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2017年7月 3日 (月)

オペラ ガラコンサートⅡ~ヴェルディ・プッチーニの夕べ

7月3日夜は、
「オペラ ガラコンサートⅡ~ヴェルディ・プッチーニの夕べ」
を五反田文化センターで聴いた。

まず、五反田文化センターは初めて入った会場だが、
シックで品の良い造りの、なかなか良い小ホールなのだが、
場所が判りにくいのが難点。五反田から歩くより、
目黒線「不動前」駅から歩いたほうが近いが、
初めて行く場合、いずれの駅からでも地図を見ながら
でないと、まず行けない。
これだけステキなホールなのにもったいない。

(注)後で、五反田駅から「TOC行きの無料シャトルバス」があり、
それに乗ると便利、ということを知った。

さて、このガラコンサートは2回目ということで、
企画自体がまだあまり知られておらず、今述べた
会場のロケーションのこともあるからか、
客入りは座席の半数ほどではあったが、内容の立派な
ステキなコンサート(で安価=3,000円)だっただけに、
聴いた人はラッキーだったし、今後、回を重ねていけば、
もっと集客(動員)自体もにぎわうようになるだろう。

まず出演者と演目を記し、感想も少し記載したい。

出演者

ゲスト出演者2名
パオロ・ラルディツォーネ(Ten.)、青盛のぼる(Sop.)

ソプラノ;田中世怜奈、津金久子、中村洋美、中本椋子
メゾソプラノ;前山依加
ピアノ;篠宮久徳

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Ⅰ部~ヴェルディの作品より
1.歌劇「リゴレット」より「女こころ(女はきまぐれ)」
   By ラルディツォーネさん

2.歌劇「リゴレット」より「君は心の太陽」
   By ラルディツォーネさん&田中さん

3.歌劇「イル・トロヴァトーレ」より「穏やかな夜」
   By 中村さん&津金さん

4.歌劇「イル・トロヴァトーレ」より
   「まさか! 俺を欺いていないか?」
   By ラルディツォーネさん&前山さん

5.歌劇「椿姫」より「さようなら、過ぎ去った日々よ」
   By 津金さん

6.歌劇「椿姫」より「パリを離れて」
   By ラルディツォーネさん&中本さん

 (休憩)

Ⅱ部~プッチーニの作品より
1.歌劇「トスカ」より「マリオ、マリオ(ここにいるよ)」
   By ラルディツォーネさん&中村さん

2.歌劇「トスカ」より「歌に生き、愛に生き」
   By 青盛さん

3.歌劇「修道女アンジェリカ」より「母もなく」
   By 前山さん

4.歌劇「蝶々夫人」より「可愛がってくださいね」
   By ラルディツォーネさん&津金さん

5.歌劇「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」
   By 青盛さん

6.歌劇「つばめ」より「ドレッタの美しい夢」
   By 中本さん

7.歌劇「トゥーランドット」より
   「お聞きください、ご主人様」
   By 田中さん

8.歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」
   By ラルディツォーネさん
   (途中の女声合唱をソデから出演者が歌った)

最後は、出演者全員で、「椿姫」より「乾杯の歌」

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最初と最後にゲストの1人、パオロ・ラルディツォーネ
さんのソロで華やかに開催し、本プログラムを終えると
した点と、唯一の男声歌手でもあるパウロさんと、
それぞれの女声歌手とのデュオを組み込ませたという
2つの特色を出した構成。

私自身は、中本椋子さん、前山依加さん、
中村洋美さん以外の歌手は今回初めて聴かせていただいた。
・・・・・・・・・・・・

ラルディツォーネさんの軽めで色気のある声は、
どちらかと言うとヴェルディよりプッチーニに向いている
ような印象を受けた。

もう1人のゲスト、イタリア在住が30年に及ぶという
青盛さんによる「歌に生き、愛に生き」と、
「ある晴れた日に」は、体格を含めて「大御所」という
風格ある堂々たる歌唱で、見事だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・

田中世怜奈さんの声は春の暖かな季節感を感じさせて
ステキだった。

中村さん&津金さんのデュオはいずれもソプラノなのだが、
低音も充実していてメゾのような要素もあり、特にそれは
津金さんに顕著だった。その点からもソロで歌った
「さようなら、過ぎ去った日々よ」の余韻は印象的。
中村さんは高音も伸びやかによく出ていた。

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この日、唯一のメゾソプラノの前山さんは、以前、
銀座ビアプラで聴かせていただいて以来、
月日が経ってしまったが、2曲とはいえ、
前半のデュオも後半の「母もなく」も、哀しみを
湛(たた)えた情感溢れる歌声で、細身そのまま声も
豊麗とかではなく細めなのだが、陰影ある声には
独特の色気も感じさせてくれる、とても印象的な歌唱だった。
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既に何度も聴かせていただいている中本さんは、
「発声のクリアさ」という点で際立っていた。
ヴィブラートを極力控えた明るく伸びやかなトーンによる
歌声は、ステージや会場を一気に明るくする。
前半のデュオでは迫力もあり、後半のソロ曲の有名な
「ドレッタの美しい夢」は、ありがちな
「華やかに歌う」というのではなく、あくまでも
清らかで無垢な歌声で、スケール感よりも、
可憐でピュアな発声と心情を基に歌われたように感じた。
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最後になったが、ピアノで支えた篠宮久徳さんの演奏は
安定感があり、とても素晴らしかった。

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