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2015年9月 9日 (水)

シリア難民問題

シリア難民~日本では、
「集団的積極的平和支援」はできないのか?

シリア難民問題が欧州全体の大きな問題となっている。

私は、
「日本人で欧州を旅した経験のある人と無い人とでは
 決定的な肌感覚の違いが有る」
と思っている。
それは「歩いて国境を越えることができる、ということを
実感として知っている人と、そうでない人の違い」だ。

私は若いころは「何となく」だが、「非武装中立」がいいでしょ、
と思っていた。しかし、学生時代の終わり、
初めて欧州7カ国を旅したとき、バスで国境を普通に
 (むろんパスポートチェックはあるが)越えたことに
衝撃を覚えた。

むろん、知識では「地続き」なのは誰でも知っている。
しかし、本当に複数の国が地続きなことを実感できるのは、
現地に行かないと解らない。

日本では~復帰前の沖縄は別として~そうしたことを
実感する場は無い。
その体験をしたとき、ヒトラーがいとも簡単にワルシャワ、
パリ、ウィーンを支配し、レニングラードを攻撃できたかを
思いし知り、ナポレオンのロシア遠征や、
ローマ帝国、ハプスブルグ王朝らの覇権をあらためて考え、
「いやいや、やはり一定の武力は必要だ」
と思うようになった。

この「地続き」という運命ゆえ、
欧州と中近東=ユーラシア大陸には、
何か事が起きたとき、プラス、マイナス含めて
 「大きな関係」が生じる。

それが好ましい内容である場合がヒューマニズを
基盤とした「連帯」だ。

今起きているシリア難民問題では、
ハンガリーは対応できないとしたのはやむを得ないが、
ドイツを中心にオーストリア、フランス、イギリス、
欧州だけでなくニュージーランドやオーストラリアも
一定の支援を表明し出した。

ドイツなどは、国単位に留まらず、サッカーの
バイエルンミュンヘンチームも金銭およびドイツ語教育等
において難民支援を行うことを表明している。

わが日本も、「積極的平和主義」などという歯の浮くような
浮ついたキレイ事を言ってるヒマがあるなら、
日本として何らかの支援が必要なのではないか?

今、10数人の受け入れは決まっているようだが、
もっとできる事があればする、
それこそが真に「集団的積極平和的チームワーク」
と言えるのではないか。

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