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2015年5月 3日 (日)

バッハ 「マニフィカト」~ラ・フォル・ジュルネ    小林沙羅さん&松原混声合唱団& OEK

今年のGWは例年になく仕事がだいぶ入っていて、
4.29とこの5月3日が完全フリーだったので、
3日は「ラ・フォル・ジュルネ」から1公演を聴き、
映画を2本観た。

「ラ・フォル・ジュルネ」からは、
井上道義さん指揮、OEK=オーケストラ・アンサンブル金沢、
松原混声合唱団(指導=清水敬一)の演奏で
バッハを2曲。

1.カンタータBWV 147より第1曲「心と口と行いと生活で」、
  第10曲「主よ、人の望みの喜びよ」

2.マニフィカト ニ長調 BWV 243

いずれもまず松原混声合唱団の合唱が素晴らしかった。

男女の人数比もバランスが良く、声の総和としての響きも
実にバランスの良い、心地よいものだった。
言葉の発音やアクセントも、特別優れているわけではないかも
しれないが、十分明瞭で安定していて楽しめた。

 「マニフィカト」のソリストでは、
まず贔屓目無しで小林沙羅さんが声がよく出ていただけではなく、
先日のグリーグでは明るく温かく純粋無垢なトーンで歌っていた
のに対し、このバッハでは意外なほど「濃い声」というか、
ヴィブラートも多めの、色のある「大人な」声で歌っていて、
 「ああ、沙羅さんはこういう声も出るんだなあ」
とあらためて感心し、
グリーグとの対比という点でも面白かった。

グリーグで色を付け、バッハでは清楚に、というのなら
ある種 常識的かもしれないが
 ~ご本人は意図したわけではないかもしれないが~
その逆でのアプローチが興味深かった。

第2ソプラノパートを歌った熊田祥子さんは、
 第2曲でのソロは音域の低い曲だったこともあるためか、
 今一つ声に伸びが無くて残念。今後の成長に期待。

メゾ・ソプラノ相田麻純さんは良い意味でオーソドックなメゾの声。
 良かった。

テノールの高畠伸吾さんはもう少し声にハリと艶と声量が欲しい。
 今後の成長に期待。

バスの森 雅史さんは良い声。
私の好きなバリトンの声のタイプ。
ただ、威厳を持って歌おうとされた点はある程度成功していた
と思うが、その分、16分音符で動くところは
ややモタつき感があった。
速いパッセージのところはもっとスクッと自然に流して
歌われたほうが良いのに、と感じた。

最後になってすみませんが、
井上道義さん、ガン手術成功と復帰、おめでとうございます!

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