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2015年6月21日 (日)

小林沙羅・福間洸太朗と仲間たち~兼松講堂  第27回くにたち兼松講堂 音楽の森コンサート

小林沙羅・福間洸太朗と仲間たち~一橋大学兼松講堂

ボランティアチーム如水コンサート企画による
第27回くにたち兼松講堂 音楽の森コンサートを聴いた。

今回は2020年のベートーヴェン生誕250年
プロジェクト・シリーズに向けた第4回目のコンサートとして
 「声楽とピアノと管弦楽の饗宴」と題され、
以下の出演者により曲目が演奏された。


第1部

ソプラノ…小林沙羅さん、
ピアノ…福間洸太朗さんによる歌曲の演奏

1.モーツァルト「すみれ」、「夕べの想い」

2.ベートーヴェン「うずらの鳴き声」、「悲しみの喜び」

3.エグモントの悲劇より「太鼓は響く」、「嬉しさと悲しさと」

アンコール 「君を愛す」


 第2部

1.ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第4番 ト長調
  ピアノ…福間洸太朗
  指揮…高井優希
  管弦楽…兼松講堂ベートーヴェン・プロジェクト管弦楽団
         (一橋大学管弦楽団学生&OB)
2.ベートーヴェン 合唱幻想曲 ハ長調
  ピアノと指揮、オケは1に同じ
  合唱……立川市民オペラ合唱団
  ソリスト…小林沙羅(SOP.)、
        佐々木美歌(SOP.)、加藤菜子(Mezzo S)
        黄木 透(TEN.)、丹羽大規(TEN.)、大塚優仁(BR.)

全体のナビゲーター(インタビュアー)
 …西原 稔(桐朋学園大学教授)


前半の歌曲は、沙羅さんが勢いに任せて朗々と歌う様が
良かったが、言い換えると、
もう少し細やかな曲の表情の移ろいが欲しいとも言える。
特にそれをモーツァルトで感じた。

大きな会場の満員の聴衆に向けての歌としては
正しいアプローチかもしれないが、例えば、
小さなサロンで歌うかのような工夫があっても
面白いかもしれない、と思った。

ベートーヴェンでは、その情感豊かな歌い込みが
利点となっていたし、
何も堂々とした感による歌だけではなく、
前半のアンコールとして歌われた有名な「君を愛す」では、
ゆったりとしたテンポでしみじみと歌い、とても印象的だった。

私は高校生の音楽の授業での、1人ひとり歌うという
課題に際して、この曲を選んで歌ったことがあるので、
懐かしく思い出した。


ところで、小林沙羅さんと福間洸太朗さんは、
都立武蔵高校の先輩後輩という関係。
福間さんが1年先輩。

沙羅さんによると、福間さんは当時から既に優秀なピアニスト
として評判だったという。

福間さんは卒業後はパリ高等音楽院とベルリン芸術大学等で
学んだ。在ベルリン。既にCDを複数リリースしている。

2人は2012年以降毎年、石巻でチャリティ・コンサートを開催
しているが、東京での共演は今回が初で、待望の共演。
11月にも三鷹市芸術文化センターで再共演が決まっている。


その福間さんは、前半後半連続の演奏で疲れただろう
けれど、終曲の「合唱幻想曲」でも充実した演奏をした。

「合唱幻想曲」では沙羅さんだけでなく、
ソロは皆さん良かったし、二階両サイドに分かれて
陣取った合唱もとても充実していた。

高井氏の指揮がなかなか良かった。
協奏曲での第2ヴァイオリンの波音型をくっきりハッキリ
弾かせたり、ベースの充実した響きを確保したり、
自分の明確な思いを伝えて表現できていた。
これはプロオケならともかく、
相手がアマオケの場合、口で言うほど易しくないこと
なのだ。
オケもそれに応えたしっかりとした演奏で
特に合唱幻想曲での演奏は立派だった。

あらためてユニークで充実したプログラムだったし、
ベートーヴェンの偉大さを再確認できた演奏会だった。


一橋大学は過去1~2回来たことがあったが、
兼松講堂の中は初めて入った。石造りの西洋風な内装。

音響は、ステージの中でよく響いても、
ホールの隅々というところまでは至らない感がした。

それにしても、国立駅から大学までずっと続く
木々の緑が素晴らしい。
大学内も緑が多く、建物も気品があり歴史を感じさせる。
さすが名門国立大学だ。
親戚の中では2歳年下の従弟が、
長野県松本深志高校からここに進学した。

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