与那城さん
による気品あるデュオで開始され、
アレンジが個性的だった「アメージング・グレイス」を
長谷川さんが歌い、高田さんが「学生王子」から、
田上さんが「エリザベート」から、
与那城さんが「レ・ミゼラブル」から、それぞれ
ミュージカルナンバーを歌い上げ、
それぞれ大きな拍手を受けた。

田上さんにもお伝えしたが、「千スタ」の良い意味でのラフさ、
譜面的に厳格なアンサンブルを追求することより、
阿吽(あうん)の呼吸としての「自由自在さ」に力点が
置かれるスタイルは、自然とソロでの歌唱でもそれが
感じ取れるという意味においても、
ミュージカルが似合うかもしれない。

そして、メゾとテナーのデュオという(想像以上の)
新鮮な魅力を伝えてくれた長谷川さんと高田さんの
デュオ「あなただけを見つめて」はとても心に沁み入った。

最後の「リゴレット」からの四重唱は、
「これぞオペラ歌手による重唱」と言うべき「さすが」の感
のある見事な内容で、正規プログラムの最後を飾るに
相応しい内容だった。
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私は「千スタ」が好きだ。
ちょうどそれは、恋人の事をどここが好きかと問われても
一言では言えないあの種の感情に似ているかもしれない。
厳格なアンサンブルを求める人が「千スタ」を聴くと、
あるいはラフさが気になるかもしれないが、
4人が伸び伸びと歌い、まるで各人の「心のホーム」で
あるかのように個々の心を開放して楽しそうに歌う
「千スタ」が私は無条件に好きだし、
できれば毎年1回以上は聴きたいと思うほど、これからも
ずっと聴いていきたい大切な声楽アンサンブルなのだ。

2018年1月14日 (日)

幸田浩子さんのCD「優歌」(ゆうか)~そばにいるうた、よりそううた~空気と心を清め、胸を熱くしてくれる新譜

美しい日本語が空気を清める。聴き手を優しく熱く包み込む。
その意味においても、歌をジャンル分けすること自体、
そもそもおかしい。
あるいはまた、嬉しいときに聴くだけが歌ではない。
むしろ失恋や深い悲しみや孤独の絶望の中にあるときにこそ、
歌は人を勇気づける。歌は人生において重要な意味を持つ。

このことを鑑みても、歌手をジャンル分けすること自体も、
それほど意味があることとは想えない。

人によって励まされた泣きぬれた熱くなった歌や歌手は
様々なのは当然だ。ある人は歌謡曲であり、
ある人はオペラのアリアであり、ある人はシャンソン等々。

勇気づけられ感動したのはマリア・カラスの人もいれば
エディット・ピアフ、中島みゆき、安室奈美恵、椎名林檎、
藤圭子、ダイアナ・ロス等々いろいろだろう。

優れた歌はジャンルを隔てないし、ジャンルに優劣は無い。
優れた歌手もまたジャンルに留まらないし、
優劣を論じることに意味は無い。

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幸田浩子さんが今回J-POPを録音してリリースされたことも、
その意味では全く驚くことではない。

このアルバムは何より選曲が良い。
古くは1976年の「翳りゆく部屋」(荒井由美)から、
2014年作の「明日への手紙」(手嶌葵)まで、
時代範囲も広い。

幸田さんの寄稿によると、中島みゆきさんの「糸」を知った
ことがきっかけだったいう。
そのとき感じた想いを、多くの人と共有したい、
だから届けたい、として録音された。

きっかけが「糸」だったのは示唆的かもしれない。
AKBや三代目J Soul Brothersを好む若い人も「糸」には
魅せられるという。
名だたるオペラ歌手の幸田さんも「糸」に魅せられた。
この象徴的事象においても、歌や歌手のジャンル分け自体、
それほどの意味は持たないことを雄弁に物語っている。

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幸田さんの声は細く軽やかだが、聴き手を置き去りにして
そそくさと過ぎ去ることは決してない。それどころか、
その繊細な声の筋の1本1本が、聴き手の胸の細胞に
入り込み、心をグサッとわし掴みして離さない。
そういう強さのある声だが、むろん強圧的なものではなく、
自然にストレートに入り込んで聴き手の心を清め、
そして熱くする、そういう歌声だ。
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1曲ごとの感想を以下のとおり整理してみた。

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1「ハナミズキ」(一青窈)~編曲=内門卓也
美しい日本語の歌声が第1曲から広がり、胸に染み入り、
心が洗われ、感涙を禁じ得ない。
室内楽アンサンブルが素敵だ。終わり近く、
少しだけオペラティックな、クラシックな歌唱を入れるが、
最後は原曲を生かしてシンプルに終わるのも、
誠実さが感じられて良い。
・・・・・・・

2「LOVE LOVE LOVE」(DREAMS COME TRUE)
    ~編曲=Momo
大森康司さんのギターのみの伴奏というMomoさんの
編曲がシンプルで良い。
終わり近く「LOVE LOVE 愛を呼ぼう」では、二重録りと
オペラティックなオブリガートを交えて盛り上げてから、
最後は落ち着いたかたちで終える。
・・・・・・・

3「奇跡~大きな愛のように~」(さだまさし)~編曲=藤満健
この曲を選曲されたのは幸田さんの見識だ。
大きな広がりのある曲想に、幸田さんの清らかに広がる歌声が
よく合う。
まるで幸田さんのために作曲されたかのようにさえ感じる。
「あなたを守ってあげたい」の「を」の響きが感動的なまでに
美しい。この曲も室内楽的アンサンブルが良い。
低音のシンプルなリズムや移行も巧く効いている。
・・・・・・・・

