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2015年6月11日 (木)

自民党の解釈改憲はムリ~虎の尾を踏んだ政権

11日

 支離滅裂答弁続く政府
 ~そして、廃案を求める憲法研究者の署名200人を超える

①安保法案廃止に賛同する学者が200人を超えた。

②ところで、辻元清美議員が
 「菅官房長官は、合憲とする学者もたくさんいる、
  とおっしゃったが、名前をたくさん挙げてください」
  と求めたところ、名を挙げたのはわずか3名。
  挙句の果てに「(合憲とする学者の)数ではないんですよ」、
  という開き直りに唖然。

③その「合憲とする学者3人」の見解を読んだが、
  失礼ながら3人とも憲法のことは言っておらず、
  単に国際間に認められているとする集団的自衛権のことを
  言っているにすぎない。
  それと憲法を結びつけていない。
  結び付けて批判している小林節さんの論を
  とても覆せる言及ではない、と私は読んだ。

④政府は、挙句の果てに1959年の砂川判決を根拠に
  持ちだすという愚行に出た。
  「狼狽ここに極まれり」というところだ。
  多くの人が指摘するように、砂川判決は米軍基地を
  具体的材料とした固有の自衛権についての判断であり
  (それも米国の圧力による)、
  少なくとも集団的自衛権など全く考慮範疇に無い
  司法判断だったにもかかわらず、
  集団的自衛権はダメだと言っていない、という
  「凄いムリ押し解釈」で説明しだしたのに唖然。
  窮鼠猫を噛みだしたか? というか、
  政権党はこの法案で「虎の尾を踏んだ」のだ。
  安倍内閣もいよいよ末期に入ってきたようだ。

⑤その前に極めつけがあった。
  中谷防衛大臣の
  「現在の憲法をいかにこの安保法案に適用させて
   いけばよいか~…」の、
  あのトンデモ発言。本末転倒。
  政権与党の本音が出た瞬間だった。


12日

 砂川訴訟弁護団が会見
「砂川訴訟の最高裁判決は、米軍駐留は憲法9条に
 違反するかといった点について示しただけで、
 集団的自衛権の在り方や行使に触れるところは
 全くない。
 高村氏がなぜ最高裁判決にこだわるのか分からない。
 法案の正当性に自信がないから、寄りすがるのか?
 一刻も早く提案している安保法案を撤回すべきだ」


 自民党4長老が安保法案を批判

山崎拓氏、藤井裕久氏、武村正義氏、亀井静香氏
が共同で会見

山崎拓さんは改憲派の防衛族。
小泉政権下では自衛隊海外派遣に関わった経験を
持つつが、その彼が、
「不戦国家から軍事力行使国家へとの大転換を意味し、
 国策を大きく誤る」と発言したことに注目。

藤井裕久さんの言及が一番明瞭だった。いわく、
「集団的自衛権とは、特定国と対等の軍事同盟を結ぶ
  ことであり、明治以来1902年の日英同盟、
  1940年の日独伊三国同盟の2例があり、戦後はない。
  軍事同盟は必ず「仮想敵国」を置く。
  日本では現状、中国なのだろうけれど、
  中国の肥大化が危惧されているが、
  これは対立的軍事同盟ではなく、
  国際連合による対応を第一義とすべきである」

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