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2015年11月24日 (火)

山一證券 自主廃業から18年~「しんがり」広告 自主廃業は大蔵省の完全なミスリードだった

講談社が日経新聞の中の1ページを使って「しんがり」を宣伝
しているので思い出したが、今日11月24日は、
山一證券が自主廃業の決定、公表をしてから18年が経つ
という。

正確には22日(土)の朝刊で日経新聞がスクープ報道
したのが世間に事態を知らしめる最初ではあったが。

18という数字自体は中途半端だが、
当時同じ業界にいた者としては鮮やかで苦々しい記憶とともに
在る。

あの決定は当然ながら山一が自ら決めた選択ではない。
当時の大蔵省~現在の金融庁の指導、事実上の命令で
決定した事態だった。

預かり資産24兆円の証券会社。
負債3兆5千億円と言われる大型倒産。

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あの大蔵省の決定は今でも間違った判断、決定だった
と思っている。

確かに「2,648億円の簿外債務」というのは
社会の公器としての企業としては論外の、今でいう
コンプライアンス違反に他ならないが
 ~コンプライアンスという言葉が広がったのは
  2000年前後だったと思う~

けれど、あのような深刻な決定、
すわわち7,500人の社員、その家族を含めれば数万人の
人生を大きく変えることになる決定を「たかが役人」が
決めてよいことではなかった。
少なくともあの事態はそう言えたと思う。

たとえ大蔵省といえど、傲慢で横暴な権力乱用、
完全なミスリードだった。

最近は拝見しないが、当時はよくTVにも出ていた
経済評論家の紺野典子さんも、
 「こんな決定は間違い。
  (いわんや)金融ビックバなんかじゃない」
と憤慨、激怒していた。

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それにしても、いずれにしても、行平次雄ら数人の
役員トップの無能さが、7,500人の社員と
その家族の運命を大きく変えてしまったのだ。

無能な役員が会社にいることは愚かしいことだ。

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「しんがり」とは、当時は誰もが早く「次」を決めなければ
いけない中、事件の真相とともに業務の後閉め、
残務整理業務を自ら行っていった社員たちを指す。

本は、私は1年以上前に呼んだが、既に広告で
ご存知のかたも多いと思うが、
「しんがり」はWOWOWで江口洋介主演による
ドラマ化されるという。

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