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2017年2月11日 (土)

鷲尾麻衣さん&穴見めぐみさんinカフェマメヒコ

11日、ソプラノの鷲尾麻衣さんが、縁のある渋谷の
「カフェマメヒコ」宇田川店に招かれて
「日本の歌曲、日本語歌詞の歌曲」と題した
ミニコンサート&トークイベントに出演された。

ちょうど1月25日に鷲尾さんがかねてより切望された
CD「MAI WORLD」がリリースされたばかりだが、
カフェの運営者からしたら嬉しい偶然であり、
当初からその宣伝を意図した記念イベントということでは
なかったとのこと。
もちろん結果としては、そのCDのお披露目、宣伝の場
ともなった。
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2015年10月19日に同店で行われたイベントでも
自身が言う「エリートではない道のり」を興味深く拝聴したが、
この日は歌がメインではあったものの、オーナーであり
司会を務めた井川啓央さんによるユーモラスな口調による
軽妙にして含蓄ある進行で前回にも増して楽しいひととき
となった。
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前半は、タイトルの中の「日本語歌詞の歌曲」がメインで、
特に明治生まれで数多くの訳詞を残した、
私(以上)の世代では知らない人は少ないと想える堀内敬三さん
による、外国の曲を和訳した曲を歌う際の難しさについて
鷲尾さんが歌い語り、また後半では、
穴見めぐみさんにより金子みすゞの詩との出会いと
作曲に際しての思いや工夫等も直接語られたので、
曲数は少ないながらとても充実したイベント、
ミニコンサートだった。
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鷲尾さんの歌声は何年も前から度々聴いているが、
情感が直截的な表現となって届いて行く歌声は、
中低音域でのメゾに似た声質と、高音域での輝かしさとの
対比が魅力的だし、
特に2012年10月30日の東京文化会館(小)での
マチネーのリサイタル(モーニングコンサート)から
彼女は一層大きく飛躍したと私は勝手に思っているし、
それはブログでも書いたが、
あのときのピアニストも穴見さんだった。
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東京芸大作曲科卒の穴見さんのピアノは緻密で
冷静な分析と客観性が常にありながら、
冷たいどころか、何よりも抒情的で繊細でしっとりと
音を紡ぎだす柔らかなタッチとしなやかさに満ちた演奏を
される。
カフェ内の特に状態が良いとは想えない小型の電子ピアノでも、
実に柔らかでしなやかなタッチの抒情的な見事な演奏をする。
作曲と編曲で活躍するだけでなく、有数の名伴奏者、
名ピアニストだと思う。
今回で拝聴するのは3回目だと思うが、
あらためてそれを実感した。
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鷲尾さんは先述の2015年のトークでも明言し、
また今回のCDに寄せた文の冒頭にも書いているが、
自身決して平たんな道やエリートコースなどで
来たのではないと語る道のりの中で、
彼女を助ける良い出会いが都度あって「救われてきた」
とする言葉は決して謙遜でも悲運の強調?とかでもなく、
本心からのものなのだろう。

その重要な出会い、人間関係の中に、
穴見めぐみさんとの学生時代の出会いと、
ずっと続く友情関係がとりわけ大きな位置を占めるに違いない。

鷲尾さんと穴見さんが東京芸大同期として入学したのは
決して偶然ではなく必然だったのだ、と、
そう想わせるほど、2人の関係性は緊密で強い信頼関係に
あることを客席側にいても強く感じる。
今回のイベントは2人の演奏内容だけでなく、
幸福な関係性を聴衆にも実感させてくれた素敵な機会でもあった。
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なお、麻衣さんは数カ月後に第2子を出産されるが、
会場には3歳の可愛らしい長女も来場されていて
微笑ましかった。
鷲尾さんは第一子出産後ほどなく活動を開始したことに
驚かされたが、
今回も第2子出産予定日からさほど経たない時期に
出演予定を入れているようで驚く。

ご主人などご家族の理解と協力がないと、とてもムリ
なことだろうし、それが在り、鷲尾さん自身の積極果敢な
仕事に対する意欲は、かつて難しい場面を何度も経験
されてきたことに基づくプロフェッショナルとしての
責任感と執念に他ならないのだろう。素晴らしい。
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この日、歌われた曲は以下のとおりで、
このイベントは明日12日も19時から同店で開催された。

(前半)
カロミオベン
アヴェマリア(グノー)
庭の千草

(後半)
星とたんぽぽ

落葉松
浜辺の歌
アンコールして「糸」

CD「MAI WORLD」
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89-Mai-World-%E9%B7%B2%E5%B0%BE%E9%BA%BB%E8%A1%A3/dp/B01N5FCESR

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