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2015年2月21日 (土)

自作 ブラームスの主題によるチェロ五重奏曲の初練習に立ち合って

自作の「ブラームスの主題によるチェロ五重奏曲」の
初練習に立ち合わせていただいた。

演奏していただくチェロ奏者の皆さんに深く感謝します。
そして作品の稚拙さと、作品を書くことの責任の重さを
あらためて痛感しました。


ブラームの第3交響曲の第3楽章のあの有名なテーマを基に、
昨年8月に完成した~作曲というより編曲と言うべきだろうが
 「ブラームスの主題によるチェロ五重奏曲」を、
来る3月、学習院OB管弦楽団のチェロパートの皆さんが
演奏してくださることになり、21日の夜、
初練習に立ち合わせていただいた。
本当に光栄な有難い事で、
OBオケチェロの皆さんに深く感謝します。

プロの作曲家はむろんそうだろうが、
にわかのアマ作曲家?だって、
「作品は演奏されてナンボ」であって、作曲した人にとって
「作品が演奏されない事くらい不幸な事は無い」だろうから、
いくら感謝してもし足りない位だ。
 (あ、ナンボって、別に演奏著作権料をいただく
  なんてことはむろん無いです)

練習で感じたことは例えば、もう少しここはこうして欲しい
 (~もちろん相当細かく言及させていただいた)、
よってもっと弾きこんで欲しい、譜読みして欲しい、
ということはあるけれど、
その何十倍もの大きさで痛感したのは、
「できあがった作品の稚拙さ」、と何より
「作品を書くということの責任の重さ」だ。

もちろん、プロの、有名な作曲家だって、
「実際に演奏されてみないと、どう響くか100%は判らない」
ということは真実だろうし、確かにその点も、
アマのニワカ作曲家たる今回の私でも強く感じたのだが、
それよりなにより、こうして演奏してくださる人達への
責任の重さ、強さを痛感した。

当然、書いているときは真剣に書いている。
しかし、こうして実際11名の奏者が集まって合奏して
いただくのを聴き、その中で奏者の各人が
「ここはこう弾いたほうが」、とか
「ここはこのくらいのテンポで」、とか
「ここのクレッシェンドは少し控え目?それとも大きく?」
等々それぞれについて、
作曲した私に「(そのアイデアは)どうですか?」と
問いかけて来る真剣さに立ち合わせていただいて感じる事は
まず「作品の稚拙さ」だ。

ここはもっとこうすべきだったことの山々。
奏者たちも未だ弾きこなせてはいないもの、
それでも奏者はほとんど本能的に作品の中のマズさ、
不具合には直感的に気付くからだ。
そしてその直感は当然貴重な意見なのだ。

そして何より深く感じることは、
こうした真剣なやりとりをしてくださることへの感謝であり、
ゆえに「いい加減な作品を書く事は許されない」ということだ。
「作品を書くということの責任の重さ」だ。
それを何よりも強く感じた。


若いころは(あるは比較的最近までは)御多分に洩れず、
指揮(者)に強い興味があったが、
あまりにも指揮者になりたい人が多いことに辟易している
ことにも関係し、
音楽に関する今の私の最大の関心事は作曲なのだが、
もっと入念な勉強が必要な事をあらためて強く感じている。

とにかく、今回はこの程度の稚拙さでとりあえず
お許しいただき、今後もし機会があるとしたら、
もっと~感心させるまででなくとも~少なくとも納得して
もらえる程度の作品は書いてみたいと意を新たにした。

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