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2017年3月11日 (土)

菅野祥子さんの「春なのに」~何度でも紹介します

「3.11」が近づく中、菅野祥子作詞作曲「春なのに」を
何度でも紹介します。

多くの歌手の皆様に歌って欲しい曲です。
これまで下記、作者の菅野祥子さんと幸田浩子さんの他、
菊池美奈さんが歌われていますし(ライブ録音CD有り、
アマゾン添付のとおり)、
下記添付映像のとおり岡本知高さんも歌われてCDを
リリースされています。
どうぞよろしくお願いします。

「春なのに」と言っても、柏原芳恵が歌った曲ではありません。
メゾソプラノ菅野祥子さんは、現在ウィーン少年合唱団の
ヴォイス・トレーナーとしても活動している人。
「3.11」のときもウィーンにいて、故郷 陸前高田市を含む
東北各地の悲劇に愕然と、数日の沈黙の後に、
故郷の人々の心の痛みと故郷への想いを綴ったのが、
ご紹介する曲です。

私がこの曲を知ったのは、2013年4月にリリースされた
幸田浩子さんのCD「ふるさと~日本のうた」で、
菅野さんと東京芸大で同期だった幸田さんが、
菅野さんに先立ってリリースしたもの。

哀愁を帯びたピアノの繊細な序奏から3拍子で歌いだされ、
それが4(or2)拍子の、いわゆるサビの部分になると、
じわーんと思わず涙腺が熱くなりました。
作品誕生のいきさつ(事情)を知らずに聴いても、
この曲には尋常ならざる強い思いが込められ入ることに
誰もが気づくはず。

歌詞の2番フレーズの
 「犬のポチがワンと鳴く変わらない風景」 は、
菅野さんが住んでいたころの、いや、「3.11」直前までは
確実に存在していた日常の風景だったはず。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ソプラノの幸田浩子さんは原曲より二度上げてロ短調で
歌ったが、後に録リリースした菅野祥子さん自身による原調は
イ短調。
哀切満ちた旋律による3番までの歌唱が終えると、
「う~う~」というスキャット風のオブリガートに転じて
静かに終わる。それも~原曲の場合は~
完全終始音のイ(A)ではなく、
2度上のロ(H)音で(解決しない掛留音)。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

CDの「リリース」は先述のとおり親友の幸田さんが先んじたが、
菅野さん自身による在住地ウィーンでの録音自体は、
「3.11」から間もない(作品完成直後の)2011年4月に
なされている。
演奏者は菅野さんの他、ピアノの呉 睿然さんと
チェロの平野玲音(れいね)さん。

チェロの平野さんは音大でななく、東大で美学芸術学を専攻し、
2002年にウィーンに渡り、チェロをウィーン・フィルの奏者に
師事している奏者。
ピアノの呉 睿然(ウー ルェイラン)さんは、台湾人作曲家。
同地の大学で心理学を専攻後、ウィーンに渡り、
ウィーン国立音楽大学作曲科を卒業している。
彼による合奏編曲の素晴らしさは、
どう誉め讃えればわからないほど見事だ。
この編曲の素晴らしさが、この録音、演奏の格調の高さ、
純度の高い演奏として成功している点に大きく貢献している。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

余談ですが、このCDで私は平野さんを初めて知り、
今では一時帰国時でのコンサートを聴かせていただいている他、
ファンとの懇親会にも出席させていただいている。

演奏は流れるピアノにのって、まず、平野さんによるチェロが
歌い出すのだが、これが悲しみと憂いのこもった音色で
実に素晴らしい。こんなに素敵な、心打たれるチェロの音色、
チェロの演奏に接したのは久しぶりに思う。
 「しびれるチェロの音色」だ。

このトリオの素晴らしさは、個々の技術の素晴らしさに加え、
かかる特別な事情と状況下における心の絆、
心のアンサンブルがそのまま完成度の高さに直結している
と言えるだろう。

なお、録音に際しては、他にも現地の関係者の強い協力が
あったという。

熱く深い感動に満ちた曲と演奏。ぜひ聴いて欲しい曲。
知って欲しい曲だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「春なのに」 作詞作曲;菅野祥子  編曲;呉 睿然

  桜咲くこの季節がまた訪れるこの年
  僕は一人たたずみ波の音を聴く
  空青く果てしなく 山の青 海の青
  一つに交わって僕は凛とする
  春なのに 春なのに 何かがこぼれていくよ
  春なのに 春だから 僕はさよならを言うよ

  駄菓子屋の曲がり角 いつも匂いは一緒で
  犬のポチがワンと鳴く変わらない風景
  朝市の匂いも人のざわめきもまだ
  僕の中に生きている 変わらない風景
  春なのに 春なのに 何かがこぼれていくよ
  春なのに 春だから 僕は前だけを見るよ

  お前が奪っていった大切なものはみな
  夜になれば空が映し出すだろう
  手をつないで歩いたお寺のわきの細道
  一本松はきっと何も忘れない
  いつの日か 僕もまた 一つなれると信じて
  春なのに 春だから 僕は前を向いていくよ
  春なのに 春だから きらめく海も風の音も
  春なのに 春だから 僕は前を向いていくよ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

菅野祥子(ヴォーカル)、平野玲音(チェロ)、呉睿然(ピアノ)
https://www.youtube.com/watch?v=NcPCjIY7YLA

岡本知高さんが歌う「春なのに」
https://www.youtube.com/watch?v=Q_TFCTCAjkA

菊地美奈さんのCD
https://www.amazon.co.jp/%E8%8F%8A%E5%9C%B0%E7%BE%8E%E5%A5%88-%E3%81%B2%E3%81%A8%E3%82%8A%E3%81%84%E3%81%A3%E3%81%8D%E3%82%87%E3%81%8F%E3%81%9A%E3%81%A4%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%86%E3%81%9F/dp/B00ZYVW67K

全曲の合唱演奏~コール・エトセトラ
25周年記念/風のささやきコンサートの録音をアップロード
2014年6月1日 北上市 さくらホール
https://www.youtube.com/watch?v=mocpeEsX5TU

幸田浩子さんのCDから「春なのに」
http://recochoku.jp/song/S21784336/

幸田浩子さんのCD
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%B5%E3%82%8B%E3%81%95%E3%81%A8-~%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%81%86%E3%81%9F-%E5%B9%B8%E7%94%B0%E6%B5%A9%E5%AD%90/dp/B00BCXKG0I

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