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2016年8月17日 (水)

スマップの解散について批判的見地から考える~ジャニーズ事務所のマネジメントの失敗~5人はマネージャーよりファンこそ大事なはず

スマップの解散について批判的な見地から考える

 【公表の方法と時期における非常識さについて】

まず本題に入る前に、先般の発表の方法だが、突然、深夜、
所属するジャニーズ事務所がFAXをマスコミに送りつけての発表
ということ自体、スマップという存在の大きさに比例も値もしない
極めて非常識なやり方だったと思う。

時期についても、中居正広さんが五輪のTBSの
メインキャスターとして現地から中継する期間であり、
木村拓哉さんが家族とハワイで休養中、という時期。
あまりにも非常識だ。

スマップなら、「スマップという大スター」ならばこそ、
5人揃って直接解散を発表をするというかたちをとるのが
ファンに対する礼儀だろう。
仮にどんなに5人の感情がこじれていても、
それをしなかった事自体、ファンに対する非礼の極みだ。

おそらくジャニーズ事務所という芸能界とマスコミに大きな力を
有している(らしい)事務所による「当該事務所の内部の空気、
体質を象徴している公表の仕方」だったと思う。

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 【マネージャーの存在は確かに大事だろう】~ここからが本題

ビートルズのマネージャーだったブライアン・エプスタインが
若くして死ななければ、ビートルズがあのような後味の悪い
残念なかたちで解散するは無かっただろうと言われている。

確かに1例を挙げれば、エプスタインが生きていれば、
ビートルズファンにとって今でも天敵で憎悪の対象であり続ける
オノ・ ヨーコが~ジョン・レノンは愛しても~あそこまで
ビートルズの活動を邪魔するような介在をしてくることは、
エプスタインは決して許さなかっただろう。
ゆえに 「マネージャーの存在は大事」と指摘した
木村太郎さんは正しい。

今回のスマップの解散の決定は、結局、年初の騒動である
「育ての親」的なマネージャーE氏がジャニーズ事務所を、
同社社長らとの確執により追われる様にして去った後も、
木村さんを除く4人、とりわけ香取さん、草彅さん、稲垣さんの
3人がそのマネージャーを慕い、納得いかない状態が続いていた
ことからのようだ。

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 【マネージャーはそれほど本当に大切なのか?】

今、「マネージャーの存在は大事との指摘は正しい」としたばかリ
だが、それは常に永遠不滅的にそうか?と問われれば「No」だと
想像する。
2つの面から考えてみよう。

1として、まず肝心なのは、<当のアーティストたちに関して>だ。

「マネージャーは重要」だが、いかに重要でも、今や国内だけでなく
政治的には難しい状況にある中国を含むアジア圏で多くのファンを
獲得している大スターたるスマップが、
 「1マネージャー問題という、私的な問題を理由に
  解散が許されるのか?
  それはファンへの最大の裏切り行為ではないか?」、
と問うことはできる。

ビッグになるにつれ、責任も増大する。
そのことをスマップは本当に理解できているのだ ろうか? と、
こういう問題が起きると、そう思わざるを得ない。

 敢えて問うなら、
「そのマネージャーが仮に病気や事故で亡くなったら、
 あなたたちは後追い自殺でもするというのか?」、ということだ。

答えはきっと「No」だろう。
ならば、そんな「中途半端な後追い」により、ファンを見捨てしまう
ほどに、はたしてマネージャーは大事、と言えるのか?

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 【5人のユニットの一員としての個性】

個々の活動においてさえ、ファンは常に
 「5人のユニットとしての1人」 と見ている。
これは個人の有能性を軽んじているのではない。

個々の個性や才能に感じ入っていても、
「彼は「スマップ」という帰るホームがある、そういう
 大事なユニットとしての一員であり、
 それは極めて大事なことなのだ」として見ているのだ。

ビートルズ解散後、それぞれ4人は個々に活動したように、
スマップの5人も同様に個々に活躍はするかもしれない。
俳優や司会等でそれぞれは十分活躍できるが、
では「歌手では?」と問えば、誰についても「No」だろう。
残念ながらスマップの誰一人としてソロ歌手として
やっていけるほどの才は無い。
けれど、俳優や 多彩なタレントとしてはきっと十分に
やっていけるだろう。

しかし結局、ビートルズも、ジョン・レノンの「イマジン」を
ほとんど唯一の例外として、個々の歌手としては格別な
大ヒットもなく、少なくとも「大衆的な、
マスメディア的な観点からは」少なくともビートルズとして
成し得たほどの成功は勝ち得なかったように、
個々が「完全にスマップであったことを忘れるほどに」
活躍できるかどうかは判らない。

むろん、「いつまでも、いい歳してスマップではないだろう」
という皮肉も言われるだろうが、それでもよいではないか。

「ユニットとしてスタートした人気スターは、
 故郷であるユニットをファンは忘れない」。

個別の問題としても、例えば「スマップ×スマップ」の
ビストロの時間が無くなるのはとても惜しいし寂しい。

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【企業経営の観点から見たジャニーズ事務所の対応について】

次に2として、
<会社、すなわちジャニーズ事務所や業界について>の問題だ。

その1つは、
これまでも日本の芸能事務所が「大勘違い」してきた歴史と
現在も歴然と在るといわれる「芸能人よりも事務所が偉い」
という「勘違い」だ。

王様はアーティストであって事務所が王様なのではない。
そんな基本的なことさえ、この国の事務所は理解できずにいる。
自分たちこそ王様と思い込み、人気のあるアーティストさえ
「俺たちの力で簡単に干すことができるんだぜ」
などと、うぬぼれている。

ここで重要な点は「マネジメントの失敗」という点だ。
スマップを実質一手にまとめていたというマネージャーE氏と、
ジャニーズの上層部がどんなに不仲だろうと、
そのマネージャーを社内に留められなかった、
あるいは出そうとした事は、スマップとの関係を考えれば、
いかなる事情と理由があろうと、当該マネージャーを確保して
おくべきだった。

それができなかった、そうしなかったジャニーズ事務所は、
会社の長期戦略的人材確保、コストパフォーマンス等の
マネジメントの面において、経営面で明らかな誤算であり、
大失敗であり、大失策だった。

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 【最後にもう一度、肝心な当人たちについて】

ユニットとしてスタートして成功を収めた以上、
それはある種絶対的な重要性を持つ。
ビートルズがそうだったように、今後もファンは
「スマップ(だった)中居さん、木村さん、草彅さん、
 稲垣さん、香取さん」と見ていくことになる。

現在、スマップの個々のメンバーがどんなに人気があり
成功していようと、ファンは常に「スマップ」を意識していく。

先述のとおり、
「ユニットとしてスタートした人気スターは、
 故郷であるユニットをファンは忘れない」のだ。

それは、個々が
「スマップを脱しきれないとか卒業できない、とかではない」。

5人の個々を認めながらも、「スマップを忘れることはない」
ということだ。
解散と言われている期限までに、
5人がもう少し考えてくれるといいと思う。

  (以上です)

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