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2014年11月 9日 (日)

「カルミナ・ブラーナ」 ~母校の現役OB大連合の合唱団

大学現役学生の演奏会に、合唱団の1員として
賛助出演させていただいた。

出ようと思ったきっかけは9月のOB合唱の演奏会の
舞台裏を、多くの学生が手伝ってくれたこと。

終演後の打ち上げでチラシを配る彼ら彼女らを見て、
 「可愛いな」と思った。
と、書くと、変態かと誤解されそうだが、
そうではなく(Aさんが可愛いいとかそうではなく)、
自分に子供がいたらあの位(か、もっと上)なので、
応援したくなった、ということ。

とはいえ、「カルミナ・ブラーナ」はヴァイオリンでは2回経験
していて、ヴァイオリンは楽勝だけれど、合唱は100倍大変だ。

音とり自体は童謡みたいに簡単にできるが、問題は言葉。
特に第14曲は男声のみとオケの曲だが、まるで早口言葉。
過去3回歌ったことがある後輩OBも
 「第14曲だけはいまだに難しい」、と言う。

指揮をする三石精一さんは学生に「この第14曲だけは
暗譜=暗唱するように」とおっしゃったそうだが、
練習期間が 1カ月と少しの私としては
「第14曲だけは暗唱はムリ」なので、
このナンバーだけは隠れるようにして歌った。

さて、結果はどうだったか?

その前に出演者等を。その後に記す。


出演者

指揮   三石精一

管弦楽  学習院大学 輔仁会音楽部 管弦楽団

合唱   学習院大学 輔仁会音楽部 混声合唱団
       および同OBOGの合唱団員

ソプラノ 清水理恵

テノール 高橋 淳

バリトン 大沼 徹


1.ベルリオーズ 劇的物語「ファウストの劫罰」より
     「ラコッツィ行進曲」

2.ファリア バレエ音楽「三角帽子」より第二組曲

 (休憩)

3.オルフ 世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」


 感慨深い演奏会

自分が出た演奏会は、アマの場合、自画自賛になりやすい
ので、私はブログにはめったに書かないし、
フェイスブックに書くのも気が引けるくらいだが、
今回は出て本当に良かったと思う。

昨年のOBによる「カルミナ・ブラーナ」より、
今回の学生によるそれのほうが合唱もオケも
デキがずっと良かったと思う。

それは単に感情的なだけの感想ではなく、
はからずも数値的にも検証できる。


 合唱について~学生&OBOGのよる大連合合唱

合唱では、学生が54人に対して
OBOG等賛助が69人、と、
学生とOBOGによる大連合チームとしての合唱団で、
発音の正確さにおいては学生が、
声のふくよかさにおいてはOBが、
それぞれデキ具合に寄与し、
うまくブレンドされていたが、それだけでない。

男女比も女性が59人に対して男性が64人と上回り、
指揮者から「男声はもう少し抑えて」とあったくらいだった。

混声責任者のS君からは事前に
 「OB賛助者数は60人を超える」旨聞いていたが、
実際の練習は本番近くならないと当然なかなか一同には
会せないし、その状態で本番に大挙して乗ると、
「OBオケでやったときの歌い方にこだわったり、
 不完全さが助長されて、アンサンブルの点で
 かえって乱すことになるのではないか?」
という危惧も当然あったが、
前日からそういう懸念はほぼ払しょくされていて、
「なんだ、やればできるじゃん」と感心した。

臨時編成ではあるものの、昨今のアマチュア合唱団で、
男声が女声を上回るなんて稀ではないか?

正にパワフルな合唱が中にいても堪能できた。
こんな経験は今まで無かった。

終演後、楽屋付近で、3人のソリストが笑顔で
 「合唱、良かったよ」と迎えてくれたのは
決してお世辞とは思えなかった。

合唱に関しては今回事実上の「学生OB合同演奏会」
となったわけで、そういう意味でも感慨深いものがあった。


 オケについて

学生のオケは、純粋に技術的に正確で美しい。
大人っぽいニュアンスは無いにしても。
特にフルートのソロは素晴らしく、アマオケはむろん、
プロオケで吹いていても全く問題ないと言えるほど
美しく正確だった。

コンマスとサイドによるソリは、いわば「汚れの無い音」で、
プロアマを問わず「大人のオケ」ではああいう音は
出せないのでは?とさえ思う。


 ソリストについて

清水理恵さんは第23曲がゲネの数倍良かった。というか、
こんなに魅力的な第23曲は録音も含めて久しぶりに聴いた。

高橋淳さんには武蔵野合唱団での男声練習時に一度、
個人レッスンに近いかたちでメンデルスゾーンの「讃歌」を
見てもらったことがあるが、
そのときバスの下のパートを歌っていたら、
 「あなたの声はバリトンだと思うけど、なんで
  下(のパート)を歌ってるの?」
と訊かれた際、
 「下が好きなんです」と、
しょうもない返事をしてしまった。

また、昨年、武蔵野合唱団がピアノと打楽器により
武蔵野市民会館で「カルミナ・ブラーナ」をやったときは
客席で聴いていたが、高橋さんは(役柄で)
 <ステージ上で倒れたまま起きない>などの
パフォーマンスが凄く面白かったので、
今回も期待していたので、昼休憩時、
廊下でお会いできた際、
2月に武蔵野合唱団男声練習で発声をみていただいた
御礼を伝え、「ところで、今日は倒れ込むのですか?」
と訊くと、
 「会場(足下の空間)の関係でそれはしないが、
  別ヴァージョンでいきますよ」
と笑顔でおっしゃっていたとおり、
2番歌詞が終わったとき、「ワッ」と驚き顔で合唱のほうを
振り返ったので、思わず吹き出しそうになった。

