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2017年10月13日 (金)

世論(感情)~小池氏と前原氏の誤算。なぜ希望の党が伸びないか

選挙戦前半の各メディア世論調査によると、
自民党は議席を少し減らす程度で与党安定確保とのこと。

私は以前次のような主旨をフェイスブックに書いた。
「都知事選挙は、それまでの歴代テイタラク知事と
 自民のドン内田らがのさばる都議会(議員)への批判、
 およびそれを改革してくれるだろう初の女性都知事への
 期待、という要素からの小池氏圧勝であって、
 小池氏自身の魅力ではない。少なくとも彼女の人気は
 全国区ではない。
 それなのに、前原氏はこの点を完全に読み間違えて
 小池人気にすがり、民進党を分裂させた」

日本人がメンタリティとして嫌う要素がいみじくも
民進党と小池氏に出てしまった。
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 【民進党から希望の党へ移った議員の軽さ】

まず、民進党から希望の党に移った議員で、特に
安保法反対を声高に叫んでいたのもかかわらず、
人気にあやかるためなら、そんなことは忘れて移るという
軽薄で安易な転身。世論はこの点をよく見ている。
日本人は特にこうした「転向」を嫌う。

  【小池氏の誤算】

舛添要一氏は「小池氏は今回、国政に出馬しなければ
政治生命を失う」と10月1日の「サンデージャポン」
で述べたが、私の意見はマ逆で。こうだ。
「都知事職を投げ捨てて衆院選に出馬したら
 政治生命を失う」。
先述のとおり、都知事選圧勝は都政改革を期待してのもので、
まだ何もしていない段階で知事職を投げ捨てたら、
議員として以前に、「人間としてどうよ」となる。
人気どころか、一気に批判の対象となる。
この点も以前フェイスブックに書いた。
小池氏もそこまでバカじゃなかった。

しかし皮肉なことに、この知事としての判断の正しさが、
国政における党首としてのこの選挙戦では全て裏目に
出ている。
知事を辞してこの選挙に出ないだけでなく、
自民党に勝った場合の首班指名=総理候補対象者を
未だに決めていないこと。
これでは有権者が希望の党に投票などするはずがない。

加えて、「排除する」という上から目線に世論は
敏感に拒否反応を示した。
この20年、日本では、会社、学校、趣味団体さえも含む
様々な組織において「気に入らない人を排除する」状況が
強まったが、さすがに露骨に言葉に出されると
人は嫌悪感を抱く。
しかもそれを口にしたのが女性だったという点が、
まだまだ男社会のこの国においては、
人々の不快感を更に増幅した。

この彼女の「都知事職をまっとうする」と、
「考えの違う人は入党させない」という、
それだけをとれば至極 当然なことなのだが、
今回の衆院選においてはそれが
「小ざかしい計算と権力者の驕り」と映り、
「潔さがないだけでなく、情が薄い人、冷たい女性」
として国民に印象を与えてしまった。

結果論に言えば、「策士、策に溺れる」というところだ。
現状、希望の党が人気薄なのはごく自然なことだ。

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