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2017年4月 2日 (日)

高橋淳さんソロCD発売記念リサイタル

高橋淳さんソロCD発売記念リサイタル~2日に2人のテノールを聴いて

いまや「カルミナ・ブラーナ」のテナーと言えばこの人をすぐ想う
ほど個性的なテノール 高橋淳さんの、
初CDリリース記念リサイタルを14時、銀座の王子ホールで聴いた。

ピアノは12月に長谷川忍さんのリサイタルでも素晴らしい
演奏をされた御邊典一(おんべ のりかず)さん。

「カルミナ」の印象が強いから、さぞ独自のスタイルで
自由に歌う歌手かと想うと、違った。
また今回はトスティなどのイタリア語歌曲主体だったので、
いわゆる「愛をささやくようなムードを醸し出す甘い
 (甘美な)歌声」を披露されるかと想像したが、
それも違った。

どんなに華やかな歌でも、キチンとした骨格を保ち、
端正に歌われた。
激しい感情を芝居気に露骨に出すのではなく、あくまでも
1つの歌曲という作品を尊重した歌唱。
「カルミナ」のあの芝居気のスタイルとは別人のような、
真面目で誠実な、それでいてもちろん個性的な声。

「甘美さ」については、プログラム終了後のアンコール1曲目に
入る前のトーク時、いみじくもご本人が、
「甘さが足りないと言われて25年」と満員の聴衆を笑わせたように、
「いかにもテナー風という、ムーディーな色気を漂わすテノール
  ではない」、という点はよく理解できた。
それが弱点なのか肯定的な個性なのかは聴く人の好みにもよる
だろうが、誠実な歌声という点では誰もが納得する素敵な歌手だ。

指導されている合唱団等のメンバーと想われる妙齢の
ご婦人から盛んな拍手が送られ、男性からは
何度もブラヴォーがかかる、終始アットホームな雰囲気の
コンサートだった。

会場には声楽の恩師と、トロンボーンをやっていたという
中学時代の先生も招かれていて、
アンコール・トーク時に客席の2人を紹介し、苦しい状況の
中でも、心の支えであった恩人に対する敬意を表したのは
高橋さんの誠実な人柄を知る場面でもあった。

演目は次のとおりだが、前半も後半も偶数に置かれた曲が
特に素敵だったし、もちろん(奇数の)「暁は光から」や
「カタルカタリ」も素晴らしかった。

本プログラムを「カタリカタリ」の盛り上がりで終わっても
おかしくないところ、あえてしっとりとした「別れの歌」で
閉めた点なども、端正で誠実な歌唱ということを象徴していた
ように想える。
もちろん、アンコールは賑やかに終えたが。

曲としてはロッシーニの「踊り」がユニークな曲で面白かった。
その「踊り」での圧巻のヴィルトージティも含めてピアノの
御邊さんの素晴らしさは長谷川忍さんのときにも書いたが、
この日も、絢爛と言っても決して大袈裟でないほどの
豊麗な音量と抜群の技術と、歌を引き立て、支え、
寄り添うセンスの見事さに感服した。

追伸
フェイスブックにこの文をアップしたところ、高橋さんより
 「励みになります」と感謝のレスポをいただきました。


演目

1.ああ、あいする人の(ドナウディ)
2.限りなく優雅な絵姿(ドナウディ)
3.魅惑(トスティ)
4.さようなら(トスティ)
5.君なんかもう(トスティ)
6.最後の歌(トスティ)
7.暁は光から(トスティ)

 (休憩)

8.妖精の瞳(デンツァ)
9.忘れな草(デ・クルティス)
10.踊り(ロッシーニ)
11.かわいい口元(トスティ)
12.カタリカタリ(カルディッロ)
13.別れの曲(ショパン)

アンコール
1.オー・ソレ・ミオ
2.グラナダ
3.暁は光から

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