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2015年9月 4日 (金)

新聞の立ち位置~斎藤美奈子さん~東京新聞

新聞の立ち位置~by 斎藤美奈子さん~2日の東京新聞より

  以下、全文です。

安保法案に反対する8月30日の全国一斉デモを、
翌31日の東京新聞は紙面をたっぷり割いて伝えた。
同日の全国紙はどうだっただろう?

朝日新聞は、1面のほか2面と社会面で扱い、
毎日新聞も一面で報道、社会面には抗議行動の拡がりを
示す全国地図を掲載した。


苦笑したのは読売新聞だ。
社会面に載った小さな記事の見出しは
 「安保 『反対』 『賛成』 デモ」。

29日に新宿で行われた賛成デモ(主催者発表で500人)と、
国会前の反対デモ(主催者発表で120,000人)を同列に扱い、
さも意見が拮抗している風に装う。写真も2枚。

が、ここまではまだマシ。


笑いが引きつるのは産経新聞だ。

社会面の見出しは「周辺、雨中騒然」とし、
「国会正門前には参加者が詰めかけ、
 騒然とした雰囲気になった」。
「警察官が制止する中、参加者が柵を乗り越えて
 車道にあふれ、車道がふさがれる状態が夕方まで続いた」、

など、文面には「デモ=騒擾(そうじょう)」とみなす姿勢が
ありあり。
「SEALDs」については「洗練されたクリーンなイメージで
 存在感を示しているが、実態は不明な部分もある」


読売新聞が御用新聞風なら、悪意に満ちた産経の報道は、
もはや市民の敵レベル、特高警察風である。
市民運動に対する認識も50年古い。
ジャーナリズムの看板はもう降ろしたら?

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