4「for you…」(高橋真梨子)~編曲=藤満健
この曲の録音も嬉しい。清らか声が曲の奥にある感謝と
せつない悲しみと希望と愛がにじみ出る。
ロマンティックなピアノソロのみによる伴奏も良い。
最後のセンテンスでの「きっと」での幸田さんのロングトーンは
オペラ歌手ならではだ。これを目の前で聴かされたら、
全員スタンディングオベーションかもしれない。
シンプルなピアノ伴奏が良いが、
最後の主音のピッチが高いのが気になる。
・・・・・・・・

5「いい日旅立ち」(山口百恵)~編曲=藤満健
凍てる冬の雪景色の中に幸田さんの歌声が凛と響く。
「日本の」の「の」の高音が美しい。
ピアノ伴奏も熱くもあり、また控えでもあり、とても素晴らしい。
・・・・・・・・・

6「糸」(中島みゆき)~編曲=藤満健
最初に書いたとおり、この曲を知ったことが、
このアルバムに至るきっかけだったという。
最後のセンテンスで、オペラティックで美しい編曲が入る。
ここは他の誰でもない幸田さんならではの良さ、
素晴らしさが発揮されるところだ。
この曲でもピアノソロのみよる誠実な和音進行が
シンプルで素敵だ。
ただこの曲も最後の音がやや高い気がする。
「for you…」程ではないが。録音上の問題かもしれない。
・・・・・・・・・・

7「たしかなこと」(小田和正)~編曲=Momo
この選曲は良い意味で意外。これを聴いて、
小田さんの恒例の「クリスマスの約束」に出て、
小田さんと共演して欲しい、そう強く想った。
アレンジはジャズ風。この曲でも終わり近くに
オペラティックな高音によるオブリガートが入り、美しい。
・・・・・・・・・・・

8「グリーン・ティー・ファーム」(矢野顕子)~編曲=内門卓也
このアルバムの中で私が唯一知らなかった曲。
この選曲も幸田さんの見識の高さを感じる。
「ありがとう」という、一見、使われ過ぎとも捉えかねない言葉
が、この曲の中で素朴に歌われることで、
この単語がいかにたいせつな言葉かということを再発見する。
チェロのソロが美しい。ピアノソロも控えめに愛を添える。
抒情的という点では「明日への手紙」につながる。
素晴らしい選曲に感謝。
・・・・・・・・・・・

9「もしもピアノが弾けたら」(西田敏行)~編曲=内門卓也
本当に良い曲。阿久悠さんの歌詞はそれほど好きでない
ものあるが、この歌詞は彼の作品の中では一番好きだ。
・・・・・・・・・・

10「明日への手紙」(手嶌葵)~編曲=Momo
この曲も選曲が嬉しい。幸田さんの新しいJ-POPへの
細心の留意(アンテナ)の幅広さを感じる。
Momoさんによる編曲と演奏のピアノソロのアレンジ、
和音が独特で、やや工夫し過ぎと感じなくもないのだが
 (素朴な主旋律とやや乖離感を覚えなくもない。
  寄り添い度が薄いかもしれない)、
それでも洒脱ではある。
最後の「進むの」をア・カペラで終えたのは素敵。
・・・・・・・・・・・

11「瞳がほほえむから」(今井美樹)~編曲=藤満健
懐かし曲。この曲でもピアノの素朴な伴奏を縫って
奏される独奏チェロのオブリガートが素敵だ。
・・・・・・・・・・・

12「翳りゆく部屋」(荒井由美)~編曲=藤満健
この曲の選曲も見識だと思う。ユーミンについて私は
特別詳しくはないが、それでもこの初期の曲が
特別重要な位置にあるわけではないだろうと想像する。
しかし、幸田さんはこの曲を選んだ。
初心の気持ちで聴くと、その理由が解る気がする。
発声がクラシック歌唱であることで、
曲の清楚感が増すのが面白いし素敵なのだ。
最終のセンテンスでの「愛を遠ざけたの」の「の」の
ロングトーンの響きが素晴らしい。
・・・・・・・・・・・・

13「未来へ」(Kiroro)~編曲=内門卓也
アルバムを「ハナミズキ」で開始し、「未来へ」で閉じたのは
正解だと思う。中年の私にとってこの曲は特別重要な
位置にあるわけでないが、特に若い人向けの
メッセージソングとして、美しいソプラノで歌われた意義は
大きい。ピアノソロの編曲もシンプルで素敵だ。
・・・・・・・・・・・

終わりに
このCDのタイトルは「優歌」(ゆうか)。
優れた歌は、それ自体優れているが、
歌い手によって更にこれまでと違った色彩が加えられ、
引き立ち、今新しく生まれた歌となって聴き手を
優しく熱く包む。
録音とリリースは昨年だが、
私にとって新年最初のCD観賞がこのアルバムだった
ことは、このうえない幸せだ。
http://columbia.jp/koudahiroko/newrelease.html
http://columbia.jp/artist-info/koudahiroko/discography/COCQ-85388.html

玉ちゃんが吹いたブラームスの4番~感傷的な思い出

私は大学時代3年次まで合唱を、4年にオケに移り、
卒業後はずっとOB管弦楽団でヴァイオリンを弾いて
います。ときどき、OB合唱団等で歌ってもいます。

1年生次、当時3年生でオケでフルートを吹いていた
Tさん(以下、玉ちゃん)という女性奏者がその年の定演で
吹いたブラームスの交響曲第4番の演奏が今でも記憶に
あります。

