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2014年11月29日 (土)

西村 悟さん テノール・リサイタル~これぞテナー  圧巻に加え、全ての席に視線を配るという見事な気配り

28日、今、最も注目するテノール歌手、西村悟さんの
リサイタルを横浜みなとみらい小ホールにて聴いた。

 圧巻だった。

これほど満足度の高いリサイタルは誰でもできるわけではない
に違いない。

しかも全ての曲において、真っ直ぐ前を見て歌うのでなく、
体を左右に角度を変え、それぞれ20秒くらいそちらのほうを
見て歌う、というスタイルが素敵だった。

だから、どの席の人も
 「あ、自分のほうを見て歌ってくれている」
と全ての曲で1回は思うことができるのだ。

それも、形式的でなく、曲想やフレージングに合わせるように
向きを変えるので、自然なかたちでの聴衆への目配り、
気配りとなっていて、とても好感が持てた。

これも必ずしも誰もがとれるスタイルというわけではない
だろう。それを、若干33歳の青年がやってのけるのだ。

歌声だけでなく、もてなし精神においても、
この若さでもはや完全なプロだ。

こうした、歌声だけでなく、体全体そして視線を、
絶えず色々な角度=席に向けて歌うという
プロのサービス精神を見た気がしたのだ。

ピアノはお馴染みの森島英子さん

曲目

1.トスティ セレナータ

2.トスティ 君なんかもう

3.トスティ 理想の人

4.トスティ 暁は光りから

5.レオンカヴァッロ 朝の歌

6.ドニゼッティ 一粒の涙(祈り)

7.レスピーギ 最後の陶酔

8.ガスタルドン 禁じられた音楽

 (休憩)

9.グノー 悔悟

10.グノー 歌劇「ロミオとジュリエット」より
    「ああ、太陽よ、昇れ」

11.ヴェルディ 歌劇「マクベス」より
    「お前達を守る父の手は」

12.ヴェルディ 歌劇「リゴレット」より「女心の歌」

13.チャイコフスキー 歌劇「エフゲニー・オネーギン」より
    「何処へ行ってしまったのか」

14.プッチーニ 歌劇「トスカ」より
 (1)ピアノソロで終幕の前奏曲、間奏曲
 (2)星は光りぬ

15.プッチーニ 歌劇「トゥーランドット」より
    「誰も寝てはならぬ」

アンコール
1.初恋
2.カタリ


 個別の感想メモ

1の「セレナータ」。冒頭から良い声。
待望の本格的なテナー登場という感じ。

2の「君なんかもう」~しっとりとした良い曲。
3の「理想の人」~高音が素敵。
4の「暁は光りから」~冒頭から高い声で魅了する。

ここで、この日初のトーク。
同じ日にレオ・ヌッチのリサイタルがあることを言い、
 「そちらにお客さんが行って、自分のリサイタルに
  お客さんが来ないのでは?」と心配したという。
そして、「彼は今、70歳にして現役なんです。
 私も彼のような息の長い歌手でありたい」と
今後の思いを語ったのは印象的だったし、
ぜひそうあって欲しいと、聴衆の誰もが~どの演奏会同様、
70歳前後の男女が多い状況ではあるが~思ったに違いない。

5の「朝の歌」は、オペラアリアっぽい華やかな曲。
6の「一粒の涙(祈り)」~エスプレッシーボの歌唱。
7の「最後の陶酔」も良い曲。
8の「禁じられた音楽」は有名な曲で、
   女性歌手でも歌う人が多い。

後半の9「悔悟」は長大な曲。

10の「ああ、太陽よ、昇れ」はラストのロングトーンが印象的。

11の「お前達を守る父の手は」~劇的で素晴らしい曲。
  ヴェルディの「マクベス」は素晴らしい!

12の「女心の歌」はご存知有名な曲。
13の「何処へ行ってしまったのか」は暗き抒情的な曲。
14の「星は光りぬ」~圧巻だった。
15の「誰も寝てはならぬ」も。

アンコールではイタリア留学中の逸話も交え、
隣のおばさんは自分の歌声を聞こえてくるのを楽しみに
していて、歌っているイタリア語の曲を全て知っているが、
日本の歌曲「初恋」を歌っていたら、さすがに
  「それは何の曲か?」と訊かれ、
日本の歌曲と伝えると「良い曲だね」と感心したという。
その「初恋」と、「カタリ」を歌ってコンサートを終えた。
素晴らしいリサイタルだった。

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