« 3.11に寄す | トップページ | 映画 「くちびるに歌を」の文を全面修正加筆しました »

2015年3月11日 (水)

二期会ゴールデンチャリティー・ガラ・コンサート 東日本大震災からの復興を祈念して

今日は多くの音楽家が各地でチャリティ・コンサートを
開催されたことだろう。
あるいは7日や8日だったり、これからである14日もある。
全部に行きたいが無論ムリだ。

私は3月で閉館になるという津田ホールでの
素晴らしい顔ぶれによるコンサートを聴いた。

「東日本大震災からの復興を祈念して」と題した
 二期会ゴールデンチャリティ・ガラ・コンサートだ。

出演者

ソプラノ…大倉由紀枝、佐々木典子、澤畑恵美、嘉目麻真木子

メゾソプラノ…加納悦子、清水華澄、山下牧子、

アルト…伊原直子

テノール…井ノ上了吏、小原啓楼、与儀 巧

バリトン…青山 貴、加耒 徹、黒田 博

バスバリトン…多田羅迪夫

ピアノ…河原忠之


 曲目

第一部

1.モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」より「この胸焦がす」
    スザンナ=澤畑さん アルマヴィーラ伯爵=黒田さん

2. 同 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より「窓辺においでよ」
    ドン・ジョヴァンニ=加耒さん

3. 同 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より「お手をどうぞ」
    ツェルリーナ=嘉目さん
    ドン・ジョヴァンニ=加耒さん

4. 同 歌劇「皇帝ティートの慈悲」より
      「私は行くが、君は平和で」 セスト=山下さん

5. 同 歌劇「魔笛」より「愛の心を知る人は」
    パミーナ=大倉さん
    パパゲーノ=多田羅さん

6.サン=サーンス 歌劇「サムソンとデリラ」より
     「あなたの声に心は開く」 デリラ=清水さん

7.ヘンデル 歌劇「オルランド」より「不吉な嵐が起こり」
    ゾロアストロ=青山さん

8.プッチーニ 歌劇「トゥーランドット」より
「誰も寝てはならぬ」
    カラフ~小原さん

 (休憩)

第二部
9.ロッシーニ 歌劇「セビリアの理髪師」より
「私は街のなんでも屋」
    フィガロ=黒田さん

10.ドニゼッティ 歌劇「愛の妙薬」より「ラララ…」
    アディーナ=嘉目さん
    ネモリーノ=与儀さん

11.オッフェンバック 歌劇「ホフマン物語」より
「ホフマンの舟歌」
    ジュリエッタ=佐々木典子
    ニクラウス=加納悦子

12.團 伊玖磨 歌劇「夕鶴」より「私の大切な与ひょう」
    つう=澤畑さん

13.R・シュトラウス 歌劇「ばらの騎士」より
     「君がどんなだったか知らない」
    オクタヴィアン=加納さん

14.ドヴォルザーク 歌劇「ルサルカ」より
     「月に寄せる歌」 ルサルカ=佐々木さん

15.ビゼー 「アニュス・デイ」 井ノ上さん

16.モーツァルト歌劇「フィガロの結婚」より
     「楽しい日は
    伯爵夫人=大倉さん

17.ワーグナー楽劇「ニュルンベルクのマイスタジンガー」より
  迷妄のモノローグ~思いこみ!錯覚!
  至る所で はかない幻想だ!
    ハンス・ザックス=多田羅さん

18.ビゼー 歌劇「カルメン」より
      「ハバネラ」~「セギディーリア」
    カルメン=伊原さん
    ホセ=井ノ上さん

19.全員で バッハ「主よ人の望みの喜びよ」

司会も兼ねた黒田博さんと佐々木典子さんはじめ
多くのかたが「復興は未だ道なかば。まだまだかかる」
と語った。

私はこのコンサートから帰宅して間もなく、フェイスブックに
 「後日感想はブログに書くだろうが、今日は書く気に
  なれない。あまりにも素晴らしかったからだ。
  大トリを飾った伊原直子さんが「カルメンを舞台で
  初めて歌って45年」の今日も素晴らしい「ハバネラ」を
  聴かせてくれた。
   佐々木典子さんが、
    「あまりにも感動して言葉を失いました。
     何か言うこと自体、今の演奏を汚してしまいそうです」
  とおっしゃったが、
  その言葉をこの日の出演者皆さんに捧げたい」、と書いた。

それはそのとおりだが、もちろん、より感心した、
感慨や認識を新たにした、という人はいるので、
その点もブログには記したい。


まず、前半第一部では山下牧子さんに強く魅了された。
これまでも何度か拝聴はしていたが、
この日の歌唱においてこそ、彼女の素晴らしさを知り、
堪能した。

魔笛のデュオでは、大ベテランの多田羅さんが素晴らしく、
青山さんのヘンデルも実に良かった。

後半の第二部では、黒田さんのフィガロが見事。

ドニゼッティのデュオでは、特に与儀さんが素晴らしく、
山下さん同様、与儀さんもこれまで何度か拝聴してきたが、
この日の歌唱で与儀さんの素晴らしさがよく解った。

澤畑さんのつう、
ベテランで今も若々しく色っぽい、いわき市出身の大倉さん
の伯爵夫人も素敵だった。

そして、前半だけでなく、後半も多田羅さんは
ハンス・ザックスを実に見事に歌い、心から感動した。

そして、先述したように、圧巻の伊原さんのカルメンで
本演目を閉めた。

休憩をはさみ2時間30分に及ぶコンサートの正規の
プログラム最後で歌われた歌手全員による
 「主よ 人の望みの 喜びよ」もとても素晴らしく、
そして本当に最後の曲として会場を交えての「花は咲く」では
その歌の後半~ご高齢の伊原直子さんと最近足をケガされ
歩くのが痛々しかった黒田さんはステージに残ったが~
他の皆さんがステージから降りられ、左右の通路を行き来して
ステージに戻られたので、

その際、直接面識のある青山貴さん、清水華澄さん、
嘉目真木子さんにわかるように、それぞれが
私の近くを通る時、手を振ったので気づいてくれた。


それにしても、津田ホールの閉館は残念だ。
多くの歌手がリサイタル等で個々歌ったことがある
とのことだし、加納悦子さんが「駅から近く、
歌い易く、下階にはレストランもある」と残念がっていたが、
音響の良さも素晴らしい。
歌手のリサイタルには最も適したホールの1つだと思う。
残念だ。

« 3.11に寄す | トップページ | 映画 「くちびるに歌を」の文を全面修正加筆しました »

ブログ HomePage

Amazon DVD

Amazon 本

最近のコメント

最近のトラックバック