前日のゲネだったと思いますが、私やオケ1年生などの
降り番の友人らとそのリハを聴く中、第4楽章の97小節から
105小節にかけての、フルートのあの印象的な長いソロの部分
 ~2分の3拍子、実質は4分の拍子、曲想的には無拍子の
様な場面~が来た際、玉ちゃんは実に見事に吹いたのでした。

単に破綻が無いだけでなく、しっとりと情感を込めて、
ブラームスが「espressivo」と書いたとおりに吹き、
それは見事なものでした。

思わず、私たち数人は、顔を見合わせて誰からともなく
「うまいね」と感嘆したものでした。
40年近く前のことですが、あの「名演」を今でもはっきりと
覚えています。

それだけなら、感傷的に思い出すこともないのですが、
なぜか玉ちゃんは私によく声をかけてきてくれました。

当時、仮コー(仮講堂)という、今は立派な建物に替わって
いる場所に、古びた小さな体育館風集会所があった
のですが、そこで私がボーッとしていると、
「何してるの?」と玉ちゃんが声をかけてくることが
何度かありました。

組織上は同じ音楽部所属とはいえ、
オケ3年の女性と合唱団1年の男性ですから、
普通は(本来は)それほど接点が無いほうが普通だと
思いますが、なぜか玉ちゃんはよく声をかけてくれました。

とはいえ、毎回とりとめもない話をしただけだったと
思いますし、いわんやその後、カップルになったわけでも
ない。
都度なにげに会話していただけ。今考えても不思議です。

自慢にもなりませんが、私は女性から優しくされた記憶の
ほとんど無い人生を送ってきましたが、それゆえ一層、
あの玉ちゃんの「優しさ」を、
彼女のブラームスの演奏と共に忘れ難く感じています。

2006年、玉ちゃんが乳ガンが元で亡くなられた、
という訃報が届きました。
当時、「どうして卒業後、一度も会わなかった、会えなかった
 のだろう?」と悔んだものでした。

今でも時折フッと、あの見事な哀愁感漂う演奏と、
「何してるの?」という声を思い出し、
無性に玉ちゃんに会いたくなるときがあります。

2018年1月13日 (土)

歌手とカス~それはともかく「千人」の練習、始まる

今年の9月16日(日)にミューザ川崎で行われる
東京ユヴェントス・フィルハーモニーの
創立10年記念演奏会の演奏曲である、
マーラーの交響曲第8番「千人」の合唱の第1回練習が、
13日午後、東京芸術劇場5階のリハ室で開始された。

今後は第1と第2は曜日的に分かれて練習が行われて
いくが、今回は決起大会(と言ってもオリエンテーリング位
だが)も兼ねて、いっしょの全体リハだった。

発声指導を兼ねた合唱指導者が、発声時、頬の中心部
 (鼻と唇の間)から上と下を分けて示し、
「僕の先生が言ったんですが、ここから上で歌う人が歌手、
 下で歌う人はカス、だそうです」と、参加者を爆笑させた。

それはともかく、
私が「千人」を歌うのは、故・山田一雄さん指揮、
新交響楽団での1986年以来、32年ぶり。

あのときは第1コーラスが武蔵野合唱団、
第2が公募だったので第2で歌ったが、
今回は練習日の関係で第1で歌わせていただくことにした
 (詳しくは別途、合唱団募集の投稿をご参照ください)。

別途書いたように、若手指揮者の坂入さん(慶応出身)が
「合唱団も既存団体に頼らず、ゼロから作り上げたい」
として全員最初からいっしょに「千人」を創り上げて
いきましょう、という主旨の公演なので、
「千人」は初めてという人はむろん合唱自体初めても
拒んでいません。なかなか無い機会ですから挑戦されては
いかがでしょうか。
目標人数300人で、現状エントリー数は未だ半数ほどのよう
ですので、「クラシック音楽をのんびりと」の皆さんと
私のフィスブックのタイムラインの皆さんに別途詳細を
ご案内させていただきます。

マーラー「千人」の合唱団員を募集中です~東京ユヴェントス・フィルハーモニー創立10年記念演奏会

下記の日時で行われる東京ユヴェントス・フィルハーモニー創立10年記念演奏会での「千人」の合唱団募集中です。
第1コーラスの主な練習は火曜日の19時~21:15、第2コーラスが土曜の14:30~16:45なので、曜日的な都合で選択可です。練習回数は第1と第2それぞれ2月は2回ですが、3月以降は月4回。場所は「なかのZERO」等都内を予定。
参加費は月額3,000円(一括支払の場合は21,000円)。
使用楽譜はkalmas。チケットノルマは無し。
合唱指導者は谷本喜基さん、吉田宏さん他。

若手指揮者の坂入さん(慶応出身)が「合唱団も既存団体に頼らず、ゼロから作り上げたい」として、第1か第2のどちらか(あるいは両団)が既存の合唱団という通例パターンをとらない、文字どおり全員最初からいっしょに「千人」を創り上げていきましょう、という主旨の公演でもあります。

よって、「千人」は初めてという人はむろん、合唱自体初めても拒んでいません。
後者はちょっと大変かもしれませんが、「マーラー愛」があれば乗り切れるでしょう。
なかなか無い機会ですから挑戦されてはいかがでしょうか。
もちろん、どこぞの合唱団のような年齢制限等のアホな制約も一切無しです。

目標人数300人で、現状エントリー数は未だ半数ほどのようですから、迷う場合、しばしじっくり検討してみてください。

第1回練習が、13日午後、東京芸術劇場5階のリハ室で開始された。
今後は第1と第2は曜日的に分かれて練習が行われていくが、今回は決起大会(と言ってもオリエンテーリング位だが)も兼ねて、いっしょの全体リハだった。

