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2016年5月 8日 (日)

俊友会管弦楽団 第56回定期演奏会

俊友会管弦楽団の第56回定期演奏会を文京シビックホールで聴いた。

同ホールで音楽は何度も聴いているが、あらためて音響の良いホールであることを確認した。
それは、~たとえ堤俊作さんの生前時代より弦のエキストラが多くなっているにしても~俊友会管弦楽団がとても安定した良いオケゆえ、低弦を含む良い響きがステージに豊かに響き、それが客席に伝わっていたからに他ならない。

指揮 御法川雄矢


1.ラヴェル 夢幻劇の序曲「シェエラザード」

2.チャイコフスキー 組曲第4番 ト長調
   「モーツァルティアーナ」

 (休憩)

3.リムスキー=コルサコフ 交響組曲「シェエラザード」


今回は特に私にとっては、3月のアンサンブルでご助力=ご参加いただいだファゴットのYさん~およびホルン奏者であるご主人にはリハでご協力いただいた~そのお2人(2人ともオケ創設時からのメンバーでご主人は運営副委員長)が出演されるから、ということもあるが、以前から同オケは生前の堤さんの指揮を含む数回聴かせていただいていて、プログラムのユニークさも含めて関心のあるオケの1つだ。

指揮はN響のヴィオラ奏者 御法川雄矢(みのりかわ ゆうや)さん。私は みなとみらい21交響楽団で御法川さんの弦のトレーニングを受けているので、よく知っている。
最近、指揮活動に更に注力されているようだし、堤俊作さん亡き後、指揮を堤さんに師事した御法川さんが、いよいよ本格的に俊友会に関わって来ている感じで今後も楽しみだ。

曲は、ラヴェルの夢幻劇の序曲「シェエラザード」という珍しい曲に始まり、2曲目もチャイコフスキーの中ではあまり演奏されない組曲第4番「モーツァルティアーナ」、そしてリムスキー=コルサコフの「シェエラザード」という意欲的なものだった。

前半の2曲ともとても美しい演奏で素敵だったし、1曲目と3曲目にタイトルで同じ「「シェエラザード」を置いた点に加え、2曲目の組曲第4番「モーツァルティアーナ」の終曲にはヴァイオリンのソロがあり、コンマスによる素敵なソロという点においても休憩後の「シェエラザード」に引き継ぐという関連性を置いたのは、面白い工夫だった。

その「シェエラザード」では、リズムの難しい第2楽章は後半から良くなり、とてもゆっくりの私好みのテンポで演奏された第3楽章が素敵で、終楽章は迫力と技術的冴えのいずれも立派で、コンサートのエンディングに相応しい見事なデキだった。

アンコールでは、再度、「モーツァルティアーナ」から第3楽章「祈り」が演奏された。

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