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2016年4月13日 (水)

若者の違法行為~指導者の責任は大きい

「黒い霧事件」を知る大人と知らない世代~若者に戒を伝えるのが大人の使命

1969年から71年にかけてプロ野球界を騒然とさせた「黒い霧事件」を覚えている世代と、あれを知らない世代とでは、スポーツ選手が引き起こす不正行為 (事件)とその結末の深刻さへの認識において、決定的な差があると想像する。

あれは小学生だった私でもショッキングな事件で、特に私は、中日のエースで、 左足を円を描くように大きく回し上げてアンダースローで投げるユニークな投球フォームの小川健太郎投手に関心を持っていたのに、その小川投手も八百長に絡 んで永久追放となったことに大きな衝撃を覚えた。

あのころ「コンプライアンス違反」という言葉は無かったが、事態は深刻で、大人の中には「プロ野球が無く なるかもしれない」と思った人もいたようだ。

私は小学生だったからそこまでは思わない、というか解らなかったが、それでも子供心にもプロスポーツ選手が不 正をやったら大変な事態になることは肌で感じた。
言い換えれば、子供にも解るようなかたちで罪と責任を追及した業界の処分は正しかったのだと思う。

今回のバドミントン選手はアマチュアとはいえ、国際大会で賞金を稼ぎ、五輪の有力なメ ダリスト候補という点から、プロ選手に劣らない社会的な信頼性を必然的に有していた。
協会や指導する層には、私以上の世代、すなわち、あの「黒い霧事件」 を覚えている人は多々いたはずである。

そういう大人こそ、かかる不正行為を断固として止めさせる責任があった。
事の深刻さに認識が至らないのは必ずしも若 者の不徳だけの問題ではない。

むろん当人たちが一番悪いが、若者に真剣に注意して、道を正してあげるのが大人の~特にあの事件を知っているはずの大人の~ 役目、使命であったはずなのに、それを怠った責任は極めて重い。

当人達に劣らず重大な過失だ。選手が永久追放や長期離脱により、実質、選手生命を失ってか らでは遅すぎる。意味が無い。大人たちは肝に銘ずるべきだ。

事はスポーツ界に限らない。
会社を含め、あらゆる組織において、若者を真剣に諭そう正そうとする大人が少ないように想えてならない。

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なお、NTT東は田児選手を無期限の協会登録抹消だけでなく解雇、桃田選手を出勤停止30日の懲戒処分と発表した。
田児氏の解雇は厳しいと言えば厳しい。
無期限の協会登録抹消も実質的には試合からの「永久追放」だろう。

桃田選手はリオデジャネイロ五輪出場はなくなったが、協会は桃田氏の将来的な復帰については本人の反省の度合いを踏まえて判断するとし、会員登録は維持さ れ、同社の処分が明ければ練習ができる。
銭谷欽治専務理事は「まだ21歳で可能性のある選手。長年かけてはい上がってくることを期待している」と話し、更生状況次第で2020年東京五輪までに処分解除もあり得るとの見方を示した。

同社の男子バドミントン部については、複数の社員が賭博行為を行ったことを重く受け止め、半年間の対外活動自粛とし、管理監督者の部長、副部長、総監督らスタッフも「厳重注意処分」とし、部長、副部長、総監督、監督の役職を解任し、体制を刷新するという。

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