私が「千人」を歌うのは、故・山田一雄さん指揮、
新交響楽団での1986年以来、32年ぶり。
あのときは第1コーラスが武蔵野合唱団、第2が公募
だったので第2で歌ったが、今回は練習日の関係で
第1で歌わせていただくことにした。

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日時:9月16日(日)18:30

会場:ミューザ川崎シンフォニーホール

指揮:坂入健司郎

独唱:森谷真理、中江早希、中山美紀、谷地畝晶子、中島郁子、
   宮里直樹、今井俊輔、清水那由太

児童合唱:NHK東京児童合唱団

興味のある人、やってみようかと思う人はフェイスブックの私のメッセからでも結構ですし、下記のメルアドに連絡していただくことで大丈夫です。

メール先:東京シンフォニッククワイア=tsc@music.so-net.jp

東京ユヴェントス・フィルハーモニーのHP
http://tokyojuventus.com/

2018年1月12日 (金)

TEPCO(東電)は賠償金支払い事務を派遣会社に任せ、派遣社員をロボット扱いし、被災者をご請求者様と呼ぶ

実際に当該 派遣労働に従事した友人からの情報を以下記す。

東日本大震災の福島第一原発事故による避難者に対する
賠償金支払い事務を、東電は派遣会社に委託し、
自らは、その派遣会社を管理監督するだけで、
被災者に対して自らは何もしていない。
訴訟が起きたときに対応するくらいだ。

しかも、その派遣社員の扱いがヒドイそうだ。
時給1000円程度だけでなく、就労ビルである国際展示場(前)駅
近くの有明セントラルタワーに入ると、決まったフロア以外への
入室禁止はともかく、1日中座らされてトイレに行くのも、
担当監督者の許可を得てから行く。

もっとキツイのは、
必ずしも毎日仕事が与えられるわけではなく、
では楽かというとそうではなく、仕事が無い場合でも、
昼休憩以外は一日中机に座り、賠償金支払いマニュアルが
入ったパソコン以外、見てはならず(そもそもPCはネット等
外部情報は見れない)、
当然、ウトウトと居眠りしようものなら、すぐに担当者が近寄り
注意するのだという。

要するにマニュアルを習得してしまってからは、
仕事が無いときは、
「内もしないで、居眠り不可のまま、ただ机に座って
 一日中待機する」
のを強いられる、という。

仕事に慣れてくると、被災者との直接のやりとりの段に
入るが、被災者のことを「ご請求者様」と呼ぶそうだ。

これほどの状況になってもまだ、
東電は親分気質、官僚気質が抜けないようだ。


こうした派遣労働者への賃金の原資は、
利用者からの電気代であることは言うまでもない。

料金は電気事業法という法律に基づき、
「総括原価方式」と呼ばれる方法で計算されている。
この方式は、発電・送電・電力販売費、人件費等、すべての
費用を「総括原価」としてコストに反映させ、さらにその上に
一定の報酬を上乗せした金額が、電気の販売収入に
等しくなるように電気料金を決める、というものだ。

要するに、電力会社はすべての費用をコストとして計算する
ことができる上に、報酬まで最初から保証されている。

このシステムは、基幹産業である電力会社を保護する
目的で、電気事業法という法律で保証されている。
問題は、業資産×報酬率のうち、事業資産に多くのものが
含まれる事。
具体的には、固定資産、建設中資産、核燃料資産、
運転費、特定投資(研究開発費や資源探査など)が
含まれる。

資産を増やせば報酬が多くなる仕組みだから、
「原子力発電所を造れば造るほど、
 電力会社が儲かる仕組み」
と言われるゆえんだ。

総括原価方式は、発電所の建設を進めることが
重要であった高度成長期の1960年に決められた
古い制度だが、そ
の後50年以上、一度も見直されていない。

2018年1月 9日 (火)

相撲~不可解なギョーカイ~式守伊之助関係

行司が各部屋に所属、と聞いて誰もが「はあ?」と思った
ことでしょう。
プロ野球で、公式戦審判が巨人や阪神に所属など有り得ない。
サッカーJリーグの公式戦審判がレッズやマリノスに所属なんて
有り得ない。
やはり相撲の世界は構造的に古い。ヘン。

それと、
「横綱と立行司はそれぞれの最高位だから降格が無い」
というものいかがなものか?
そういう構造的な「甘さ」があるから、心にスキが生じるのでは
ないだろうか?

企業では社長(代表取締役)の解任や降格は実例(数)は
少ないながら皆無ではない。

2018年1月 7日 (日)

オルケストル・デ・ベル第1回演奏会~初回の演奏会で第九をやる めでたさと大変さ

Orchestre des bellesというフランス語表記のオーケストラ
の第1回演奏会を6日夜、ミューザ川崎で聴いた。
指揮は今年30歳になる水戸博之氏。

客席からステージを見た印象では若い人が多い。
平均年齢はきっと低いだろう。多くが20代かもしれない。
まずは第1回演奏会おめでとうございます。曲は

1.ベートーヴェン「レオノーレ」序曲第3番
2.ベートーヴェン 交響曲第9番

鷲尾麻衣(sop)、鳥木弥生(mezzo)、城宏憲(ten)、加藤大聖(br)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

創立後の初回の演奏会は親しみやすい曲から開始し、
何年も経ってから第九に挑むというアマオケが多いと
想像するが、みなとみらい21交響楽団のように「曲ありき」で
普段は他の楽団で活動する奏者が集うかたちで結成され、
第1回演奏会にマーラーの交響曲第9番をやったオケもある。
ケースとしては少ないほうだろうが、
この「美女と野獣」のヒロイン名を冠したベルオケも
どちらかと言えば後者だろう。

