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2015年10月19日 (月)

鷲尾麻衣さんトークイベント

渋谷のカフェマメヒコ店主(経営者)の井川啓央さんが、
同店のイベントの1つだった「音楽家の夜話」を改め、
新たにバリトン歌手の増原英也さんと組んで進行する
トークイベント「ゲーテ先生のおちょ2015」の
第1回ゲストとして招いたのがソプラノ歌手の鷲尾麻衣さん。

「おちょ」とは「おっちょこちょい」の意とのこと。

鷲尾さんのこれまでの半生を辿るトークをメインとして
進行したが、

①幼少期、男の子になりたかったゆえのFBでは書けない
  オテンバな逸話に始まり、
②運動は得意だったこと、

③女子中高時代カラオケは好きだったが友人たちのほうが
  上手かったこと、

④それでも音楽の道を選んでいった過程のこと、

⑤芸大にはメゾ(アルト)として入学したこと、

⑥芸大で初めて共学になったので男性のいる教室は
  最初は緊張していたこと、

⑦その芸大時代は落ちこぼれ的だったがケーキ屋さんでの
  アルバイトが心の支えになっていたこと、

⑧ドイツ語とイタリア語など語学は頑張ったこと
  (それが将来役立ったこと)、

⑨4年次からソプラノの曲を歌い始めたこと、

⑩周りも自分も驚いた新国立研修所オーディション合格、

⑪留学先に欧州ではなくニューヨークを選んだ理由等々、

ユニークである意味波乱万丈な、したがって
決してエリート街道まっしぐらとは違う、けれど、
要所要所で奇跡とも言える逆転(転換点)が幾つかあって
今日に至った事など、意外な話の連続、
意外性のオンパレードな本当に面白い
 (と面白がるのは失礼なのだが)
ユニークな道のりを聞けて本当に楽しいひとときだった。
とても90分では足りず、もっと聞きたかった。

こういっては何だが、エリート街道まっしぐらで音大に
入ったかたより、よほど面白い逸話満載の人生を歩んで
こられたことを知り、鷲尾さんに益々親しみを感じたしだい
だった。

そしてトークだけでなく、最後は、増原さんが招いた
音大4年の女性の伴奏で、「初恋」を、
増原さんと「ドン・ジョヴァンニ」からのデュオを歌われた。

まじかでの歌声はもちろん素晴らしく、
「初恋」での特に高音での大理石のような気品ある声、
増原さんとの「誘い、誘われ」の大人の男と女の
雰囲気抜群のデュオ、と、トークだけでも楽しいのに、
素敵な歌を2曲も拝聴できた。

石川啄木が「初恋」の詩を書いたときのここでは
書けない逸話や、(その流れでの)
「エロスと音楽」の話を受けての
「ドン・ジョヴンニ」のデュオ、という、偶然(の選曲)では
あるが、とても納得のいく素敵な展開となった。

今後もヴァイオリニスト等、様々なゲストを招き、
計10回を予定している「ゲーテ先生のおちょ2015」の
第1回は、このように盛況に終わったのだった。


それにしても、声と年齢の問題は不思議だ。
器楽とは違い、早期から開始すればよいというものではない、
という点が不思議だ。
実際、多くの歌手が高校生から目指しているし、
与那城敬さんなどは音大時代の専攻はピアノで、
大学院で声楽を専攻されたのだった。

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