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2015年8月25日 (火)

小林沙羅さんリサイタル~圧巻だった「舞」

日本声楽家協会主催による日暮里サニーホールでの
独演コンサートシリーズに小林沙羅さんが登場した。

ピアノは名手 森島英子さん

プログラムは次のとおり

第1部 シューマンの歌曲より
1.紳士の皆様
2.ズライカの歌
3.花嫁の歌Ⅰ
4.花嫁の歌Ⅱ
5.ジャスミンの茂み
6.私の庭
7.ミニョン
8.羊飼いの娘
9.森への郷愁
10.捨てられた娘
11.バラよ! バラよ!
12.ことづて

第2部
1.歌曲集「わがうた」~北山冬一郎作詞、團伊玖磨作曲
 Ⅰ.序のうた
 Ⅱ.孤独とは
 Ⅲ.ひぐらし
 Ⅳ.追悼歌
 Ⅴ.紫陽花

2.橋本国彦作曲作品より
(1)お菓子と娘
(2)田植え歌
(3)お六娘
(4)舞

アンコール
1.シューマン 献呈
2.えがおの花

前半のシューマンだけなら、「丁寧で情感ある歌唱で良かったね」
で終わっただろうけれど、後半のプログラムこそ
日本歌曲を得意とする沙羅さんならではの内容だった。

抒情性とスケール感ある團伊玖磨さんの歌曲集「わがうた」が
格調高く歌われた後、橋本国彦の作品からの4曲が
特に見事で、「良かったね」だけでは済まされない、
実に素晴らしいものだった。

沙羅さん所縁の林柳波作詞「田植え歌」と「お六娘」は
日本音階と豊かなリズムの躍動に乗った歌唱が見事。

そして圧巻は終わりにおかれた「舞」(深尾須磨子作詞)。
羽織と扇子を用いた面目躍如の舞と、「VOICE SPACE」で
鍛えられた「語り」を交えて10分を超える大曲を演じ
歌いきった。
こういうステージは正に沙羅さんの独壇場と言える。

それを支える森島英子さんのピアノの素晴らしさ!
この「舞」は一生忘れられないほど強く圧倒的な印象を受けた。
感銘深いステージだった。

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