「公募ではなく、団員の声掛け(口こみ)で集まった」というから
ほとんどの人は(他に所属しているかどうかは別として)
オケ経験者だろうし、第九も経験している人も少なからず
いたかもしれない。

・・・・・・・・・・・・・
それでも初回演奏会を大曲で挑むことには一長一短ある
かもしれない、そういうことを感じた演奏会だった。

オケの配置は通常配置。
2曲とも速めの、というかオーソドックスとも言えるテンポ。

序曲は丁寧な演奏だが、ディティールにもう少し余裕と工夫が
欲しい。

15分の休憩後の第九。合唱団は第1楽章から着席。
ブライトコプフ版での演奏で、第1楽章は普通のテンポで
進むが、とても平凡で退屈。
唯一個性というか工夫が見れたのは、コーダの入口の
513小節に入る直前に大きな間を置いたこと。
山田和樹さんほど大きくはないが、それでも2秒近く空けた
かもしれない。この部分は気に入った。

第2楽章も速めで特に特徴が無い。
トリオも速くて私が嫌いなテンポ。
エンディングに向かうコーダで、プレストに入る直前の
ティンパニのクレッシェンドが弱過ぎてほとんど全て「P」に
聴こえた。

第3楽章こそゆったりと演奏して欲しいが、
昨今は速いテンポが主流。今回もそう。気に入らない。
冒頭の第2ファゴットの音程は良かったが、
第1奏者の音程が悪いのは良くない。

第4楽章。低弦で歓喜のテーマが歌われ出すところは
急いで入らず、間を置いたのは良かった。
弦の難所である練習記号「K」=431小節から進み、
ほどなくの443小節から448小節までだったと思うが、
いったん弱音に落とした後、449のウラ拍から「F」に戻す
という工夫をしていた。

・・・・・・・・・・・・・・
この日のために結成されたオルケストル・デ・ベル合唱団は
ソプラノとテノールが良い響きをしていたが、それは人数的
にも多かった点もあるだろう。
ソプラノが54名、アルトが38名。
多くの混声合唱団ではテナーが少なくバスが多いというところ
が多いが、今回集った男声は、テノールが32名、バスが28名。

テナーが少ない合唱団からしたら羨ましい人数比だろう。
その分テナーは伸びやかな声だったが、しかし例えば、
合唱開始間もなくの257小節から264小節間での、
テナーが旋律の途中でオクターブで上下して進む部分など、
あそこまで際立って目立つのはどうだろう?と少し疑問を抱く。

もっとも、
「だって、ベートーヴェンはそう書いているじゃないですか」
と言われれば、そのとおりなのだが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ソリストの入場は第1楽章からでも第3楽章からでもなく、
なんと第4楽章の歓喜のテーマが全奏で演奏される
練習記号「B」=164小節に入ってからだった。

バリトンの加藤大聖さんだけ4人の中では初めて聴いたが、
緊張されていたのか、声に不要なヴィブラートがかかり、
あまり堂々としていたとは言い難かったのが残念だった。
「nict diese Töne」の「Töne」は最近流行りの「G→F」では
なく、「F→F」なので良かった。他の3人のソリストは好調。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
冒頭に書いたが、第1回演奏会を第九でスタートするのは
素晴らしいと同時に、その分、今後の演奏会において
「ハードルを上げたかたちでスタートした」とも言える。
その意味では、おめでたいと同時に「善し悪し」かもしれない。
今後は今回の質を落とさない演奏活動を余儀なくされる。

今回は、オケも合唱団も個々においてはそれなりに
「弾ける人、吹ける人、歌える人」が集まった演奏会だった
と言えるから、一定のレベルは保たれた演奏会だったが、
特にオケは今後、より団としての本当の意味での練熟度、
にわかの寄せ集まりというのとは違う1つのチームとしての
アンサンブルに磨きをかけていく時期に入っていくだろうし、
その中から個性なり特色なりが出てくるだろうから、
今後の活動こそ重要なのだ、ということは当事者たちが
一番解っている(はず)だろう。
とにかく、第1回演奏会、無事終了、お疲れ様した。

すい臓がんは怖い

静かに進行(悪化)する「すい臓がん」は怖い。
闘将、熱血漢の星野仙一さんが亡くなった。
急なので誰もが驚いただろう。やはり、すい臓がんは怖い。

12月15日に、長野県に住む私の叔母が82歳で亡くなったが、
やはり、すい臓がんで、10月までは元気だったという。
11月に入って入院し、検査の結果、家族には「余命6週間」と
告げられ、本当に約6週間後に他界されてしまった。

歌舞伎の坂東三津五郎(十代目)さんも、すい臓がんで
あることが世間に公表されたかと思うや、
ほどなく亡くなられたと記憶している。
やはり、すい臓がんは怖い。

 星野仙一さんに合掌。
https://news.yahoo.co.jp/byline/yanagitaemmy/20180106-00080163/

2018年1月 3日 (水)

クラシックコンサートを初めて聴きに行く皆様 気楽な服装でどうぞ~朝岡聡氏の「スーツで」発言を批判し否定します

朝岡聡氏の敷居を高くする発言は誤解を招くので早々に否定しておきます。
新年早々批判的なことは書きたくないが、大みそかに放送された「らららクラシック再放送編」で、クラシックコンサートを聴きに行く際の服装に関して、朝岡聡氏が述べた内容は大変マズイ内容だったので、これを早々に否定して誤解を正さないといけないと思ったので書かせていただきます。
番組が投じた「クラシックコンサートにはどんな服装で行けばよいですか?」に対して朝岡氏はこう述べました。
「スーツがいいでしょう。非日常的な空間時間を楽しむということからも」。

