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2016年7月 9日 (土)

FAF管弦楽団 第51回定期演奏会

FAF管弦楽団の第51回定期演奏会をミューザ川崎で聴いた。
指揮はこのオケの定演には初登場の黒岩英臣さん。

曲は、ベートーヴェンの交響曲第5番(俗称)「運命」と、ブラームスの交響曲第1番という王道的プログラム。2曲とも純度の濃い、立派な演奏。特に弦の音量が控え目な分、金管を抑えて木管と弦との混ざり具合が柔らかく温かく美しかったのが印象的。これはベテラン指揮者のなせる技だろう。

黒岩さんの作りは2曲ともオーソドックス。テンポは落ち着いた伝統的な設定だし、ディティールも特別アザトサは無く品があるが、逆に言うとそれが物足りなくもない。もっとも、細かな設定は無いかというとそうでもなく、2曲とも部分においてはフレーズを収めるところや逆に新たに開始するところでは、たっぷりとした間合いやテヌートを用いるなど、工夫は随所に散見できた。

ベートーヴェンの第1楽章はテンポも表現も良い意味で中庸、模範的なもの。
立派な演奏だったが、最後の1分くらいは~398小節位からは~もっと「熱い高揚感」が欲しい。冒頭から同じテンションで終わったのは残念。

第2楽章はとても美しい演奏で、前述のとおり木管とのブレンドが美しいし、金管も控え目なのが好ましい。チェロが少ない(8人)分、ヴィオラが人数的に充実していて(12人)、この楽章をキチンとカヴァーしていた。
もっとも、160~161小節のファーストViolinとヴィオラによる3連符で両者が揃っていないのが目立ったが、こういうところが曲自体の難しい部分でもある。前述のフレーズを収めるところでの工夫として、この楽章の204小節の3拍でゆったりとさせて205小節からのPiù motoに入ったのはその1例。

第3楽章から第4楽章に入る橋渡しの部分では、シューマンの子供が言ったという「パパ、なんだか怖いよ」という感じはなく、普通に推移したのは残念。こういうところなど、アザトサが無い分、平凡さが目立つ。


ブラームスは、第1楽章はゆったりと落ち着いたテンポで私好みでとても良かったが、アレグロの終わり近く、練習番号Pのピッツィカートの呼応はもっと「重さ」が欲しい。

第2楽章は美しかったし、コンマスによるソロも立派だったけど、ちょっと真面目過ぎる演奏。音程は正確だったけど音に艶が無いことをアマオケのコンマスに指摘するのは酷かも。

第4楽章の有名な主題が弦で最初に出るところで、アウフタクトをたっぷりテヌートしてゆったり入ったのは前述した工夫の1例。もっともそれがもう一度出る185小節からはイン・テンポとしてむしろ推進力をもって演奏し、その違いを見せてくれて面白かった。

この曲もベートーヴェンもホルンはとても安定していて良かった。
アンコールでは弦によるバッハのエアが演奏された。


全体としては整然として良い演奏だったが、今回はプログラムの名簿に、賛助の印がされていなかったので、トラがどのくらい入っていたのか知らないが、ここ数年、弦で正団員が減少傾向にあるようだから、今回もトラの比重が多かったとしたら、それ自体が課題だろう。

また、これまで何度も書いているが、このオケで感心するのは聴衆の動員力だ。ミューザ川崎をアマオケが埋めるのは大変で、この日は天候がいまいちということもあり、いつもよりは少なかったかもしれないが、それでも7割は埋めていた。ミューザ川崎の席数は1997だから、7割と言えば、1400人近いわけで、多分それに近い数は今回も入場されていたと思う。
お疲れ様でした。

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