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2017年8月13日 (日)

30代オペラ歌手の飛躍~音楽への真摯な思い~12日の日本経済新聞より

12日の日経新聞より
「30代オペラ歌手の飛躍~音楽への真摯な思い」

8月12日の日本経済新聞朝刊の文化欄(最終ページ
=裏表紙)に、「30代オペラ歌手の飛躍」、副題としては
「声種変更や下積み経て~試練 表現の糧に」として
同社文化部の岩崎貴行氏が、
カウンタテナーの藤木大地さん、ソプラノの小川里美さん、
同じく中村恵美さん、テナーの西村悟さんを取り上げている。

藤木さんについてはデビュー後声帯を痛めたことから
カウンターテナーを選択し、成功していること。

小川さんはメゾとして勉強していたが、イタリア留学時に
先生からソプラノ転向を勧められ、
「メゾのレパートリが好きだっただけに戸惑った」ながら、
「転向すればレパートリーが増える、と前向きに考え」
その後の成功に通じたこと。

中村さんについては、オランダや英国の歌劇場で下積み中、
英国ロイヤル・オペラでアンナ・ネトレプコの代役として
歌って評価されたことから今に至ること。

西村さんはイタリア留学時、「歌唱法を180度変え、
体全体を楽器のように響かせるようにした」結果、
国内外のコンクールで良い成績を収めたことから
活躍の場が広がったこと、などが紹介されていた。

その4人のこと以外についても、記事の中で、記者が
「制作資金がかかるオペラの上演回数は以前より減っている」
と書いていることや、今やオペラ界の大御所、
テナーの福井敬さんが、「僕らの頃より今は感興が厳しい。
20代で主要キャストを演じる機会は少ない」とコメントを
寄せているが、
ファンからすると、公演自体の数は昔に比べて増えている
ように感じるので、少なくとも公演数自体に関しては
やや意外に思った。

「厳しい」のはそれだけ昔に比べて優秀な歌手が増大
しているからだと私は想像する。それだけ競争が厳しい、と。

それでも福井さんの次の言葉はとても素敵だ。

「20代でオペラの主要キャストを演じる機会は少ないが、
 その分、30代は自分の声で何がしたいかを理解している。
 活躍する30代の日本人歌手で共通しているのは、
 国境や人種の垣根を感じず、音楽への
 真摯な思いを持っていること」

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