とても驚いたし、「こんなことを影響力が大きいテレビで言ったらダメだ」と思った。
クラシックファンの多くは「何バカなことを言ってるのか?」と思うだろうし、「クラシックに少し関心を持ち始めていて、これから少し聴いてみようかな、と思っている人々」で、あの番組を見た人は、
 「え?、そうなんですか?キチンとした服装でないと、クラシックのコンサートに行ってはいけないのですか?」という要らぬ誤解を与えてしまうという点において、朝岡氏の発言(意見)はサイテー最悪なコメントだ。

私が平日の夜のコンサートでスーツを着ているのは「会社帰りという日常の服装」というだけのことで、サラリーマンの多くにとってスーツは非日常でもなんでもない。ゆえに、私だけでなく多くの会社勤め人は土日祝日等においては「スーツなんか着てコンサートには行かない」にちがいない。

もし、クラシックに興味を持ちだして日が浅いかたで「これからコンサートにも行ってみようかな」と思っている皆さんがいて、なおかつ、あの番組をご覧になったかたにお伝えします。

  「どうか服装など気にしないでください。特別なコンサート(注)でないかぎり自由な気楽な格好でOKです。アキラ100%スタイルだと逮捕されるかもしれませんが、常識的な範囲での「普通の格好」で十分です。稀にオペラなどで「スノブ(エセ貴族的)な大人」が若い人の軽装を気にすることもあるらしいですが、そういう人は例外で逆に軽蔑されます。どうぞ服装など気にしないでぜひコンサートという生演奏を体験してください。大事なことは、ライブ演奏をあなたの耳で聴き、目で見て、演奏者の真剣な(それまで積み上げてきた事+αが出るであろう)パフォーマンスを楽しみ体験することなのですから。既にクラシックコンサートに慣れた人で、自分のファッションにも配慮してコンサートに行く人はいるでしょうし、それは自由ですが、初めて行くときは、「普通の格好」でどうぞ。ほとんどの来場者は他人様の服装など気にしませんので」

とかく「クラシックは敷居が高くて」と言われてしまうが(そんなことは全くないのに)、朝岡氏の発言を聞いて「ああ、こういう人がいるから、誤解されてしまうんだな」と思った。
今後ますます高齢化と少子化が進む日本社会で、若いファンをどんどん増やしていかないと演奏家(の活動と生活)に影響するだけでなく、音楽文化全体の危機となってしまうというのに、朝岡氏の発言はあるべき姿(方向性)に逆行するものだ。

朝岡氏にはこう言いたい。
 「あなた以上のクラシックの「ツウ」は世の中にはゴマンといます。中途半端な知識で知ったかぶって偉そうなこと、誤解を招くような発言をテレビ(という大きな発信力、影響力のある媒体)で軽々に述べることは二度としないでください。クラシックファンとして非常に迷惑です」、と。

(注)大規模な追悼(チャリティ)演奏会等、特別なイベントでは稀に礼装着用、あるいはスーツ等が義務付けられる場合があるが、数年に1回程度等ごく稀にしかない。
私はここ45年間で一度もそういうコンサートには行ったことはない。

NHKニューイヤーオペラコンサート2018   ~特定の歌手を偏重し過ぎ~あり得ない程の不公平感に憤りを覚える

今回のスタイルでもし来年もやるのなら、今回出演された歌手は全員外して総入れ替えでお願いしたい。
いや、出演者がダメだったわけでは全くなく、それどころか砂川涼子さんファン、ブレイクする前からよく知っている嘉目真木子さん(注)のファンとしては法外の喜びだが、「モーツァルト・ファンタジー」と題された第1部を見ていて、その私でも「いや、これはやはり良くないな」と正直強く思った。

1人が何曲も歌う設定。第1部出演の5人中3人は3曲以上歌ったから、単純に1人1曲なら10人以上出演できたわけだ。
「いや、それだと統一感がなくなる」という意見もあるかもしれないが、モーツァルトの複数のオペラのアリアを繋ぎ合せただけの内容自体、バラエティに富むというより、それこそ構成的に統一感が感じられなかった。
「何だ、この展開は?」という感じ。10人以上とせず5人が複数曲を歌うかたちにしたのは予算の関係ではないのだろうけど、やはり公平感的にバランスを欠いていたと言わざるを得ない。
黒田博さんに至ってはなんと5曲も歌った。こんなケースは前代未聞に違いない。あり得ないことだ。

こうしたことは、歌手の皆さんの世界で(業界的に)も、あまりよく思われないのではないだろうか?などと、オペラファンとしては余計なお世話は承知で、特に3曲以上歌われた当事者の歌手のことが心配になるほどだ。

何年か前、初出場の人を中心に、「チョイ役」として少ししか歌わせない回が続いたので、会場でのアンケートや後日ブログで、「出演者をベテランと初出演とかで差別せず、全員1人1人をもっとたっぷり歌わせて欲しい」と書いたことがあるが、1人に何曲も歌って欲しいとは書いていない。それは番組的に不公平と言えるからだ。

今回会場で聴いたかたも含めて数名のかたのフェイスブックのタイムラインでの投稿を拝読しても~そこに投じられるそのかたの友人の投稿を含めて~特に「モーツァルトの複数のオペラアリアの繋ぎ合せ」に対する疑問の声が多い。「意味が解らない」等々。ファンタジーでもなんでもなく、「ただの強引な繋ぎ合せ」としか感じられなかったオペラファンは多いようだ。
私はそれに加えて、「特定の出演者だけがたくさん歌うのはおかしい」を特に加えたい。

