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2015年10月11日 (日)

東京混声合唱団 第237回定期演奏会      さまざまな合唱の美

東混定演~間宮芳生さん初拝見
短歌への作曲の難しさ~平川加恵作品

9日、「さまざまな合唱美」と題した
東京混声合唱団の第237回定演を東京文化会館小ホールで聴いた。

指揮  田中信昭

ピアノ 中嶋 香

曲目

1.ジョスカン・デ・プレ
 (1)三つのシャンソン(男声のための)
 (2)アヴェ・マリア (混声)

2.間宮芳生 合唱のためのコンポジション第10番
   オンゴー・オーニ (1981年作)

 (休憩

3.平川加恵  青きスパーク~石原三郎の短歌による~
         (2014年作)

4.武満 徹 混声合唱のための 風の馬(1961、1966年作)


2曲目に置かれた間宮芳生さんの
合唱のためのコンポジション第10番
 「オンゴー・オーニ」(1981年作品)。
1曲目がジョスカン・デ・プレのバロックで開始した後だけに、
間宮ワールドを知らない人は驚いただろうが、私は驚かない。

もちろん、この10番も現代曲の得意な中嶋香さんの
見事なピアノ演奏もあって演奏は素晴らしく、
作品としても実にユニークで立派な作品だと思う。

合唱界で独特な世界を創ってきた間宮さんの面目躍如たる作品だ。

客席には今年86歳になる作曲者が来場されていて、
ステージに呼ばれて盛大な拍手を受けており、
その後の休憩時間にはロービーで聴衆の写真撮影にも
応じていらっしゃった。
間宮さんを初めて直に拝見できたのはとても嬉しいことだった。


休憩後の最初は、1986年生まれの平川加恵さん作曲の
 「青きスパーク」。
祖父の石原三郎氏の短歌に昨年作曲したもので、
全編和風でオーソドックスな曲想の作品。
「4.枯野」の2曲(2首)で迫力ある盛り上がりを見せた以外、
その他の17種は「静けさ」を基調としたもので、
いわゆる「ゲンダイ音楽」的な面は皆無。

敢えて「しっとり」とした抒情性で統一したのだろうけれど、
もう少し「ゲンダイ的な」独創的なアイデアを加えてもよかった
のではないか?と思う。

想うに、短歌自体が既に音調を持っている世界、作品なわけ
だから、これに音楽を付けるというのは、
普通の詩というか散文詩などに付ける以上に、
独特の困難さがあるように想える。
抒情的な作品ではあったが、私には物足りない作品だった。


演奏会の最後に置かれたのは、武満徹さんの「風の馬」。
この1961年と66年に作曲された作品は、
特に女声による「指の呪文」など今聴いても十分に前衛的で
ゲンダイ的であるし、それと対比される混声による
ヴォカリーズの古典的和声による美しいハーモニーも含めて、
全てが独創的で高度でユニークな作曲技法による作品であることを
あらためて実感した。
見事としか言い様のない作品だ。

なお、演奏会の冒頭に置かれたジョスカン・デ・プレの2曲では、
2曲目の混声による「アヴェ・マリア」が演奏も作品としても
素晴らしかったが、
1曲目の男声による「3つのシャンソン」は、
東混にしてはやや均一性が弱かったように思えた。
今年87歳になる田中信昭さんが最後まで元気ハツラツに
東混を統率して指揮した。

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