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2015年3月 8日 (日)

中村初惠さん ソプラノリサイタル~歌-祈り   ~高みから舞うやさしい風のように~

東日本大震災2ヶ月後より継続的に被災地でのコンサートを続け、
また障害のある子供たちのための音楽療育を行うなど
独自の活動を行い、何よりマリンスキー劇場研修生
 (2003~2006)以降、日本人歌手としては稀な
ロシア歌曲を得意とする中村初惠さんのリサイタルを聴く。

初惠さんを知ったきっかけは、大学合唱団の1年後輩だった
Yさん~卒業後会っていなかった~と、FBで「再会」した後、
2013年、彼が主催したストラビンスキーの
 「春の祭典 初演100年記念」イベントでYさんとリアル再会
したのだが、その時、その会合に興味をもって自ら来場
されたのが中村初惠さんで、
Yさんも私もそのとき初惠さんと「はじめまして」だった。

また、この日は、やはりYさんのFBがきっかけで、
金沢市在住でロシアや東欧に詳しいTさんともかねてよりFBで
繋がっていたのだが、この演奏会会場で初めてお会いしたしだい。


「歌-祈り」と題されたプログラム

曲目

Ⅰ.~日本の歌、そして春~

(1)宮沢賢治(1896~1933)歌曲の世界
  ① 星めぐりのうた
  ② 牧歌 (「種山ヶ原の夜」より)

(2)金子みすゞ(1903~1930)歌曲の世界
  作曲=中田喜直(1923~2000)
  ① こだまでしょうか
  ② わたしとことりとすずと
  ③ 星とたんぽぽ

Ⅱ.~リムスキー=コルサコフより春の歌曲たち~

1.風ではない、高みから舞う風のように
    詩=トルストイ

2.香ばしく爽やかな おまえの華やかな花輪
   詩=フェート

3.妖精~海の精~ 詩=マイコフ

4.雲雀の歌は高らかに 詩=トルストイ


Ⅲ.~ラフマニノフより春の歌曲たち~

1.リラの花  詩=ベケートヴァ

2.小島  詩=シェリー(ロシア語訳=バリモント)

3.私の窓辺に  詩=ガリーナ

4.春の水  詩=テュトチェフ


 (休憩)

Ⅳ.~祈りの春、春の声~

1.カッチーニ アヴェ・マリア

2.ピアノ独奏=中村直樹
(1)ショパン ノクターン 変ホ長調 Op.9-2
(2)ショパン ノクターン ハ短調 Op.48-1

3.春の祈り、春の声 !!
(1)ラフマニノフ 歌劇「フランチェスカ・ダ・ミリ」より
     ああ、泣かないで、愛しのパオロ !!

(2)ドヴォルジャーク 歌劇「ルサルカ」より
     白銀の月よ~月に寄せるアリア

(3)リムスキー=コルサコフ 歌劇「雪娘」より
     お友達と野いちごを摘みに


アンコール
ミュージカル「マイ・フェアレディ」より 踊り明かそう


以前、虎ノ門だったか、オフィス街のイベント空間で
開催したユニークなコンサートでは、
会場の音響のせいか、ご本人の調子の関係が、
声の伸びや声量が弱く、東北の被災者支援状況は
大変立派で尊敬に値する内容だったにもかかわらず、
声の点でインパクトが弱かったのだが、
この日はとても素晴らしく、
プロフェッショナルな声を堪能させていただいた。

羽毛のような白く軽やかで瑞々しい声。
ラフマニノフだけでなく、リムスキー=コルサコフの歌曲
という珍しく美しい曲を紹介してくれた。

独自の地道な活動ゆえ、東京オペラシティの
リサイタルホールを満員に近いコアなファンができている。

ピアノは学習院OB女声合唱団の伴奏他、
ソロ活動だけでなく多くの合唱団の演奏会で活躍
している中村直樹さん。

私が2人を知ったのは全く別の機会からだったが、
実は2人が10年以上前からデュオをされていた、
ということは今回初めて知った。

なお、ロビーでは、マトリョーシカや、
ロシアのジャムやクッキーなども販売されていた。

これからも中村初惠さんの活躍に期待したい。

もちろん、中村直人さんも。
直人さんとは昨年9月の学習院OB合唱団の
演奏会終了後のレセプションでこの日のチラシを
直人さんから渡された際、
 「私は初惠さんを存知あげていますので、
  当日演奏会にうかがうと思います」

と伝えていたのだが、終演後、ロビーでご挨拶し、
「昨年の学習院の~」と言いかけたとき、
直人さんから
 「あ、ええ覚えています。ありがとうございます」
と言われ、9月のやりとりと私の顔を覚えてくれていた
のが判り、私も嬉しく思った。

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