以前も書いたが、私はこのコンサートは毎回、全員初出場者だけにしてもいいと思っている。たくさんの優秀な歌手を知らしめる義務(というのが言い過ぎでも少なくともそれだけの組織的力)がNHKにはあるはずだ。

いみじくも、12月の「紅白オペラ対抗」で、三枝成彰さんが「NHKのキャスティング担当者は(歌手の)好き嫌いがある」と述べた暴走?は、あながち笑えない事かもしれない。

(注)学習院OB管弦楽団による2008年定演で、「ラ・ボエーム」を演奏会形式で全幕演奏した際、ミミを歌っていただいたのが嘉目真木子さん。

・・・・・・・・・・・・
第2部
「猫の二重唱」は面白いというより、エロティックな感じがして愉快だった。
幸田さんの声は細めで軽やかなのだが、伸びやかで会場によく響くという点で、やはり一頭地抜けた力量がある。
村上さんの「踊り」が素晴らしく、今まで彼の歌を聴いた中で一番気に入った。

第3部
大好きな幸田さんだが、第1部に関して書いた流れで公平に言うと、第3部では冒頭ではなく、もう少し後に登場する構成にして欲しかった。

第1部の林美智子さん、櫻田亮さん、第3部での福井敬さんらの名前は毎年(のように)見る名前。NHKのキャスイティング担当者は、特にメゾとテナーの(他の)人をあまり知らないようだ。

・・・・・・・・・・・・・
指揮  沼尻竜典
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団
合唱  新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部、
     びわ湖ホール声楽アンサンブル

歌手
ソプラノ…幸田浩子、砂川涼子、小林沙羅、嘉目真木子、中村恵理
大村博美、市原愛、盛田麻央、守谷由香
メゾソプラノ…清水華澄、林美智子、小泉詠子
テノール…福井敬、村上敏明、笛他博昭、藤田卓也、櫻田亮
カウンターテナー…藤木大地
バリトン…黒田博、上江隼人
バス…妻屋秀和
ピアノ…山田武彦
司会…高橋美鈴、井上芳雄

曲目

オープニング
ワーグナー「タンホイザー」より大行進曲「歌の殿堂をたたえよう」

第1部 モーツァルト7大オペラの音楽による
      「モーツァルト・ファンタジー」

1.「魔笛」から「私は鳥刺し」 黒田博

2.「フィガロの結婚」から「愛の神よ、照覧あれ」 砂川涼子

3.「フィガロの結婚」から「自分で自分がわからない」林美智子

4.「後宮からの誘拐」から「お前とここで会わねばならぬ」
               櫻田亮

5.「皇帝ティートの慈悲」から「ああ、最初の愛に免じて」
               嘉目真木子、林美智子

6.「ドン・ジョヴァンニ」から「みんなで楽しくお酒を飲んで」
               黒田博

7.「フィガロの結婚」から「若い娘たちよ、花をまけ」
               びわ湖ホール声楽アンサンブル

8.「ドン・ジョヴァンニ」から「お手をどうぞ」
               嘉目真木子、黒田博

9.「イドメネオ」から嵐の合唱「なんという恐ろしさ」
     新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部

10.「魔笛」から「恋を知るほどの殿方は」
               砂川涼子、黒田博
11.「コシ・ファン・トゥッテ」から「恋のいぶきは」 櫻田亮

12.「魔笛」から「やがて朝を告げる太陽が」
     砂川涼子、3人の天使…盛田麻央、守谷由香、小泉詠子

13.「魔笛」から「パ・パ・パ」 嘉目真木子、黒田博

14.「イドメネオ」から婚礼の合唱「愛の神よ、婚姻の神よ」
     新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部

・・・・・・・・・・・・・・・・・
第2部 ロッシーニ没後150年
1.猫の二重唱(伝ロッシーニ) 小林沙羅、市原愛、山田武彦

2.「フィレンツェの花売り娘」 幸田浩子、山田武彦

3.「踊り」    村上敏明、山田武彦

4.「タンクレ-ディ」から「君がこの心を燃え立たせ」藤木大地
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第3部
1.ヴェルディ「椿姫」から乾杯の歌「さあ、飲み明かそう」
   幸田浩子、藤田卓也、びわ湖ホール声楽アンサンブル
   新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部

2.ヴェルディ「椿姫」から「さようなら、過ぎ去った日よ」
            中村恵理

3.ヴェルディ「ドン・カルロ」からヴェールの歌
   清水華澄、市原愛、びわ湖ホール声楽アンサンブル
   新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部

4.ヴェルディ「イル・トロヴァトーレ」から
   「ああ、あなたこそ私の恋人」、「見よ、恐ろしい火よ」
   笛田博昭、びわ湖ホール声楽アンサンブル
   新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部

5.プッチーニ「ラ・ボエーム」から「もう帰らないミミ」
        村上敏明、上江隼人

6.プッチーニ「トスカ」から「歌に生き、愛に生き」 大村博美

7.ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタジンガー」から
   「朝はバラ色に輝き」「親方たちをさげすんではならぬ」
  福井敬、妻屋秀和、小林沙羅、びわ湖ホール声楽アンサンブル
  新国立劇場合唱団、二期会合唱団、藤原歌劇団合唱部

エンディング
 J・シュトラウス「こうもり」から「ぶどう酒の燃える流れに」
   全員
https://www.nhk-p.co.jp/event/detail.php?id=803

