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2016年7月31日 (日)

都民交響楽団によるマーラー交響曲第3番

アマトップレベルの演奏だが、演出しない指揮者と女声合唱団の不明瞭な発声等不満不満も多々有り

31日は午後2時から東京文化会館で都民交響楽団の第122回定演でのマーラーの交響曲第3番を聴いた。

全体としては、第1楽章のトロンボーンソロを含めて、プロにも負けないほど立派なレベルで演奏したのはさすが都民響だが、もちろん、「プロではないな」という部分は幾つかあった。

曲想的には、第2楽章のようなシーンではどうしても「うまいけど、チャーミングさが物足りないね」という感想となる。
音程的だと、第1楽章の530小節からの=練習番号43の変ロ短調コードでチェロとコントラバスがリズムを刻むところでは、さしもの都民響でも「ムフフフ」という音程だったが、
特に残念だったのは、終楽章=第6楽章の、いよいよこれからエンディングに入っていこうとするその入り口とも言える252小節のアウフタクトから=練習番号26からのトランペット3本とトロンボーン1本による美しい(はずの)コラール=四重奏はガタガタの内容で、ここだけは「この演奏は都民響じゃないですね」というデキの悪さだった。
その後の練習番号28から、280小節の5連譜も含めて持ち直したけれど。

第3楽章のポスト・ホルンを演奏した奏者はとても上手かったけど、欲を言えば、フレージングが硬すぎた。
もっともそれは、テンポをゆるめて余裕をもって「任せて」吹かせようとしなかった、控え目に言っても、任せるよ、とする指示が「弱かった」指揮者に責任がある。

指揮者の末廣誠さんはいつもながら、キレイに流していくだけで、デフォルメや溜めによる演出が少な過ぎて物足りない。
終楽章のような美しく雄大な楽章など、せっかくこんなに優秀なオケを指揮しているのだから、もっと連綿と歌って欲しかった。

またその楽章に入るのに際して、第5楽章からアタッカで入るのは良いが、「ビン」の響きがまだ残っているのに急いで終楽章に入る必要はどう考えても無いはずで、まったく理解できない。
余韻が収まってから間合いを置かずに第6楽章に入ればよいのに。

第5楽章の児童合唱は33名のTOKYO FM少年合唱団で、既にこの曲をメータ、ゲルギエフ、ビシュコフ、ヤンソンスらの来日時の演奏でも起用されているというだけって、発音の明瞭さを含めて見事だったのに対して、女性合唱は総勢61名~3つの団体の合同演奏~にもかかわらず、発音が不明瞭で全くダメだった。お話にならないレベル。

マーラーの3番の第5楽章はなぜか児童合唱は良いが、女声合唱がダメ、というケースがとても多い。なぜだろう? 解らないがとにかくそういうライブにこれまで何度も遭遇している。
総じて国内の女声合唱指導において何らかの共通する原因があるとしか想えない。

アルトソロの菅有実子さんはさすがの美しく豊かな声で素敵だった。


なお、ステージ上の進行に関する出入り等の工夫は次のように行われた。

女声合唱団は最初から=オケといっしょに入場してステージに着席
アルトソロの菅さんと児童合唱団は、30分以上かかる長い第1楽章が終わってから入場
 なお、アルトの着席位置は指揮者から真向かいの弦と木管との間、
 左右で言うと、第2ヴァイオリンとチェロとの間に着席した。
 そして第4楽章の出番では、指揮者の斜め左前
  =第2ヴァイオリンの前に一度って歌い、
 第5楽章の児童との掛け合いでは、自分の出番が終わると
 第5楽章の終わりを待たず、再度弦と木管との間に戻り着席した。
 これは、第5楽章終了と同時にアタッカで第6楽章に入る都合上
 そうしたことが、第6楽章の冒頭でわかった。
 なお、このアタッカ自体は先述のとおり。

第6楽章に入るときは当然、児童合唱団は起立したままだが、
練習番号の7と8の間、ホルン4本と、ヴァイオリン、ヴィオラが
フォルテで掛け合うところで、(ステージから見て児童合唱団
の左先頭に待機していた)女性の指導者の合図で着席した。

プログラム
指揮者の末廣さんは、毎回、自身でプログラムの解説を書く。
この回もそうで、“快”説 と題して、
 「まず初めに、今日演奏する曲は全部で約1時間40分
  かかります。途中で休憩は挟みませんので、
  御用をお足しになりたい方は、
  読んでいる場合ではありません!
  すぐさまそちらを優先されるようお願いします」
と書き出しているのが面白い。

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