声と表現ではその2番歌詞冒頭の「Girat」の部分が、
「千両役者!」、と声をかけたくなるほど面白く、
素晴らしかった。

大沼徹さんも各ナンバーを味わい深く聴かせてくれた。


 ホールについて

八王子のオリンパスホールの音響は、過去3回
来たときは客席ではそこまで感じかなったものの、
少なくともステージ上にいると、そこから客席に向けての
空間での音の響きが美しく、
前夜の新宿村でのゲネプロとは、例えば、
バリトンの大沼徹さんの声も、フルートの音も
別人かと思うほど響いていた。

オペラが十分できる奥行きの巨大な空間は見事だし、
楽屋は広く美しく機能的で、
セキュリティが厳し過ぎる位しっかりしている。

こんなホールは少なくとも東京には他に無い。
都心からやや遠いが、ここで演奏できたのも
結果的は演奏者にはラッキーだった。

なお、楽屋の通路には、いたるところに多数、
クラシックに限らず、ポップス、演歌等の歌手の
過去の公演ポスターが貼ってあり、サインもあり、
見ていて楽しい。


 まとめ

母校の過去のどの演奏の記憶にも増して、
傑出し印象的で感慨深い、
敢えて言えば記念碑的な演奏会だった。

終演後、ステージで退場の順番を待つ中、
1階中央部では先輩や後輩のOB数名が笑顔で
ずっとステージを見てくれていたのが判ったので、
「あ、結構 良い演奏だったのだな」
ということはすぐ感じた。

しかも、このコンサートには、都心から遠いにも
かかわらず、1,000人を超す聴衆が来場されたという。
学生らは いつもよりチケット値を下げて、
700円にして集客にも注力したのだ。

演奏会成功を期して合唱に多くのOBOGを迎い入れて
まとめただけでなく、八王子の地に多数集客した後輩たちに
心から敬意を表したい。

母校愛の薄い私だが、今後なるべく現役主体の
輔仁会音楽部演奏会には関心を持っていたいと思う。


終演後は、みなとみらい21交響楽団のマーラー5番の
練習に向かったので、
打ち上げに出れなかったことは残念だった。

混声合唱団の学生指揮のFさんと同責任者のS君には
こちらから握手を求め、
 「良かったよ。ありがとう。お疲れ様」
と声をかけて一足先に会場を後にした。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


参考

練習段階~9月上~中旬の状況

大学混声合唱 学生指揮者~あるいは
指揮者を目指す女性の増加~あるいは男女逆転の時代

出身大学の合唱団の練習に何回か行った。
同大学の音楽サークルである管弦楽団と合唱団の
いずれも、3年次には「担当学年」としてサークル運営を
担うのだが、演奏会で振っていただくプロ指揮者の下振り
として、学生指揮者も置く。

オケは1人だが、
合唱団は①男声合唱団、②大学女声合唱団、
③女子大(旧短大)女声合唱団、
④その3つの統合としての混声合唱団、と計4人が
各団から選ばれて就く。

私も3年次は④混声合唱団の学生指揮者を
させていただいた。

今年の混声合唱団の学指揮はFさんという女性なのだが、
とても優秀だ。とにかくよく指摘する。
よくシャベる。シャベり過ぎなくらいだ。

歴代の混声合唱団学生指揮者を全て知っているわけでは
ないが、私が知っている10人位の中では私を含めて1番優秀。
私が学指揮のときは、あんなに指摘できなかった。

今なら彼女の3倍はいろいろ言えるが。
そう、甘い点はむろん多々ある。

例えば練習中の「カルミナ・ブラーナ」だが、

①「第5曲「Ecce gratum」の冒頭のテナーのFの音程が
  いつも低いだろ。なぜ言わない?」とか、

②それ以前の問題として、「男声の声が地声過ぎるだろう」、
  とか、

③第3曲「Veris leta facies」のアルトとベースが毎回、
  冒頭から重たいでしょ。もっと小節の真ん中にスッと
  行くように歌うべきでしょ」とか、

④「第7曲のテナーのヒン、ヒン、ヒンという面白い所の
  2回目、4つのderのあとが何言ってるだか聞えませんよ。
   「geriten hinnnen」を一言として3回続くのだから、
  直前のistなんて軽く(流)して
  最初のgeriten hinnnenを強調すべきでしょ」、とか、

⑤同じ曲中、ソプラノが「Ah!」と、HとGの3度で伸ばすところ、
  苦しいのは解るけど、Hがいつも低いでしょ。
   何で言わないの?」

等々、いろいろ指摘する点はあるものの、よくやっていると思う。

それに対して、混声合唱団の責任者はS君という男性だが、
これが「草食男子」の典型中の典型のような男性
  ~というより子~で、中学生か、という感じ
なので、「もっとシャキっとせんかい」と言いたくなるけれど、
それでもだんだんシャベれるようになってきた。

同世代の友人で、子供に男の子と女の子を持つ人は、
 「女の子のほうがしっかりしている。
  男の子って何であんなに子供っぽいのか?」
という声はよく聞く。

プロの指揮者の中でも(卵を含めて)、ここ数年で、
女性がすごく増えてきた。
もちろん、それでも男性に比べたらまだまだ少ないけれど、
昔より、
 「本当に一生の仕事として指揮者になりたいんです」
という人が昔より圧倒的に多いように想う。

もちろん、アーティストに男女の事で言うほがオカシイ
と言えばオカシイが。
いずれにしても、いろいろな場面で、
女性の「本気進出」を感じる。

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