大学対抗箱根駅伝~祝 青山学院4連覇

史上6校目の4連覇。11時間を切る大会新。
3位の早大のアンカーは同大チーム内で初めて
箱根駅伝で選ばれた4年生。
最終区間で2人抜いて3位。 おめでとう。

シードを数年ぶりに得る大学と失う大学。
「毎年各校とも学生が変わるから難しい」
 (絶対というものはない)という事は
青学の原監督自身が言及している。

その青学自体、数年前までは箱根駅伝では上位入賞に
無縁のいわば無名校。無名校から強豪校へ。

そういう「逆転」は、たぶんどんなジャンルのどんな立場の
個人にも、企業やプロ集団や趣味団体という組織にもあり得る。

結局は指導者~監督、コーチ、トレーナー、社長、団長、
チームリーダー等~次第かもしれない。

そういえば、グスタフ・マーラーは
指揮者に関して少し厳しい言葉を残している

「無能なオーケストラというものはない。
 無能な指揮者がいるだけである」

2018年1月 2日 (火)

大みそかのテレビ番組より

今頃だけど、「紅白」を思い出してみよう。
特別企画では、全員で歌う「いつでも夢を」、
満員の横浜アリーナから桑田佳祐が「ひよっこ」の主題歌
でもあつた「若い広場」。
なんと言っても大人になった安室奈美恵さんが魅力的だった。
歌い終わった後のシャイな笑顔と涙も印象的。

個別には~全て見、聴いたわけではないが
 ~竹原ピストルさんの「よー、そこの若いの」、
丘みどりさんは初めて聴いたが、後者は
アルト系の演歌歌手で印象的。

TWICEミニスカート(軍団)をTVで見るのは最近では
珍しくなった。

島津亜矢さんの「The Rose」は素晴らしかったが、
この曲を和服で歌うのはやはりヘン。

福山雅治さんは満員のライブ会場から中継で「トモエ学園」。
黒柳徹子さんの詩と福山氏の旋律はよく合っていた。

平井堅さんの「ノンフィクション」は歌詞が印象的。

椎名林檎がTVで見、聴くこと自体興味深い。

Perfumeは高所恐怖症だったらとてもできない場所
からで、ちょっと危険な感じがした。

XJAPANの迫力エンタ性満点のステージは素晴らしい。
YOSHIKIさんは「ドラム叩きドクターストップ」にもかかわらず
熱演の叩き。

Superflyが療養中だったとは知らなかった。
声量も技術もある人。

審査員と出演者にも縁があり、吉岡里帆は
まだ売れていないころ、竹原ピストルの歌に励まされていた
といい、
ボクシングの村田諒太氏も、
 「じけそうなときいつもSuperflyの歌に励まされていた」
という。

椎名林檎は「カルテット」に出ていた高橋一生と吉岡里帆に
直接会えて良かったと言い、松たか子も出演していたので、
「カルテット」関係者の多くが揃ったのも面白かった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Eテレ「クラシックハイライト」では、
三浦文彰さんと辻井伸行さんによるフランクのソナタ(部分)が
良かった。
今まであまり好きな曲ではなかったが、
この2人の演奏で初めてステキだと思った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ジルベスター ワディム・レーピン、沙羅さん
バレリーナ
世界トップバレリーナのスヴェトラーナ・ザハーロワが来日。
ザハーロワと同じボリショイバレエのスター デニス・ロヂキン。

年の初めはさだまさし
国技館から(さださんのカントダウンコンサートから継続中継のかたち)

2018年1月 1日 (月)

元旦くらいお店は休業すべし

ひと昔前までは、百貨店や飲食店が元旦も営業している
ことに「良かった。便利だ。頑張っているな」の声が強かった
のだろうが、昨今は「違うだろう」。

元日に街を歩いてラーメン屋さんやデパートが営業して
いようものなら、私は「良かった。便利だ」とは思わない。
 「元旦ぐらい休めばいいのに。従業員を休ませてあげろよ」
と思う。

要するにその運営会社に対してマイナスの(悪い)イメージを
抱くのだ。

都内の多くの百貨店は元旦を休むようになったが、西武および
その系列である「そごう」や池袋のサンシャインシティアルパは
元旦も営業する。

それとイオン(モール等グループ;旧シャスコ)も元旦営業する。
なお、イオンは低賃金かつ雇用が不安定な非正規雇用従業員を
日本で一番多用していることで知られており、
『週刊東洋経済』の「非正規雇用が多い企業ランキング」では、
2015年の調査開始以来3年連続のトップ。
従業員に占める非正規雇用比率は66%にも達している。

これは日本で2番目に非正規雇用を多用している日本郵政
(2017年調査では非正規雇用17万3951人、従業員に占める
 非正規雇用比率41%)
と比較しても、非正規雇用は10万人近く多く、
従業員に占める非正規雇用比率も3割近く高い。
また、これは日本の非正規雇用の総数約2000万人の
1%以上を一企業が使い回していることになる。

百貨店や飲食店が元旦を休むことに関して、
ネットでも多くが賛同の意を伝えている。

 「従業員もお正月をゆっくり過ごして欲しいです」

 「休むべき所は休むべきなんだよ。時間があるから
  仕事入れようじゃないんだよ、殺す気か。
  24時間、365日営業とかやめちまえ」

 「ちゃんとした正月休みがあった方が、
  客としても買いだめするぞって盛り上がれる」


もっとも、かく言う私も、近所のコンビニがありがたいと
思っているし、利用するから、自己矛盾は感じているのだけれど。

謹賀新年

あけましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いします。
皆様にとりまして良い年となりますよ、お祈りいたします。

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